くず鉄作りの海 - 暗殺教室感想ログ(2012/07)

2012/7/10


暗殺教室感想(2012年31号)


第1話 暗殺の時間


『ネウロ』の連載終了から三年、ついに待ち望んでいた松井先生の復活です。

金色に光るタコ型生物の先生、「起立、礼」でいきなり先生に銃口を向ける生徒達。
開始2ページ、初っ端からツッコミ所満載なスタートです、松井先生。

ジャンプでクリーチャーが主人公だった作品は珍しくはありませんが、ここまで露骨に非人間型で攻めてきた例は少ないです。というか、健全な少年誌である少年ジャンプで触手キャラとか。触手キャラとか。コミケで薄い本が熱くなって先生の触手がマッハ20で性徒達の(以下自粛)してしまうことは容易に想像できます。
しかも生徒側の主人公はショタキャラとか、これはもう先生の触手がマッハ20で渚の(以下自粛)

とりあえず、このタコ先生の当面のライバルはイカ娘ですかね。



先生「初めまして。私が月を爆(や)った犯人です。来年には地球も爆(や)る予定です。君達の担任になったのでどうぞよろしく」

椚ヶ丘中学校3−E。担任は月を7割方蒸発させたという人だか宇宙人だかよく分からない生態の先生。そして来年には地球も爆(や)る予定と宣言する先生を暗殺するのが生徒達のミッション。生徒達は来年の三月、つまり卒業までにこの先生を殺れなければ地球ごと爆(や)られてしまいます。
しかし、先生のスペックはマッハ20の速度で移動し、満月を三日月に変えるパワーの持ち主。とうてい普通の手段で殺れる相手ではありません。
とりあえず月の7割が蒸発した時点で引力の変化やらなんやらで世界的な規模で影響が起きていそうな気はします。この先生も満月みたいな顔をしてますが、同属殺し的な気持ちはなかったようですね。むしろわざざわネクタイに自分が破壊した形状の月をデザインしているくらいのいい度胸ぶりです
生徒達からしてみればいくら高報酬だからといっても、再生能力を持つメタルキングを相手に毒針だけ持たされたレベル1の魔法使いが挑むような無理ゲーです。



そんな先生と対を成すもう一人の主人公は3−Eの生徒の一人、渚くんです。中三なので年齢は15歳か。『グラップラー刃牙』で花山薫が初登場した時の年齢が15だったので彼とタメです。あずにゃんよりも年下です。
小柄でぱっちりした猫目にショートツインテール(?)な髪型で、女の子のような外見ですが、男子の制服に男性席に座っているので男の子のようです。こんなにかわいいのに……だが男だ。
髪型は女の子っぽいのですけど。だが男だ。
まあ、こんな可愛い子が女の子のはずがない。
しかし、松井先生の画力のレベルアップもあって、女の子キャラもだいぶかわいくなっていますね。今のところ主要キャラは茅野さんだけですが、他の女子生徒の登場にも期待です。



昼休みに「ちょっと来いよ」と渚を呼び出す悪ガキっぽい面構えの三人組。かわいい系キャラの渚にはあまり似つかわしくはない風貌の連中です。これはあれですか、シチュエーション的に、気が弱いうえにショタキャラの渚が男三人どもにアッーーされるという、ん?男?ショタ?かまわん、今目覚めた。
という冗談はさておき(あいにくソッチの嗜好はないので)、内容は先生が最も油断した隙を見て殺るための作戦会議でした。「作戦がある」って言ってるけど、基本的に渚に全部やらせてるよなこいつら。
関係ないですけど、渚って女装とか似合いそうだと思いませんか。

寺坂たちが計画したのは、渚にBB弾グレネードを持たせての自爆テロ。暗殺の手段としては常套ですがかなり最低の部類に入る殺り方です。

寺坂「人が死ぬ威力じゃねーよ。俺の百億で治療費くらい払ってやらァ」

改造おもちゃなら致命傷にはならないのかもしれないけど、「俺の」って、三等分ですらないって百億お前で独り占めする気かよ。危険な部分は全部渚任せにしているところはブチャラティやスピードワゴンがキれてもおかしくない。

