くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2006/01)

2006/1/26


ジャンプ感想(2006年8号)

『魔人探偵脳噛ネウロ』

「噛みきり美容師事件の続報です。現地時間午後三時、魔界探偵事務所から名髪の中でも最高峰の名髪!あかねちゃんが突然消え失せました」
「そしてなんと現在、ここ!シニョール広場を弥かねちゃんが歩いています!」
「美しいッ!美しすぎるッ!」
「弥かねちゃんがわたしたちの目の前を歩い行くのです。女性の死体の髪の毛となりますが、ボカシはいっさい入れず掲載されています」

今週のネウロは待望の巻頭カラー。羽の生えたネウロがかっこいい。この方の絵は荒削りだけど妙に惹かれるものがあります。あとちょっと『ベルセルク』のフェムトを連想しました。

さて、名髪をなびかせて道行く人々の目を釘付けにする弥かねちゃん。このコンボは反則です。「女性が髪をなびかせる仕草」、これは男性がときめく女性の仕草第三位に入ります。ちなみに第二位は「前屈みでのぞき込む仕草」、第一位は「寝顔」です。

石垣の情報漏らしはかなりワザとらしかったんですが、これが彼の素なんでしょうね…
しかし、その石垣の行動へのお仕置きを直接本人に下さず間接的に物に下す辺り、笹塚のサドっ気ぶりの深さがかいま見られます。石垣の作る物って必ず大破するのね。

今回のターゲット、百舌は期待通りの変態さん。「しょうがないじゃん」で弥かねちゃんの髪の毛で自分をくるくる巻きにしているコマ、どういう体勢になっているのか分かりづらかったんですが、真上から見た視点になっているんですね。これ、髪の毛だけの存在であるあかねちゃんにとっては痴漢にも等しい耐え難い行為かと思われます。
ところで百舌の髭、よく見ると顎の真ん中だけ剃ってあってカミキリムシの牙みたいになっているんですね。豹変した時にカミキリムシの顔になる伏線かもしれません。



『跡部様の世界』

跡部様ッ!あなたは必ず時を支配できるッ!
もっと! もっと!静止した時の中を動けると思いなしゃれッ!
空気を吸って吐くことのように!ヨネックスのラケットをベキッ!とへし折る事と同じようにッできて当然と思うことですじゃ!

というわけで、その圧倒的なオレ様思考により、跡部様はついに悪のカリスマ、帝王DIOと同じ「ザ・ワールド」の能力を身につけるに至りました。
素で「無我の境地」と同じ事ができるというだけでも十分に脳味噌に桜が咲いてそれが八分咲きにでもなっているんじゃないかその辺の凡人どもを超越しているのですが、跡部様には時間を止めることもたやすいことのようです。
体からオーラを発する宇宙人を相手にしても「テメーは手塚の域に達っせねーんだよ」と子供扱いする跡部様。とても手負いの手塚相手に勝つのがやっとだった男とは思えません。
あと、氷帝のギャラリーが、跡部が越前からパクッたタンホイザーサーブ(COOLドライブ)を跡部のオリジナル技として認知させようとしていることには誰もつっこまないのでしょうか。



『DEATH NOTE』

高田とミサの会談は高田の単独行動によるもの。月も思わず心の中で「シィットッ!全く女というものは…」と毒づきます。そうえいば月はミサと出会ったばかりの頃もいろいろと振り回されていましたね。そりゃ毒づきたくもなるかもしれませんが、半分自業自得なところもあります。
そして高田は月に「弥さんが秘密を知っているのなら、このまま放っておくのまずいのでは?」と提言していますが、オブラートな言い方を取り外せば、「あの女を始末しようよ」と言っているわけですよね。うわっ、女って怖いな…キラに言い付けて殺させるって…
一方、魅上は、ジェバンニが監視する前で「あの死神、ノートを渡したきり現れやしない」と決定打となる一言を。
しかしこれもちょっと怪しい気がしないでもないです。自分に監視が付いていることを見越してのフェイクかもしれません。それに、魅上が裁きを始めたばかりの頃にリュークに「なんだ、まだいたのか」というようなことも言っていたので、ノートを渡したきり現れないというのもウソになると思います。この台詞もニアたちを騙すための罠かもしれません。



『みえるひと』

ガク、ショタコン疑惑発覚。
なんかひめのんがいじめられていた時以上のキレぶりなんですが。あれだけひめのんひめのん言いながら追っかけ回していたのはカモフラージュですか、そうですか。

