ジャンプ2004年47号 先週ジャンプ感想を書くのをすっかり忘れていたので、一週遅れの感想になります。 表紙(HUNTER×HUNTER) どんなに手を抜いた仕事をしたって、どれだけ休んだって、人気さえあれば、実力さえあれば、表紙だった飾れてしまう。そんな大人の世界の現実をジャンプを楽しみにしている少年たちは見たことでしょう。 『デスノート』 絶体絶命のピンチだった松田でしたが、奇跡の生還。 それにしても「おもてなし」を受けているときのヨツバの8人の様子を見るとそれぞれの性格が出ていておもしろいです。 一番キラっぽい牛若顔こと奈南川は一人どうでもよさそうに部屋の隅に立っています。 ちょっとヤク○っぽい風貌のトカゲ男ことサラマンダー火口はお姉ちゃんをはべらすのなんて慣れているといった風情で楽しんでいます。 トカゲにアホ呼ばわりされた茶髪オヤジの鷹橋はまんま盛り上がっています。 ボディガードか殺し屋にしか見えない海坊主スキンヘッド尾々井は一見渋い顔をして「男は黙って飲めばいい」とばかりに黙々と飲んでいるかと思えば、よく見るとしっかりお姉ちゃんの肩に手をかけています。 ココリコ田中紙村は、ここで自分が笑いを取って場を盛り上げなければと必死のようです。 後のメガネと金髪とヨン様は盛り上がりに取り残されていて、他の連中が行くから来ているだけとといった感じです。 『STEEL BALL RUN』 オエコモバ撃退!ジャイロの「もいっぱあああああつッ!!」のかけ声が最高でした。 ところでジャイロはブンブンーン戦で鉄球を一個削りカスにされてしまっていましたが、1ページ目でしっかり補充してますね。ちゃんとスペアのボールも持ってたんですね。それか中継地点の鍛冶屋で調達したんでしょうか。 ブンブンーンに続いてオエコモバもスタンド像を1コマだけ見せていましたが、第三部の初期の頃のスタンドを思い起こさせるデザインです。3部後半〜6部までは機械的、非生物的なデザインのスタンドが多かったので、妙に懐かしい感じがします。1890年代という時代背景も考慮してあえてあまり近代的なデザインのスタンド像にはしていないのかもしれません。 しかしスタンド像は出てきたものの、実際のところ、あまりスタンド像はあってもなくてもどうでもいい扱いになってますね。まあ今までのようにスタンド同士で「オラオラ」やりあう戦闘は『STEEL BALL RUN』には似合わないと思います。今回のように技や策力を駆使した戦いの方が好きです。 ところでジャイロとジョニィ、オエコモバを倒したのはいいんですが、誰か肝心な人を忘れてませんか? マウンテン・ティム リタイア? ジャイロは、わざわざ「これで依然レースでの1位2位は!!オレたちだッ!」と言いはなっているところを見ると、意図的に邪魔者のことを忘れ去ろうとしているようです。 『武装錬金』 今週はもうパピヨンにすべてのおいしいところを持って行かれました。なんだか桜花はこれからもパピヨンにいいように振り回される役割になりそうです。この調子でいけば、パピヨンに強引におそろいの蝶スーツを着せられるような展開が来る日も近いかもしれません。
ジャンプ2004年46号 今週ついにスティール・ボール・ランが再開!! でも特別前・後編なんてあるってことは、二週やってまた休載するってことじゃあ……内容は別に特別編でもなんでもなかったし。 『スティール・ボール・ラン』 前・後編というのを信じれば来週でオエコモバは倒されるはずですが、戦闘が長引きそうな展開ですね。 イケメンは予想通り体をロープでバラバラにして生存していました。しかしたった一発敵の能力をくらっただけでずいぶんとオエコモバの能力に詳しくなってます。この辺はスタンド能力の先輩ならではの知恵ってやつでしょうか。 