自爆テロも、脱皮という奥の手で回避した先生。ただ状況的に、自分の身を守るためというよりは渚の身を守るためにやっていたようにも見えます。
そして本気で怒った先生の顔は怖い。ただの球体に点が付いただけの顔のクセして、ホラー物の顔です。例えるなら血管が浮き出た黒いプチトマト。もう口以外はどこが目で鼻で耳なのかすらも分からない。あ、鼻と耳は元からないか。
先生の怒りの理由はやはり渚を犠牲にするという自爆テロの精神。しかし暗殺のアイデア自体と渚の隙の突き方は良かったと評価します。



茅野「殺せない…先生…あ、名前、「殺せんせー」は?」

なんとも語呂がいいのか悪いのか微妙な名前ですが、先生の名前も決まったようです。なんか『キテレツ大百科』に出てきそうな呼び名ですけどね。あれも丸顔だし。



第一話まとめ

この段階からすでに結構重要な情報が出てきましたね。

・椚ヶ丘中学校3−Eは脱落組クラス
・殺せんせーは地球人(元は普通の人間?実験で姿を変えられた?)
・対殺せんせー用の殺傷武器がすでに存在する
・ただし殺せんせーには再生能力もある
・殺せんせーが3−Eの担任になったのはある女性(前担任?)のお願いによるもの
・殺せんせーの存在は、暗殺の件も含めて公にはされていない(できない理由がある)

いくつか推測をしてみると、殺せんせーは政府の生態兵器の開発の過程でこのような姿になった。傷一つ付けることすらできない対殺せんせーを致命傷にできる武器が存在するというのもそういうことなのでしょう。暗殺を依頼する生徒たちにすら詳しいことが話せないのも政府として都合の悪い事実があるのでしょう。
そして女性の「あなたの時間をくれるなら…」という言葉からして、殺せんせーの命には長くはないタイムリミットがあるということでしょう。おそらくは地球を爆破すると予告している来年の三月までか。
そうなると、月を爆(や)ったのも自分の意志ではなく、時間などの一定条件で殺せんせーの体には月を破壊する規模の爆破が自動的に発生するということかもしれません。

設定はかなりイカれているのですが、話の筋自体は意外とまとも、というかシリアス要素も多分にありそうです。


2012/7/22


暗殺教室感想(2012年32号)


第2話 野球の時間

今日の暗殺者は元野球部のピッチャー。ということで野球の時間です。
使用したのは野球ボールに対先生用BB弾を埋め込んだ物。ウェカピポの鉄球みたいなデザインです。あいにくレッキング・ボールのように張り付いた衛星が四散したり左半身失調の追加オプションはありませんが、それがあればワンチャンあったかもしれませんね。杉野はまずは回転の技術を身につけるといいでしょう。
殺せんせーが銃弾を圧倒的に上回るマッハ20の速度と動体視力を持つ以上、現状一番有効な手段は「気付かれずに攻撃」することです。ただ、先生の聴力も桁外れだったとしたら野球ボールでも音は聞こえていたかもしれませんね。
しかし、先生の体感時間てどうなってるんでしょう。


殺せんせー「昨日ハワイで買っておいたヤシの実です。食べますか?」

固い繊維が密集したヤシの実をアーモンド感覚でバリバリ食べています。少なくとも殺せんせーは噛筋力もジャック・ハンマー並みにはありそうです。
しかも雑食(かなり広い)。今週はボールペンも勢いで食っていましたけど、基本的に何でも食えるんでしょうかこの先生。Tボーンステーキも骨ごと食う派でしょう。


そして杉野についに出ました触手プレイです。ついにというか、連載二話目にしていきなりです。体勢こそロメロ・スペシャルですが、紛れもなく全身くまなくからみついてまさぐり放題です。しかしこれこそが正しい触手の使い方なんです。からんでいる対象が男だという一点だけが非常に非常に惜しいというか残念です。早く茅野か渚にもこれをやってください。できれば下から順に脱がしていく感じでお願いします先生。

さて、殺せんせーが杉野を触手責めしたのは別に性的な目的があったわけではなく、筋肉の特性を見るためでした。筋肉の配列を調べて杉野個人にあった才能を見いだしてあげるという今までになかった触手の活用方法です。
そして杉野は野球も暗殺も『両方』続けるというギャングの幹部のようなことを言い始めましたが、とにかく前向きにはなっています。


2012/7/25


暗殺教室感想(2012年33号)


第3話 サービスの時間

サービスの時間って延長いくらですか?