アニマのメンツにはそれぞれ特殊能力があるようです。単純な予測をするなら、キヌマが爆破(火?)、ホルトが風、で、残るバオが土、コモンが水でしょうか。



『HUNTER×HUNTER』





いまだ成長途中の過程にあったアカズの娘さん、王という好敵手との勝負によりついに「無我の境地」に目覚めました。
と、言うよりも、『テニスの王子様』の「無我の境地」や「同調(シンクロ)」の時に現れたオーラ、これまで幾多のジャンプ感想サイトがあのオーラの説明に苦しんでいましたが、その正体が念能力の発現であることが明らかになったわけです。

自分の名前はと問う王に対する三人の返答、ここに王に対するそれぞれの思惑、思想の違いがでていますね。
シャウアプフは王には名前は不要、神のような超越的な存在となることを望んでいる。モントゥトゥユピーはそういう難しいことを考えるのは嫌い。ネフェルピトーは自分の気持ちを第一にと、一番中立、かつ客観的な意見です。
で、最後の王の表情はどういう意味なんでしょうね。自分の行いを悔いているようにも見えますし、その逆にも見えます。



『ポルタ』

ゼブラヘッドさんのキャラ付けが見ていて悲しくなるくらいに空回りしていました。
「お前らは毒を塗ったナイフで八つ裂きの刑だァ!!!」
毒の意味ねェーー!


2006/1/13


ジャンプ感想(2006年6・7合併号)

『アイシールド21』

よく見るとまもり、石丸以外の何人かも髪型が変わってますね。特にムサシ、いかにも年季の入った大工といった風貌から、西部ガンマンズ戦での復帰時に『テニ王』の真田のような顔になって登場したときも衝撃的でしたが、今度は茶髪のモヒカンです。スマートだぜの人にでも影響されたんでしょうか、どんどん大工仕事する人間の風貌からは離れていきます。基本的にムサシはストイックな人間だと思っているので、「伊達や酔狂でこんな頭してる」わけではないと思います。きっとピンチの時にモヒカンから刃物を発射するためにこのような頭にしたのでしょう。
あと番場君(高校生)はほんとになにをしでかしたのか知りたいです。とりあえず何人殺したのか教えてほしいです。それともアメフトの特訓なのに、特訓の方向性を間違えてシロクマやアナコンダと素手で格闘でもしたのでしょうか。彼ならほんとに素手でも勝てそうなので不安になります。ただでさえカタギには見えない風貌がさらに恐ろしいことになっています。

デビルバッツの初戦の相手はいきなり神龍寺。なにか『SLAM DUNK』の山王戦のような展開ですね。強敵神龍寺相手に苦しめられるも、力を振り絞ってかろうじて勝利。しかし神龍寺戦で力を使い果たしたデビルバッツは二回戦で大敗………
そして神龍寺戦の無理がたたったセナはリハビリ生活を、というところでアイシールド21第二部完………って、新シリーズに突入したばかりなのに早いよ!

ところで金剛・弟のサングラスの色がブルーでしたが、実はこの人がアイシールド21………というのは強引ですね。赤羽の登場以来、この漫画でサングラスをしている人は、みんなアイシールド21なんじゃないかと疑ってしまいます。たまたま名前に範の字が入っていただけでまったく無関係の中国拳法家を、オーガの血を引いていると疑うように。

ところでセナは他に姉がいるわけでもないのになんでまもりのことを「まもり姉ちゃん」と名前付けで呼ぶんでしょうね。



『BLEACH』

隊長・副隊長の霊圧が現世の霊に不要な影響を及ぼさないための霊圧限定。霊圧を限定する理由がなんだったのかすっかり忘れていました。危うく死にかけたのに限定解除の許可が下りるのにこれだけ時間がかかっていたのは、隊長・副隊長クラスの霊圧の持ち主が霊圧を全開にして戦っても大丈夫なように手配を整えていたってことですかね。弓親が言っていた空間凍結もそうなのかもしれません。と、後付設定に対してフォローしてみました。
しかし、すでにどっかの卍解できることを隠していたハゲが霊圧全開で大暴れしてしまっているので、どんな影響かは知りませんが、今頃は大量の現世の霊に影響が及ぼされていることでしょう。日番谷や恋次たちの健気なガマンの意味がなくなりますね。



