くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2005/11)

ジャンプ感想(2005年51号)

『BLEACH』

ルキア「本当に…さっきの奴(ディ・ロイ)と同じ種族なのか……!?霊圧のレベルが……違いすぎる」

ルキア、早くも噛ませ犬と化し、やられてしまいました。どうやらディ・ロイは本当に出来損ないだったようです。またはディ・ロイはヴァストラーデじゃなかったのかもしれませんね。
ルキアについては、グリムジョーにやられた怪我よりも今後の彼女の位置づけの方が心配です。ヤムチャとかクロコダインとかと同じ道を歩みそうです。

そしてハゲが卍解。すでにあちこちのジャンプ感想サイトさんでも言われていますが、卍解のバーゲンセールときました。そのうち卍解2とか卍解3とか出てくるでしょう。もう死神みんなして卍解しちゃえばいいよ。



『ムヒョとロージー』

「シャワーあびて寝な…」
なんて男らしいセリフ…いや口説き文句でしょう。明らかに狙ってますねこれ。
今井さんが「くやしくないのか…!!!」と言っているのは「ソファーでガマン」しろと言ったことについてでしょう。挑発のつもりだったのに「ありがとうございます」なんて言ってるロージーのへっぴり腰に今井さんも思わず激怒。目の前の据え膳食わぬ彼の意気地のなさに、思わず牛乳瓶叩きつけて怒ってます。
しかしロージーにも言い分はありました。
ロージー「くやしいですよ…!でもどうすればいいのかわかんない…!!
そう、「魔法律事務所の書記として仕事をした数年…………一切の性情報を持たぬ17歳」
いまだ経験を持たぬ彼は、このような立合いの場で取るべき行動がわからなかったのです。
でもだいじょうぶ。君に「未知の力」があるのなら、「情報を持たぬが故に…本能的…ッッ…本能的な故………純粋…ッッ……純粋故に……的確(ただし)」い行動がとれるはずです。

次週から『ムヒョとロージー外伝 ロージー・SAGA』が始まります。
「そっくりだ!!」
「魔法律でダメージを与えることと」
「セッ(ry



『銀魂』

ソウルエッジに取り憑かれたナイトメアのようなことになっていた似蔵。さらに浸食は進み、異形の 姿に………ってどう見ても『AKIRA』の鉄雄です。
銀魂は好きなんですが、シリアスパートは早いところ終わらしてほしいなあ。



『まじんたんていのうがみねうろ』

前回のCカラーでは信号機ネタでしたが、今回もカラーのチャンスを逃さずカラーでこそできるネタをやってくれました。
前にこういう↓ネタ絵を描いたことがありますが、本家でそういうセルフパロをやっちゃうところがすごいです。


シロタ・ザ・タイガー


望月社長、早坂部長とも、二人とも裏の顔がありそうな気配ですね。特に社長の額のてかりが気になります。
早坂のピカソのような顔の描写はどういう意味があるんでしょうね……これも彼が裏の顔を露わにしたときにわかるんでしょうか。
「もちづき」、「はやさか」と、今回も「くにおくんシリーズ」からの登場。裏の人間関係のキャラはこれで統一するんでしょうかね。ユキの名字は小林か音無と予想します。

ユキの謎の攻撃法はどうやら超能力のようなたぐいではなく、トリックがあるようです。
ハンドポケットから手を抜こうとしたところネウロに止められていましたが、ポケットの中に何か隠し持っているのか。それともポケットに手を入れていることがすでに彼のトリックなのか。

一見、無造作に立つあの無防備な姿
あの姿が既に構えなのだ!
手の位置をそのままに腰をきることで抜拳を完成させる
故に相手からは抜く動作が見えぬ

吾代が気がつかないうちにやられたトリックもこれで説明がつきます。



『タカヤ』

グローブを外し、本気を出したヴォイド。 ボクサーがグローブを外す。それは中国拳法家が靴を脱いで素足をムキ出しにする行為と似る。ヴォイドがグローブを外すということは、それほど危険でした。
「パンチ一発で、石の床がコナゴナだと…!?」
あ、この床って石で出来ていたんですか。よく砕けるもんだから、角砂糖かなんかでできているのかと思ってました。
素手で石の床なんて殴ってたらボクサーの大事な拳はすぐにズタボロになっちゃうと思うんですが…



『みえるひと』

明神とハセの会話がいいですね、『waqwaq』もそうでしたけど、これも連載終了の兆しが見えてからおもしろくなってきた漫画です。やっぱり最初の方向性の持って行き方を失敗したんじゃないかなと思います。
あとひめのんのポジションがなんとも曖昧で背景の一部と化していたのが…