煽り文の、
>満面の笑み、コ殺を開いて…
>☆刺すYOU!!
このセンス、『ジョジョ』の時の「ザ・ニュー・神父」や「NO断念!」的なものを感じてなかなかジャンプの中ではいい線いっていると思います。もしかして同じ担当の方だったりするんでしょうか。
「☆刺すYOU!!」はKILL YOU!!、もしくはF**K YOU!!のノリなんでしょうけど、「☆挿すYOU!!」だったら言葉の意味的にはだいたい同じ事を言っていますね。殺せんせーの貞操がヤバイ。アッーー!

さて今回は特に大きな展開はなく、状況説明を含めた中継ぎ的な回です。
冒頭で結構ダイナミックに笑顔の生徒さんたちが殺しに飛びかかっていますが、女子生徒に関してはNOパンチラ!です。『To LOVE る』だったら軽くパンツが脱げるか謎の引力が発生して股間が男子の顔面に突っ込まれて正解!!しているシチュエーションです。
無論、松井先生のそういう直接的なエロスなどハナから期待しちゃいません。松井先生の得意分野は羞恥プレイとか調教とかそういう方面ですから。

そして「生徒達が心を開いてくれている!!」って、自分から殺すように仕向けておいて何を言ってるのこの人。
関係ないですけど、1ページ目で先生がシャリシャリ回していたかき氷器、ちょっと検索してみましたが、ペンギン型の物はあってもあれと同じデザインの物は見つかりませんでした。

そして渚は今日も熱心に先生観察です。彼の観察眼の鋭さに関してはすでに第1話で明らかになっています。
第1、2話目では分かりませんでしたが、殺せんせー、性格は意外と動じやすい方らしいです。しかもお調子者、ドジっ子、人間(?)の器が小さい。
なんか身体能力の方はさておき、結構殺れそうな気がしてきますね。これでメンタル面でも人間超越レベルだったら完全に無理ゲーでしたが、人並み(以上)に油断も隙もあるのなら素人アサシン集団の彼らにも希望はありそうです。しかも生徒側は基本的にノーリスクですしね。


殺せんせーが内面はわりと人間していたということが分かったのと同じく、今週はE組生徒の境遇についても明らかになりました。
進学校の中の落ちこぼれクラス、それが「エンド」のE組。学食も無い、便所も汚い隔離校舎で、周りからクズ扱いという差別環境。
隔離校舎というか、旧校舎をそのまま隔離校舎として再利用しているのでしょう。怪談物だったら確実に何か出る環境です。
椚ヶ丘中学校自体は進学校であることを考えると、このE組にいる生徒達もそんなに頭の悪い落ちこぼれというわけではないのでしょうけど、学校のための捨て石とされているのが彼らというわけです。
学食については、そういえば第一話で昼休みに渚がパンとパックを取り出していましたけど、このクラスでは昼食を食べる施設もなかったわけですね。仮に本校舎の学食が利用できたとしても、昼食のためだけに片道1kmの道のりをわざわざ行く気にはならないでしょう。それにもしも元クラスメイトと顔を合わせたりしたら、ってのもあるでしょうし。


E組の副担任に体育教師として烏間が就任。もちろん主担任を殺すためのサポートが目的です。相変わらずかっこいい眉毛しています。
しかし理事長、このミッションには地球の命運がかかっているのに随分とあっさりしていますね。「学業と安全」とか言ってる場合じゃないんですけど。
でもこの落ち着きぶりと顔を見せないもったいぶりがまた、いろいろと怪しさを感じさせますね。殺せんせーが椚ヶ丘中のE組を担任する動機にも何かしら関わってきそうな気がします。

そして最後はちょっとヤバげな新キャラの登場です。
停学明けのE組生徒。地球の危機や先生を殺すという依頼にも動揺するどころか楽しみにする様子。『バトルロワイヤル』でいえば桐山ポジションですね。中学生にしてこの度胸。短機関銃と日本刀で殺戮行為くらいはやっていてもおかしくないです。

