くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2005/04)

ジャンプ感想(2005年21・22合併号)





少し前から打ち切りのネタバレがあちこちで流れていたので、今週号を読んで驚いたということはありませんでしたが…………



驚いたということはありませんでしたが………



でしたが……



うおおォォォォォ!!!
(『もう誰も愛さない』の吉田栄作風に)
………て、わかる人が何人いるか…





『DEATH NOTE』

Lの死を聞いてショックを受ける二人。メロはリアクション大王の名なら継げるくらいにわかりやすい表情をしてくれていますが、ニアもよく見ると表情がこわばっていますね。
それにしてもメロのこの表情、目の突き出たところとかアメコミっぽいですね。

この表情をもう少し強調するとこんなかんじになります。



また勝手に人のデータでプレイしたのかよ!



『テニスの王子様』

「どーいう事だよ大石…」
「何の試合だよそれ?」

いや、それはこっちが聞きたいですよ菊丸くん。

「どーいう事だよ菊丸…」
「何の(格闘技の)試合だよそれ?」

今週は菊丸くんのワイヤーアクションが全開でした。

ページの半分以上で空中に浮いてボールを打っているテニス漫画なんてこれくらいだと思います。
さらには空を飛んだり分身するだけでは飽きたらず、今週はおもしろポーズも全開。「英二の体力は以前の倍はついてる!!」と言っているコマ、なんか天に向かって跳び蹴りしてます。
まさかラーメンマンの烈火太陽脚まで使ってくるとは思いませんでした。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

今週はいつものお約束の犯人の変化(へんげ)シーンがきました。名前のままに鷲に変身してくれた鷲尾さん、「クエエエ」とか言っちゃてるし、あともう少しで完全な使徒になれますね。
しかし今週は鷲尾の変化以上に、回想シーンの中の鉄パイプ振り回している子供の時の鷲尾の方がインパクトがありました。
いやもう表情といいポーズといい、バナナを奪い取る野生の猿みたいで笑いが押さえきれません。
この作者さん、当人が意図しないところで笑いのツボを作ってくれますね。

そして今週最後のソファーに腰掛けるネウロがかっこいいですなあ。
あとネウロが「約束でしたよね!」と言っている下で済まなそうな顔をしているヤコもすごい好きです。



『武装錬金』

きれいにはまとまっていたけど、やっぱりヴィクターとパピヨンとの決着が付かないと消化不良です。
赤丸増刊でどこまで進めるのかはわかりませんが、きちんと戦いの完結したところが見たいですね…
ていうか、千歳さんの武装錬金は!?
毒島さんの素顔といい、この辺はもう完全にスルーされそうで泣けてきます。
あーもう!


最後に、恋敵宣言した直後に、恋敵と恋の相手に屋上キスをされてしまった根っからのアンダードッグ剛太のことも応援してあげてください。
最後に、出番すらも忘れ去られた早坂秋水のこともたまには思い出してあげてください。


『WaqWaq』

コトの奥の手、そんな手があるなら願いのエネルギー消費する前にやれよとか思ってましたが、本当の奥の手は神様の血。でかでかと流血と描かれた前衛的なデザインの祭壇に松田を連れて行きます。
さらに護神像との合体を解いたコト、シャツにも流血の二文字が。
外国人の着る漢字Tシャツみたいですね。
そして松田は意識を取り戻したのもつかの間、コトに刺されてしまいました。あと関係ないですがコトの手つきがなんかいやらしいです。



ジャンプ感想(2005年20号)


『DEATH NOTE』

うわあ、いきなり死にまくってる。月容赦ないですね。死神の目のあるミサがいるから、顔さえわかればいつでも殺せるのか。アイバーはともかく、ウエディは最後までサングラスを外さなければ助かっていたかもしれないですね。
そしてメロとニア、この二人でLの跡を継いでキラを追うのかと思ったら、跡を継いだのはニアだけなんですかね。メロの行動はニアも把握していないみたいだし、この二人の関係が気になります。第一部の最後でロジャーが二人を呼んでいたのはなんだったんでしょう。候補を二人選んで最終的にニアだけが選ばれたんでしょうか。
それにしてもメロはなんか目つきが怖いなーと思ったら、三白眼なだけじゃなく眉毛がないんだ。こえー。
チョコレートパリってかわいらしさをアピールしたってぜんぜんかわいくないです。むしろ怖さが増しています。食べているものも本当はチョコレートじゃなくてなにかのドラッグとか危ないものに見えてきます。