ジャンプ感想(2005年50号)

『NARUTO』

まだチョージがいましたね。すっかり忘れていました。ナルトが「お前、昔よりデブ…」と言いかけたところで突然臨戦態勢になるチョージ。ナルトの「デブ」という言葉にキレて襲いかかってきたのかと思いました(シカマルはナルトの危険を察知して避難させたものと)。
しばらく登場してなかったので、私の中で勝手に「デブ」という言葉がNGワードのブチキレキャラというイメージがついちゃってましたが、チョージもすでに心身共にいっぱしの忍として成長しているようです。逆に一人危険に気づかなかったナルトの成長具合が心配されますが…

今週明らかになったサイのスタンド能力は絵に描いたものを実体化するというもの。昔、何かの漫画でこういう能力が登場した気がするのですが、何だったか思い出せません。
サイの初登場時に彼の画力が評価されていたので、いかに上手に描けたかがこの忍術の強さに影響してくると思われます。まあ、棒人間とかダウンタウンの浜ちゃんの描いたような絵を実体化されても強そうには見えないですが。個人的には漫☆画太郎先生のキャラを再現してこの忍術に適用できたら最強なんじゃないかと思います。
ところでサイの描いた絵がそのまま出て来ていましたが、これって、サイが美少女絵を描けばそれがそのまま出てくるということですよね。対象が二次元でなければ愛せない嗜好の人たちには夢のような能力ですね。



『ワンピース』

ようやくルフィと対面するも、またも助けを拒否するロビン。
どうも最近こういうのを見ると、「ツンデレ」というキーワードが思い浮かぶ私は少々脳味噌が沸いているようです。



命がけで素直になれないの


多分、本当はフランキーのオナラジェットを背中にもろに浴びたことで不機嫌になったとばっちりだと思われます。

最後にようやく出そろったCP9。先走ってやられてしまったブルーノに対し、「5年も酒場の店主じゃ腕もニブるか」と言ってますが、先週、ベタベタな展開をしてくれたある漫画を思い出して不安になるセリフです。
「ブルーノとあたった奴は運がいいぜ。あいつはCP9だってのが信じらんねえ位の出来損ないだ」

ところでカクが食べた悪魔の実ですが、どうやらハズレを引いちゃったみたいですね。笑いものにされるくらいなので、超人(パラミシア)系で変な能力なんじゃないかと思います。ウソをつくと鼻がどこまでも伸びるハナハナの実とかそんなのを期待しましょう。



『BLEACH』

「刀なんてお飾りです。偉い人にはそれがわからんのです!!」

「破面」の斬魄刀解放は変身。腰にあるその斬魄刀は本当にお飾りでした。
死神でも隊長クラスからしてすでに卍解したら刀の必要性がどんどん希薄になってきていたので今さらでしたが、それでもまだ申し訳程度に刀は残していたり、刃が付いていたりはしていました。今回は作者自身が刀であることの意義を問おうとしているようです。

隊長・副隊長クラスですらなく、始解状態の一護に倒された一角でさえ破面と互角以上の戦いをしちゃってますが、「尸魂界最強の十一番隊で二番目に強い男」ということは、他の軟弱な隊の隊長クラスの強さだったんでしょう。そういうことにしておきましょう。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

吾代、表紙で服を着替えてますね。最初に来ていた服で血を拭いてますが、この替えの服はどこに用意していたんでしょう。ボロボロになったから買い換えたのかもしれませんが。
ところでこの表紙の煽り、ちょっとオサレポエム的でこっ恥ずかしいですね。

吾代が「弱者を見る目で俺を見やがって」と回想しているときのネウロの顔だけあからさまなのに笑いました。ヤコも「ネウロに関してはもうどうしようもないけど…」と実も蓋もないこと言ってますし、印象は回復のしようもないほど最悪なのでしょう。

回想シーンにて早乙女社長再び登場。この人は登場時からすでに故人だったというのに、出るたびに感慨深いセリフを残していきますね。アヤ同様、使い捨てにするにはあまりにも惜しいキャラです。ただ吾代がいるかぎりは、困ったときには兄貴のことを思い出す虹村億泰のように、吾代の回想中でたびたび登場してくれそうです。

今週、さりげなく魔界777ツ道具が登場していました。「追尾蟲の追尾蟲(イビル・ステッカー)」、あんまりさりげないので、魔界777ツ道具の表記にも最初気が付きませんでした。ネウロがやけに素直に渡していた時点で怪しいとは思いましたが、やっぱりオチがつきました。それにしても「…違うの。近くにいると…どうしても立っちゃうの」ってセリフがなんだかエッチィですな。



