ジャンプ感想(2005年12号) ウルトラジャンプでSBRの連載再開の告知が正式に出ました。 少年ジャンプからSBRがなくなり、週間では見られなくなるのは残念ですが、ウルトラジャンプ側ではかなりSBRをプッシュしているようなので、悲しさ半分、うれしさも半分というところでしょうか。 少年ジャンプではほとんど機会のなかった巻頭カラーや、付録にSBRのピンナップイラストなどといったことをがんがんやってほしいです。 ウルジャンは今まで買ってませんでしたが、SBRが始まり、また『アガルタ』(コミックスだけ買っていた)が好きなので買うようになるかもしれません。 『魔人探偵脳噛ネウロ』 探偵ものってジャンプでは久々なんじゃないでしょうか。個人的にはけっこう期待しています。 『からくり左近』や『犯罪心理捜査官草薙葵』、がもうひろしの『ぼくは少年探偵ダン』など、ジャンプでは探偵ものは長く続いた試しはないのが不安ですが。 絵はあちこち微妙なところもありますが、遠近感を強調して迫ってくるようにしている構図だとか、ネウロのジョジョ風の立ち方なんかは好きです。 被害者のおっさんが血を吐いた瞬間の絵はやりすぎでギャグに見えてしまうのがちょっと気になりますが。 あと、この漫画が他の探偵ものとの違いとして出しているのが主人公ネウロの魔人の能力、というか「魔界の777ツ道具」でしょうか。こういう特殊能力とか秘密道具だとかは、強すぎたり便利すぎても主人公の力や道具の万能ぶりを見せるだけの話になっておもしろくなくなるのでやりすぎないでほしいところです。作者もそこはあらかじめ制限をかけていくつもりなのか、ネウロに「『謎』の調査に必要な情報を集める手段は…我が輩、貴様等より少しだけ多い」と言わせているので、なんでもかんでも出てきて万能になるということはないでしょう。 ………って、777ツもある時点ですでにもう連載が2、3年続いたとしても使い切れないくらいに多すぎるんですが。777のうちの770くらいは親指がナイフなるとか小指がヘビになるとかいう捜査の役には立たない道具であってほしいです。 『DEATH NOTE』 ついにL死亡!? ネットの感想サイトや2chでは、さすがにまだ本当に死んだかどうかはわからないとは言いつつも、これまでにない反響、お祭りぶりになっているようです。 そしてミサのためにワタリ、L殺しをやってのけたレムは、あしたのジョーのように、「燃えたよ……真っ白に……燃え尽きた……真っ白な灰に……」と言いそうなかんじで最期を遂げました。実際に灰になってますが。 そしてLが死の間際に見たものは……… ものすごく邪悪……っていうかイヤらしいことこの上ない顔で笑っている月の顔でした。 今までの月が見せた中でも最大最悪の顔ですよこれは。 レイ・ペンバーや南空ナオミの時もそうですが、この人はおそろしく慎重なくせに、自分の勝利を確信すると、勝ち誇って、レイの時は見せなくてもいい自分の顔を見せてさよならを言ったり、ナオミの時は自分がキラだと名乗ったり、余計なことをしたがるようです。 これがLの演技や仮死状態の偽装だったりしたら完全にアウトですよね。 最後に見るものが、この顔だなんていやだあぁーっ 『D.Gray-man』 エリアーデはクロウリーを利用しているだけかと思ったら、思い入れもあったんですね。 アクマづらからいきなり純な乙女づらになったところにときめきました。 『武装錬金』 ヴィクター化の力もW武装錬金もなしでブラボーに勝利。少々強引な勝利方法でしたが、万能すぎるヴィクター化の力に頼らなかったのはよかったです。 それにしてもブラボー、思いっきり心臓の位置を刺されて、さらに「越えたなぁ、戦士・カズキ」と死の間際の別れとも思える台詞まで発するので、ブラボーこれで死んだかと焦りましたよ。 そして決着がついたと思ったら間髪入れずに目立ちたがり屋のあの人が!! ガソリンスタンドで意味もなく火を焚きまくる男!!電話にはまっぱで出る男!!いつも「殺す」「殺す」と言っていてプロシュート兄貴に怒られそうな男!!火渡登場!! 今回も炎の玉に乗ってイヤというほど目立つ登場をしてくれました。見かけ通りの派手好き、かつ自分が目立たないと気が済まない性格なんでしょうねえ。 ところで太陽に乗って登場って、ジェシー・メイビアの登場シーンを思い出しました。