『魔人探偵脳噛ネウロ』

せんべえパリってるヤコがかわいいです。さっきの『DEATH NOTE』でチョコレートぱりってた人とは大違いです。
今週の回想でかわいい一面を見せた吾代は犯人じゃないみたいですね。
トリックは相変わらず読者に推理させる気がさらさらない内容でしたが、ネウロ、今回は話の途中でいきなり撃たれちゃいました。無事なのはわかりきってますが、この漫画の犯人達、推理の解説の途中で「もういい」と言ってドーピングで強硬手段に出ようとしたシロタシェフといい、犯人暴きの前に拳銃で強硬手段に出た今回の犯人といい、どうも我慢のきかない人が多いようです。
吾代がシロだとすると、怪しいのは鷲尾かな。でもこの漫画のことですから、いきなり拳銃持っていたのが笹塚刑事だったり、二週前に登場した殺人コアラだったりしてもぜんぜん驚きませんが。


『武装錬金』

ええい、クライマックスとか言うな!

「そんな簡単に、みんなを幸せにすると思う?」なんて言うから、ヴィクター化を戻すには誰か一人の命を捧げないといけないとか(その場合は剛太が犠牲に)、そんなリスクかと思ったら、一人しか戻せないんですか。
回想シーンで重体になっているヴィクターですが、この時からすでにフンドシルックだったんですね。
普段は普通の格好をしているのに、戦いの時だけフンドシ姿に正装する最強の戦士に、彼の同僚達はどんな感想を抱いていたのでしょう。
そして、夫がホムンクルスと相打ちになったと聞いてショックを受けたアレキサンドリアさんは、このフンドシ姿の違う意味で変わり果てた夫の姿を見てさらにショックを受けたことでしょう。



ジャンプ感想(2005年19号)


『アイシールド21』

ムサシはやっぱり戻ってはこなさそうですね。そういえば最初キッカーには「スマートだぜ」が口癖の人(名前忘れた)が来るのかと思ってたんですが、あの人はどこいっちゃったんでしょう。かなり引っ張るなあ。
最後のムサシの顔、すごくいい場面なんですが無表情で叫んでいるのがちょっと怖いです。




素直になるのがいいこととはかぎらない



神龍寺の監督に「ムサシがあと10人いたら神龍寺は敗戦していただろう…」と言わせた男



約束なんて見えやしねー!


『テニスの大ハブ様』

なんだかよくわからないうちに大飯匙倩を切り返した不二の新技『蜻蛉包み』。ボールを離さないままでラケットが左を向いたり上を向いたり下を向いたり忙しい動きをしていますが、コマの中に出ていないからわかりませんが、そのラケットを持っている不二もきっとものすごい動きをしているものと思われます。腰を270度ひねるとか、腕を関節とは反対の方向に曲げるとかしないとこの動きはできないでしょう。
ハブ男くんが動けずにボールが素通りするのを見ているしかなかったのも、きっとこの不二の人間にはありえない動きを見て体が凍りついてしまったせいでしょう。
ところで「究極奥義『大飯匙倩』の回転を一切無くしちまいやがった」って、中学生のテニスの試合で普通に究極奥義なんて単語が出てくるところがまたすごいです。



『武装錬金』

              _
         ゞ ヽ  |┿|
   (ζ)  ゞ  ソЦ  Ц] ⌒ヽ   ∫ミ)
    \丿)⌒\ノ    V   ヽ ノ ⌒ | √
    //个─τヾ   |    /\ ─ ′\
   / ノ   /vヘ     /  \   \ \
  / /  ∠    ヽ   イ   <     \ \
  / /    / /  |三◎三|   <   ηヾ|  |
 | //ιノ⌒ヽ/ /二( ̄)二∨   > 丿  \|
 ヽゝ     /  ヾ。/λヾ。/    \
        /   |⌒ | | ⌒|      \
        /   |⌒ | | ⌒|へ     \
        /  /(○ )(○)  \   \
        / /  |  | |  |     \ ヽ
        //   |∧||  ″       ヾ
             |=||  |
             ∪∪′
            │ │
    無       │ │     男
    敵       │ │     爵
    で       │ │     様
    す       │ │     は
    │       │ │
     !!!       │ │