『FOREST』

カインの人の読み切りということで、正直まったく期待せずに読んだのですが、いい意味で予想を裏切られました。画力もかなり上がっているように見えますし、こういう話も描ける人だったんですね。
悲劇のある話が好きなのは相変わらずのようですが、『カイン』の時にあった「それはひょっとしてギャグで言っているのか」と突っ込みたくなるようなキャラの行動や展開の空回りは解消されていました。



『DEATH NOTE』

結局高田がミサを食事に誘った理由はなんだったんしょう。よくわからないまま怒って帰ってしまいました。

一方魅上の同行を探るジェバンニ。二人の目の前で酔っぱらいに女性が絡まれていました。ここで魅上が酔っぱらいから女性を助けてあげれば電車男の始まりでしたが、魅上がとった行動はノートへの書き込み。ジェバンニもその現場をしっかりと目撃します。たしかに魅上にはリスクを承知でTVでキラへの呼びかけをする大胆さや、月にさえも強引すぎると思わせる悪人を裁く事への強硬さもありましたが、こうもあからさまに人前でノートを使うのは不用心すぎる気がします。
魅上がノートを出す直前に携帯でなにやらやっていますが、これが怪しいですね。この時魅上が携帯でやっていたことはなんだったのでしょう。

予想1:酔っぱらいの男の顔写真と、魅上が死神の眼で見た名前を高田にメールで送信、高田にノート(月の指示で送ったもの)に書かせて殺させた。魅上が出したノートは偽物。

予想2:2chに「オイ、今俺の目の前できれいな女の子が酔っぱらいに絡まれてるんだけどさ、ここで俺が女の子を助けたら電車男になれるかな」という書き込みを(画像付きで)していた。

予想3:



…盗撮
(助けろよ)



『魔人探偵脳噛ネウロ』

「弥子」と「あかねちゃん」ッ!この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?
弥子のショートヘアに、あかねちゃんのキューティクルヘアーが(文字通り)からみつくかわいさだ!!
弥子があかねちゃんを!あかねちゃんが弥子をひき立てるッ!
「ハーモニー」っつーんですかあ〜〜〜〜。「美の調和」っつーんですかあ〜っ
たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対する、ちばてつやの「あしたのジョー」!
………つうーーっ感じっスよお〜〜っ

『くず鉄作りの海』は、たとえ「微妙」と言われようとも弥子のロングヘアーを応援します。


といったところでもう今週の感想を終われるくらいに(個人的に)一大事件だったのですが、今週はいろいろとキーポイントになりそうなできごとも起きているので、素数を数えて気を落ち着けて感想の続きに入ります。
1…2…4…6…8…10………スーハー…スーハー……クワッ


今回の犯罪者はカミキリ男。3コマ目で女性に盆を持たせていた時点でヤバイと思いましたが、またゴツい凶器を持っています。この盆って切り落としたモノを受け止めるためのものですよね。
さらに「じゃあ切るよ」のコマの下に切取線が。どういう頭のネジを外し方をしたらこんな発想を生み出せるのでしょうか…

今回の話のメインはあかねちゃんのようです。名前以外は年齢も経歴も(そして性別も)不明だったあかねちゃんですが、その辺の謎も中国拳法四千年の歴史とともに少しは明かされるのでしょうか。
コミックス4巻の人物紹介で「かなりの美少女」とまで書かれたあかねちゃんですが、私はその正体が蛮勇中国人である可能性はまだあきらめていません。

そしていつになく『謎』の可能性に対して消極的だったネウロ。どうやら早坂から受けた銃弾はしっかりネウロにダメージを与えていたようです。あの時撃たれた直後に一瞬だけネウロの表情が固まっていたのが気になっていましたが、軽傷で済んでいるとはいえ、やせ我慢していたようです。
魔界から離れたことでネウロの弱体化が始まっているようですが、ネウロが常に無敵とは言えなくなったことで、ネウロを殺そうとしているXiの存在がネウロに脅威になってくる可能性もありそうです。



『ポルタ』

マークが残した情報ディスクにはどんな情報が……!
って、中身はわずか三行のテキスト……
わざわざディスクに残す意味あったんでしょうか。フロッピーでも有り余ります。さらに言えばメモに残すだけでよかったんじゃないのか。全部ディスクケースの裏に書いておける程度の量です。
と、この漫画でそんな些細なことに突っ込みを入れるのは『テニスの王子様』にあんなのはテニスじゃないと文句を付けるのと同じくらいに不毛なことなのでやめておきます。

今週判明したこと:ゼブラヘッドさんは既婚女性
余談ですが、お歯黒には虫歯予防の効果もあったそうです。