『テニスの王子様』

「ダブルスの無限の可能性を見つけてやろうぜ!」
無限の可能性ですか……やっぱり無限に増えるんでしょうね…………菊丸が

来週はナルトの影分身のようなことになってると思います。



『みえるひと』

バトルメインの展開になってからヒロインにもかかわらず背景と化していたひめのん。ようやく出番が来たのはいいけど、
最後の最後でなぜかひめのんが締めたーーーーーー!!!!
と、ボーボボの天の助みたいなポジションのキャラと化してますね。



ジャンプ感想(2005年49号)

『リボーン』

偽六道「何をやっている10代目ボンゴレ!なぜおれへの攻撃をやめる。なぜとどめを刺さない?」
ツナ「あんたがいい人だからな。マフィアだけどイイ人だ。あんたは今ぼくへの攻撃の時に目を閉じたからあんたへの攻撃もやめる事にしたんだ」
とばかりに、まるで意識不明の仲間にとどめを刺したあげくにそいつの眼球や指を拷問の道具に使う男が突如、老人の悩み相談まで無償で受ける街の人気者に変化するかのごとく(長いって)、偽六道さんはいい人になってしまいました。

というわけで偽六道は後々仲間になりそうですね。

真・六道の能力はマインドコントロールでした。改造ヨーヨー、憑依、分子空動派、鋼球、そして「あやつる」。イタリアのマフィアやギャングっていうのは特殊能力を持った人間が集まるようです。真・六道のさらに影には弓と矢を持った魔女がいるかもしれません。



『BLEACH』

「ルキア様は本来席官クラスの実力をお持ちの方」
わあ、後付ばんざーい。
「あいつは破面だってのが信じらんねえ位の出来損ないだ」
ひえー、もうベタベタでんがな。

えーと、ディ・ロイが隊長クラスの人たちでもかなわないヴァストラーデって連中がさらにパワーアップした破面の一人という設定はどこいったんでしょう。
ソウル・ソサエティ編では席官クラスの死神を軽く蹴散らしていたチャドに圧倒的な力の差を見せていたディ・ロイを簡単に屠り去ったルキアを苦戦させた『BLEACH』第一話に登場したホロウって実は破面したヴァストラーデ以上の実力者だったんでしょうか。
ああ、もう深く考えるのはよしましょう。超人強度95万パワーのテリーマンだって超人強度1000万パワーのアシュラマンと互角の試合に持ち込めました。超人強度96万パワーのロビンマスクだって超人強度7800万パワーのマンモスマンを倒すというを偉業を為しえました。それと同じことです。テックニックとか根性とか友情とかでパワーの差なんてどうとでもなる世界なんですよ、きっと。



『ポルタ』

北嶋先生は最近FFZをプレイ中のようです。
どうやらコルネオの館をクリアしたばかりのようですね。



『テニスの王子様』

奇策には奇策を。氷帝コンビが青学コンビのオーストラリアンフォーメーションを迎え撃つ策として取ったのは……




………

………

………

ツッコミませんよ編集長
ツッコミません





鳳「は…はいりました」
宍戸「ああ…つぎはションベンだ」





宍戸「○…○○があたってるんですけど…」
鳳「あててんのよ」





鳳「よいかベア。我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
  防御力の低いジェラールが後衛、両脇をジェイムズとテレーズが固める。
  お前は私の前に立つ。
  お前のポジションが一番危険だ。
  覚悟して戦え。」
宍戸「パリィ!」

→参考インペリアルクロスという陣形のガイドライン



『魔人探偵脳噛ネウロ』

事務所にやってきたのは(旧)早乙女金融会社社員かと予想していたのですが、全然違いました。
弱っていると言いながらも黒服連中を余裕でシメる吾代。吾代が尋常じゃない強さだったのが意外というか新鮮でした。過去に早乙女社長に「馬鹿力だけがとりえ」などと言われてはいましたが、ネウロにいいようにやられてばかりだったので強いというイメージはあんまりなかったですからね。
吾代にやられている黒服連中ですが、よく見るとすごいことになってます。腹を蹴られている男は少年誌なら海苔必須な顔してますし、灰皿で殴られた男は分かりづらいですが前歯折れちゃってます。『リボーン』でもケンカで倒した相手の歯を抜く拷問とかやってましたが、それよりもずっと生々しいです。

今回、怪しげな組織と新キャラが登場。秋なのにもうコートを着込んでいる寒がりさん。彼の不思議な能力に関係あるのか、ただの体質のようなものか。X(サイ)のような人間離れしたキャラはあまり増えてほしくはないので、このユキも人間離れした能力を持った人間ではなく、トリックに近いものを使っているだけであってくれた方がいいのですが。