そしてジャイロはいきなり鉄球の『最終奥義』を披露してしまいました。こんな序盤から最終奥義が出てしまったことにちょっと不安を感じずにもいられません。 この先、 1. ジャイロ・ツェペリ死亡→回転の技とスタンド能力を身につけたジョニィがジャイロの意志をついでレースを優勝 2. 鉄球の能力に変わってジャイロもスタンド能力を身につける と、よく考えたら1はありえないですね。国王の恩赦を得るにはその国の人間が優勝しないと意味がないのですから。そうなると2ですが、ブンブーン戦ですでにスタンド像が見えていたり、伏線はあったので、かなり可能性は高いです。私個人的にはジャイロにはスタンド能力は身につけず鉄球の技だけで進んでほしいのですが… 『テニスの王子様』 今週の氷帝コールと跡部の指パッチンが一番ウケました。 後は跡部部長が越前からパクった新サーブにどんな名前を付けてくれるのかが楽しみですね。「絶望のレクイエム」とか「終末へのシンフォニー」だとか、私が今思いついたのには及ばないイカれた名前を付けてくれるのでしょう。ですが、新サーブの練習のしすぎで彼の指が六本になったりしないかが心配です。 ところでサーブがバウンドせずに地面を滑っていってしまったら誰も勝てなくなってしまうんじゃないのかと思ったり。しかしこの漫画ならばラケットの風圧でボールを舞いあげるだとか、クレイコートの地面をえぐりながらボールを打ち返す(当然ハード・コートでは実行不可)くらいのことはしてくれるでしょう。 『武装錬金』 相手が戦士長(+6対1)なだけに、いいところなしで絶望的にやられるかと思いきや、剛太かなりの善戦。 そして剛太は回り回ってカズキ・斗貴子さんの側に付くようですね。この後二人の仲間になると言って(カズキと二人きりと思っていた)斗貴子さんにこんなリアクションを取られないか心配です。
ジャンプ2004年45号 『デスノート』 空気のような扱いを受け、もはやこれよりひどいの扱いはないだろうと思いきや、大場つぐみは容赦なかった。空気扱いよりひどい役立たずの足手まといに… さてここで問題だ。絶体絶命の危機の松田はこのピンチをどう切り抜ける? 3択−ひとつだけ選びなさい 答え@ 青山の似合う松田は突如反撃のアイデアがひらめく。 答えA 仲間がきて助けてくれる 答えB 助からない。現実は非情である。 今回ラストの顔は3番の顔をしていました。 (なんだかんだと最期まで生き残るタイプの人ですけどね、この人は) さらばともよ お前は青山が似合っていた 『武装錬金』 剛太はこのままカズキの敵側に回るかと思いきや、少し意外な展開に。それにしても再殺舞台は『るろ剣』の頃を思い起こさせる濃い連中が集まりました。なんだか『Sword Breaker』の六剣邪の登場シーンを思い出しましたよ。 あと、戦部が『パプワくん』のウマ子に見えたのは私だけではないですよね? この後の剛太の行く末が心配ですが、考えられる可能性は 1. 6対1でボコボコにされ、中村剛太、無惨にも死亡。 2. 6対1でボコボコにはされるが、命だけは助かる。ただし核鉄と戦士の資格は剥奪され、中村剛太、戦士になったその日に上司に反抗して仕事をなくました、というロックなオチに。 3. 結局負けるが、火渡相手に善戦し、ホネのあるヤツだと認められて気に入られる。本人の意志とは無関係に無理矢理再殺部隊に入れられて、その後、他の再殺部隊の仲間からは暇つぶしにいじめられたり、上司の火渡は度々部下の給料を競馬につぎ込んでスったり、戦部(ウマ子)からは「ゴっちゃん(はぁと)」なんてニックネームを付けられて追い回されて貞操の危機の毎日だったり、さんざんな日々を送る。 あれ、このシナリオおかしいぞ。どのルートで進んでもバッドエンディングにしかならないじゃないか。