ところで対先生用素材て結構柔らかいんですね。その気になればナイフやBB弾以外にも何か作れそうですね。


2012/7/29


暗殺教室感想(2012年34号)


第4話 基礎の時間

体操着姿の殺せんせー、下……  は  い  て  な  い。


って、普段もそうじゃねーか。



・扉絵

>頭 すごく良い。ほとんどの教科を一人で授業できる。あと甘党。
そういえば、中学なら本来は教科ごとに担任が付くはずですよね。全教科(指導にならない体育はのぞく)担当できるのは殺せんせーの元の頭がいいのか、知能も大幅に強化されているのか。
前話のドジッ子属性を見る限りでは元々の頭の良さなのかなと思いますが。


>肉球 なんかもちもちしてる。床のつまようじとかもペタッと拾える。
ドラえもんか!
とりあえず、触手は何本もあれど、「手」に当たる部分は人間と同じく二本だけのようですね。


>ぬめり 頑張ると体表からぬめぬめしたのが出る。音速飛行時にも空気抵抗をぬめらせてわりと静かに飛べるらしい。
触手といえば”汁気”がなければエロくはならないと言われるように、乾燥していては役には立たない物ですが、とはいえ、あまり殺せんせーには抱きつきたくはありませんね。抱きつかれた場合もハカンみたいにスポーンと吹っ飛ばされそうです。
全身ローション、否、全身オイル、ヤール・ギュレシュ状態ですか。殺せんせーに組技で勝負する人はいないでしょうけど、近接格闘戦においてもスペック高そうです。殺せんせーならK-1の試合に出てもわざわざ試合前にスキンクリームをべたべた塗るまでもなく自力でヌルヌルボディを作れますね。天然のオイリー肌。


>触手 袖とか裾の中にあと何本入っているのか本人も知らないっぽい。
える しっているか。タコの触手の内の一本は生殖器になっていることを。



・本文

E組の体育担任となったことで生徒に暗殺の基礎訓練を施す烏間先生。教師がちょっとうかつなことを言っただけで大騒ぎになる今の世の中、E組のような特殊状況下でなければ初日からクレームが殺到する授業内容です。
「指定の教科担任を追加できる」ということは、今後も殺せんせー暗殺のサポートのために誰かしら担任が増えるということもありえるのかな。
烏間先生は格闘面でのサポートですが、対先生用素材の使い方などで科学や技工で担任が付くこともありえそうです。



そして帰ってきた問題児にして殺しの面では優等生の赤羽業(カルマ)君。素では読めないちょっとDQNネーム入ってます。
対先生用素材を分解して奇襲の手段に使う応用性、喧嘩慣れした格闘力、そしてここまでの言動だけでも分かる凶暴性。一般社会でなら落ちこぼれですが、この暗殺の場においては最も優秀といえる生徒です。少なくとも対先生用ナイフを分解して試すという手段は他のE組の生徒は誰も思いつかなかった手段でしょう。中学生にして『バキ』のドイルみたいなことをやってきます。肘やかかとにも対先生用ナイフを細かく切った物を仕込んでいるかもしれない。ちょっと優しさ見せて手作り薬膳料理とか振る舞えば意外ところっと落ちるタイプかもしれない。ただし事前に瀕死にまで追い込んだ後、背負ったまま水上を15メートル疾走することが条件です。殺せんせーのスペックなら全て余裕でしょう。
カルマの挑発にも先生けっこうマジ切れ気味です。いつものように奇襲の鮮やかさを褒める余裕もありません。
ダメージを与えたとはいえ、先生の腕のみ。それもすぐに再生できる部分ではありましたが、カルマにとっては文字通りまだ小手調べ。こんなものじゃないもっとえげつない手段も考えてきそうです。



余談

潮田渚、茅野、杉田、赤羽(赤埴)、等、E組生徒の名前は赤穂浪士が元ネタなわけですが、その赤穂浪士に命を狙われている立場ということを考えると、殺せんせーの本名って「吉良」でしょうか?
※あくまで殺せんせーが元は普通の人間だったという前提での話です。