男爵様が和月先生の無念作『GUN BLAZE WEST』の世界から召喚されました。
2chの錬金スレでは全身甲冑の武装錬金はいつか出るんじゃないかとか、男爵様の登場が期待されていたりはしていましたが、デザインも名前もほとんどひねらずほぼそのままで出してくるとは思いませんでした(お腹の発射ボタンはなくなってますが)。しかも巨大ロボになってのご登場。もうお腹一杯とかいう次元を通り越してしまいました。
その後も、ヴィクターの巨大化とか、直立不動の姿勢でバスターバロンから振り落とされずにいる照星さんとかおおいにツッコミどころがもりだくさんなんですが、男爵様のインパクトが強すぎてなんかもうどうでもよくなりました。
ところでいつの間にか火渡は解説役の男になっちゃってますね。あれだけさんざん好き放題暴れていた男が、今では「あれが照星さんの武装錬金」が口癖の男になりさがってしまってます。


『WaqWaq』

もう最終回間際かと思いきや、意外と最後の展開が長いですね。
でもただのパワーバトルになっちゃってるのはつまらないなあ。シオのパワーアップもいまいち都合よすぎだし。
そういえばすべての護神像を手に入れれば願いが叶うっていう話はどうなったんでしょう。神様(松田)の命と引き替えにとかいう話だったからこのまま忘れ去られるのかな。



ジャンプ感想(2005年18号)


『テニスの大ハブ様』

ハブ男の魔球を前に苦戦する二人。さらにはだめ押しにハブ男が繰り出したのが「大飯匙倩」
ありえねー。もう物理的にとかいうどころか、テニスとしてもありえないことになってます。思いきり球の動きが相手の顔面を狙ってるんですが。テニスをボールとラケットを使った格闘技にまで昇華させてしまうところはさすがです。
そんな驚異の魔球を前にタカさんの取った行動は…
  たたかう
 →にげる
  ぼうぎょ
  どうぐ

「後は任せたぞ不二ぃーっ!!」

いや、お前試合しろよ。

ところで先週当たりから沖縄のコンビの片割れ、知念君が一言も喋っていない気がするのですが。今週にいたっては一度もボールを打った描写すらされていません。本当にボールを打たせてもらっていない可能性もありますが。
作者がうっかり描き忘れてダブルスなのに一対二で試合をしているページがないかと探してしまいました。もはや登場頻度が応援ギャラリーにすら負けていますよ。さりげなくギャラリーの中に彼が混じって「あと1球!あと1球!」と叫んでいても気づかなそうです。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

ドーピングコンソメスープ編が終わり、新展開に入り話もいったん落ち着きましたが、天井に張り付いているネウロだとか、3人とも最後に「殺す」と言っている金融会社の社員だとか、あちこちにちりばめられているギャグはけっこうおもしろいです。
今週はよだれ垂らして元の姿に戻っているネウロがかわいかったです。


『waqwaq』

驚異のパワーを身につけて蘇ったシオ。どうやら神様(松田)の血にはドーピングコンソメスープと同じ効能があるようです。

ところでドレクセルってこんなにデカかったっけ。最初に登場したときよりも大きくなっている気がします。護神像もなく、神様の血も受けていないのに、大岩を軽々と持ち上げてぶん投げるパワー。
どう見ても「ただデカいだけの」人間じゃないですよアランさん。


『武装錬金』

初登場の時点で怪しさ全開(主に髪に付けてる筒が)でしたが、ヴィクトリアちゃん、やっぱりただのエキストラではなかったですね。
人間型ホムンクルス、そしてヴィクターの娘ということはつまり…
ジョセフ「おめェ〜、いったいトシいくつだ〜!?」
というわけで、かるく100歳は越えていると推定されます。