そして事務所に戻って来たヤコの第一声が
「死んでいるッ!!」
回想のように浮かんでいる枠中の吾代の姿が哀れすぎます。
ポテチのカスを流し込んで吾代を生き返らせようとするヤコですが、なぜか吾代の鼻をつまんでいます。いや、人工呼吸なら正しいけど…

さらに心配するヤコが手当をしてくれようとしてますが、怒りの収まらない吾代はすげなく突っぱねます。もったいない……プライスレスな幸せの時間を彼は逃しました。




ジャンプ感想(2005年48号)

『ムヒョとロージー』

憎まれ役だけど五嶺さんのキャラがなんとなく気に入ってます。外道ぶりとこのしゃべり口調がいいねぃ…

ところで今井さんが差し出したジャビン厚すぎないですか。月刊ジャンプどころか広辞苑並みの厚さがあるんですけど。このくらい厚さがあると本で人を殴り殺すことも可能なんですよね。



『タカヤ』

ボクサーらしくヒット・アンド・アウェイで応酬するヴォイド。
渚「ボクサーは蹴りを使わないかわりに足はフットワークで特化できる」

  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  ボクシングには蹴り技が無い・・・
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!

「大地を蹴る」っていうのはなしですか。そうですか。
ジャブが繰り出されているグローブに噛みつくという、ジャブをかわす以上に難易度が高そうな対抗策でタカヤはヴォイドの隙を作ります。そして対ヴォイド用に編み出したタカヤ版デスクラッシャーが決まりました。
「デスクラッシャー・イボルブ」
どうでもいいことですが、最初イボルブじゃなくてイボンヌって読んじゃいました。

ところでタカヤ版デスクラッシャー、タカヤの小柄な体格をいかした技ではあるわけですが、若干バランスの悪そうな技ですね。相手の腿と足首を固定して地面に叩きつけていますが、これって自分より体格が二回りほど上の相手でないと決めづらい技です。それに相手の上半身は自由なままですから、受け身を取られる可能性もあるわけです。まだ開発したての技なので完璧ではないのでしょう。
しかしこのデスクラッシャーにさらに相手の両腕も固定する要素を加えれば技として完璧になるはずです。

というわけでやってみました。








どう見てもキン肉ドライバーです。
本当にありがとうございました。




『テニスの王子様』

試合は雨天中止。現状2-1で負けていて、さらに前回の試合でも負けているくせになぜか自信満々の跡部。この根拠のない自信はどこから来るのでしょう。

宍戸・鳳の氷帝最強のダブルスに勝てるコンビは、正直言って今の青学にはおらん……
……!!
……い…いや…ひ、一人だけいた…!
一人ダブルスを可能にする男、影分身の使い手、菊丸が!!!
彼ならば一人であの最強ダブルスを迎え撃つことも可能ッ!!

大石君はキン肉マンのマッスルスパークの実験台になって試合に出られない体になるテリーマン的ポジションだと思います。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

「都市に住んでオマエラが田舎を旅して言うセリフ…
(中略)
そこにあるのは決定的な優越感デース!!」
ってこれは結構誰にでも大なり小なりあるんじゃないでしょうか。
埼玉県民の私は都市といえるほどのところには住んでいませんが、観光地などに旅行に行けば同じような感想を抱きそうです。

ところでデイビッドが「ザッツイライ!!」と言っているときの絵。一見『こまわりくん』の「死刑!」のポーズのようにも見えるポーズと、タバコにこの服装。これ、2chのネウロスレで初めて知ったのですが、実は危険な元ネタがありました。とりあえずここに詳細を書くことはやめておきます。
「産まない女王様」についてはまあ、ノーコメントで。

春川教授が今回の事件にどう関わってくるのかと気になっていましたが、今回は顔見せなだけで、彼の活躍は次に持ち越しでした。怪しげな研究をしていたので、シロタ・ザ・DCSのようにハジケてくれる可能性もありますが、まだ犯人側、被害者側、笹塚のような味方レギュラー側、どっちに転んでもおかしくないですね。

銃弾を弾いたネウロの指先から出ていた血。ネウロが怪我をしたのは初めてですね。これも症気の薄い地上に長く居続けた影響なのか、無敵と思われていたネウロの弱体化が起きているのでしょうか(今でも十分無敵だけど)。

さて今週ラスト、突然事務所に殴り込んできた謎の三人組ですが、
・ネウロとヤコの二人に恨みがある
・三人いる
・行動が荒っぽい
ことからして、ネウロに事務所を乗っ取られた、吾代以外の元早乙女金融会社社員の面々でしょうかね。