ジャンプ感想(2005年11号) 今週は武装錬金は休載。 SBRもずっと休載だし。ウルトラジャンプに移るという噂もあるし……うーん… 『NARUTO』 気が付けば同期はみんな出世してました。さらに我愛羅は風影に…って出世しすぎです。 我愛羅って性格に難ありでとても人の上に立つタイプの人間ではなかった気がしたんですが、風影の選考基準が強さ第一なのか、それともいろいろあって我愛羅の人間性が一皮も二皮も向けて成長したのか。 今週登場した暁の刺客の一人は手の口で飲み込んだものに術をかける能力でしょうか。他にもいろんなものを出してきそうです。ちょっと気持ち悪いですね。そういえば口から道具を出すといえば、昔ジャンプに『SANTA!』という漫画がありましたね。腹の口から剣とか召喚獣みたいなものを出していましたが、このサソリも手の口から武器やマスコット狙いの生き物を出すかもしれません。 さらに体中口だらけの妖怪っていたな(どうしても名前が思い出せない…)と思っていたら、今週の『ムヒョとロージー』の最後で口だらけ男が!! なんという偶然! シンクロニシティ! そのネタはNARUTOが300ページ前に通過した場所だッッッ 最後に妖怪口だらけさんが自分の作った鳥を嬉しそうに「どうだい?この芸術的造形…うん」と言っていますが、小学校の粘土工作レベルにしか見えないのは私だけでしょうか。 『BLEACH』 なんか白夜兄さん、急にいい人になっちゃいました。頭のカールみたいのが取れるといい人になるという噂があります。 そしてルキアを殺そうとする理由が「掟を守る」ということですが、かっこいい台詞なんだけどいまいちピンと来ないですね。そこまでして掟を守ることに固執する理由も特に語られていないし、その後すぐに「私の刀は…貴様の奔放さに打ち砕かれた」とよくわからない台詞を残して姿を消してしまって、そんな簡単に覆る信念だったのかと思わずにいられません。 そして無数の広範囲の攻撃が特性だった千本桜の斬魄刀の能力は終景・白帝剣ではとうとう微塵も見あたらなくなってるし、どうにも性格も能力もいろんなものが中途半端に終わったキャラクターだった気がします。 この人も更木剣八のように、一護側の味方としてまたすぐに再登場しそうだなあ。 『Waq Waq』 スプンタ・マンユの能力は幻影(or 変身)でした。昔『聖闘士星矢』に、リュムナデスのカーサという相手の親しいに人間に姿を変えて相手を騙したりひるませている隙に攻撃するという卑怯者の敵がいましたが、ヨキ先生、同じコトしてますよー。 カーサの場合、相手の心の奥底をのぞいて、大切に思っている人や愛しい人の姿を映し出していましたが、スプンタ・マンユの場合人選はどうなっているんでしょうね。 同じ人選だとしたら、レオの時には機械に殺された両親を差し置いていきなり松田(神様)の姿を出されてしまって、レオも学校で自分の好きな子をクラス中に言いふらされたような気分になっているのではないでしょうか。 ところで松田が蜘蛛の糸で見たシオの父ちゃんもどうやらスプンタ・マンユの幻影だったようですが、おぼろげな記憶しかない人間でも出せるんでしょうかね。 『ゲドー』 次週で最終回ですかね。 全員合体って、すがすがしいくらいに最後のやけくそっぷりがわかる展開でした。
ジャンプ感想(2005年10号) 『ポスター(『DEATH NOTE』 & 『D.Gray-man』)』 1ページ目がミサミサだったので、2ページ目も最初DEATH NOTEの絵だと思って見ていて数秒間気づきませんでした。右側のリナリーが夜神粧裕(月の妹)だと思い、左側のロード・キャメロットを見て、Lがやけにかわいく描かれているなと思ったところで間違いに気づきました。 どこかの8○1同人誌かっつーの。 『銀魂』 高級食材って言われても私はエスカルゴは食えそうにありません。かたつむりって生き物がどうにも苦手で、こういうのを出された日には裸足で逃げ出します。 かたつむりの妖精と言えば… 『Waq Waq』 最終話に向かって話のまとめに入ろうとしている感じですね。 敗北してクシャスラを奪われたカーフ。でも素手でもめちゃくちゃ強いですねこの人。機械退治だけなら護神像いらなそうです。レオもドレクセルと戦ったときに防人流剣術のようなものを披露していましたが、普通は防人はみな護神像なしでも戦えるように武術を会得しているんでしょうか。