ところでルリオヘッドの武装錬金の特性、他の者に取り憑いて自由自在に操るって、かなり悪役向きの特性ですよねえ。昔何かの漫画でこういう寄生生物がいたよう気がしますが思い出せません。

とりあえず今週は千歳さんのあつかいがずさんだったのでいまいち消化不良です。
千歳さんの服を見て剛太が「再殺部隊の制服!」と言っていますが、あれって戦団共通の制服じゃなかったんですね。ていうか千歳さん、再殺部隊のメンバーだったんですか。戦部や火渡戦士長以上に好き勝手に行動していたからぜんぜん気づきませんでした。
不明だった再殺部隊の一号って千歳さんだったんでしょうか。
さらに千歳さんが再殺部隊っていうことは、「戦力は優れているものの、性格・性質に難があって、正規兵として主力作戦にはとても組み込めない」タイプの人だったんですね……
まあ、個人的には私の中の千歳さんのイメージに合っているのでオッケーなんですが。

ちょっと前に某版で描いた絵ですが、ヴィクトリアちゃんのあの筒の中身が気になってを予想してみました。

石原良純も絶賛のおいしさ。



使用済み。



貴様!いつの間に潜んでいた!
無論、自分も気づかぬうちに。



お笑い漫画道場。



いつでも妖精さんに変身可能。



スピンちゃん



よい子はマネしないでください。


ジャンプ感想(2005年17号)






今週のジャンプのMVPは至朗田正影さんに決定しました。


魔人探偵脳噛ネウロ千年王国シェフ至朗田正影』

そういうわけで、まずはネウロの感想からです。
といっても、今回はもう、ドーピングコンソメスープと、至朗田シェフの素敵な言動に尽きるんですが。
ここまで来ると確信犯だよなあこの作者。
ドーピングコンソメスープという魔城ガッデム級の素敵なネーミングセンスや、自分で「クワッ」なんて擬音を言っちゃう壊れぶりとか(ククッの誤植という噂もありますが)、突っ込む方が野暮な気さえしてきます。
しかも肉体強化して何をするかと思えば、「…さぁ諸君、俺が逃げるのを止められるかな…?」って、逃げるだけかよ!!
かつてどんな漫画でも、圧倒的なパワーアップを見せて自信満々な態度で「逃げるのを止められるかな」なんて腰砕けな発言をしたキャラなんていませんでした。
そして「どうだぁ…究極の料理の味は…」とか言ってますが、ただブン殴ってるだけなんですが。
注入を「たべる」と読ませているあたりからヤバイと思っていましたが、薬が回りすぎて「料理」という単語の意味すらわからなくなっているようです。

それにしても、ようやくわかってきましたが、この漫画、初めはトリックや推理の強引さを指摘していましたが、そもそも作者側で読者に謎解きをさせる気が初めからないんですね。



『アイシールド21』

特訓によりセナが新技を身につける。

セナ「これが…僕の新しい走り!!
   ドーピングデビルバットゴーストだ…
   さぁ諸君、僕の走りを止められるかな」



『REBORN』

リボーンの死ぬ気弾がパワーアップ。

ツナ「これが…新しい死ぬ気弾!!
   ドーピング死ぬ気弾だ…
   さぁ諸君、俺が脱ぎ出すのを止められるかな」



『テニスの王子様』

新たな強敵を前に、リョーマの無我の境地がさらにパワーアップ。

リョーマ「これが…無我の境地の更に先!!
    ドーピング無我の境地だ…
    さぁ諸君、俺の指が増えるのを止められるかな」



『武装錬金』

ヴィクター化へのタイムリミットが迫るカズキ。

カズキ「これが…黒い核鉄の力!!
   ドーピング武装錬金だ…
   さぁ諸君、俺がヴィクター化するのを止められるかな」



『WaqWaq』

松田の赤い血で蘇るシオ。
服もはじけて覚醒状態に。

シオ「これが…護神像を越える力!!
   ドーピング神の血だ…
   さぁ諸君、もれが逃げるのを止められるかな」