シオの時だけはアクシデントのために伝えそこねたのかもしれません。 ところで、ヨキとカーフの決着の場面が省略されていたので、ヨキが「これを乗り越えてみて」と言っていたスプンタ・マンユの能力はまだ謎のままです。精神攻撃とかそういう系統の攻撃と予想していたんですが。 『武装錬金』 ブラボーのシルバースキン・AT発動。そして斗貴子さんの考えたシルバースキン対抗策とはずばり人身御供でした。 そしてカズキに「私のコトはいいんだ。覚悟は出来ている!」と言ってヴィクター化を勧める斗貴子さん。すぐそばに自分の作戦のために身動きできない剛太がいることはまったくのノープロブレムのようです。 そんな無下な扱いを受けても「先輩のためなら」と言う剛太。もう斗貴子さんのためだったらなんでもしますって勢いですね。斗貴子さんが「暇だからちょっと自分の腹でもブチ撒けてろ」と言っても喜んでするんじゃないでしょうか。 そしてブラボーは「お前を殺して俺も死ぬ」と心中宣言。しかしブラボーのような人材にはヴィクターを倒して任務を終えた後でもいなくなられると困ると思うのですが。もう一人の戦士長は二言、三言目には「殺す」「殺す」と言ってばかりなうえに、今はホテルでくつろいでいてろくに仕事をする気もないし。 戦団の上層部も人材不足を懸念してブラボーの責任を問う前に必死で引き留めようとするでしょう。
ジャンプ感想(2005年9号) 『武装錬金』 カズキ対ブラボーの戦いが佳境に突入。見開きでいきなり空から降ってきた二人ですが、最初に空に飛び上がった時から今までずっと空中戦をやっていたんでしょうか。 それにしてもブラボーはともかく、サンライトハートを使っている描写はあるけれど、カズキまで超人的な動きをするようになって、ジョジョ第三部のDIO戦のようなことになっています。 このサイヤ人バトルな有様を見て剛太は「ここでガチったら被害は半端じゃなくなる」と言っていますが、たしかにこのZ戦士二人を放っておいたら横浜外人墓地は全壊しそうです。いつの間にかすっかり忘れ去られているパピヨン(就寝中)がこの被害の煽りを食って墓石と一緒にバラバラにされていないか心配です。 今週最後の斗貴子さんの「私達が間に合えば、カズキに勝機はあるッ!!」という言葉ですが、今この二人がカズキに手助けできることといえば、核鉄を貸すことくらいでしょうか。普通に考えたらそれくらいしか思い浮かびませんが、あえて大穴の予想をすれば、先週の「ゲドー」のように斗貴子さんがエッチいコスプレをしてカズキに「カズキがブラボーに勝ってくれたら…斗貴子あなたに……<ピーッ>とか<ザーッ>とか(※)してあげちゃう(はぁと×2)」と言ってカズキの戦闘力を強化。そしてカズキのギャラクティカ・マグナムでブラボーを海まで吹っ飛ばしてK.Oという展開です。 あ、これだと剛太いらないですね。 ※<ピーッ>、<ザーッ>の部分には腸をブチ撒けるとか脳漿をブチ撒けるとかいったニュアンスの言葉が入ります 『Waq Waq』 ああ、ちゃんと手足はあったんですね。私の余計な思い過ごしでした。 カーフとヨキの戦い、先週、今週とでかなり話がおもしろくなっています。逆に言えば今までの主人公と他の防人との戦闘がいまいちおもしろみに欠けていたのですが。無理にギャグの要素を入れるよりはこのくらいシリアスな展開で進んでいた方がおもしろかったのかもしれません。 ところで今週最後のコマでフランの名前が出るまで、フランの存在をすっかり忘れていました。うーん、今のところ話的にぜんぜんシオたちと同行させる意味がわかりません。そのうち気が付いたら置いてけぼりにしていてもおかしくないくらいです。 『ピューと吹く!ジャガー』 うすた氏は好調な時と不調な時で話のおもしろさにかなり差が出るのですが、今週は間違いなく好調だったと思います。 なだめすかすのでもなく、力ずくで押さえつけるのでもなく(殴ろうとはしかけていたけど)、恐怖によって言うことをきかせる。交通ルールの前にそんな社会のルールを教えこんだわけですね。 それにしてもなんで能面ってあんなに怖いんでしょう。若い女性の面が小面とか若女、怒った女性の顔をモデルにしたのが般若というそうです。なんにしろ女性には失礼な話ですが。 光る、ていうか飛び出てますが