くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2007/02)

2007/2/21


ジャンプ感想(2007年12号)


魔人探偵脳噛ネウロ(表紙&巻頭カラー)

扉絵、主人公とヒロインよりも怪物三匹の方が目立ってるよ。

そして二回目の人気投票の募集。
ネーミングだけで笑わせてくれたのが「ナックル幸代」と「まぐろ100%」。このネーミングセンスだけで天才だと思いました。
今回はメインキャラ以外は第一回目の時とかぶらないようになっているため、ノミネートされているキャラが前回よりも少なめになっていますね。ただ紹介キャラ以外の応募も可となってはいるので、至郎田やコアラ抜刀斎にまた票が集まることも予想されます。個人的には「松井優征」に何票入るかが楽しみです。
さて今回もツッコミ所多数なノミネート一覧。「弥蔵」や「カニ吾代」といったアレンジキャラ(?)、「鉄球」や「魚肉ソーセージ」等キャラクターですらないものまで入っています。投票対象も自由になっているので、今までに弥子が食した料理などに票が集まることも予想されます。しまいには『うしとら』の人気投票のように、食べ物部門でランキングが作れるくらいの勢いになるかもしれません。
そしてこの人気投票で(私にとっては)重要なポイントが、イメージ映像キャラの名称公開です。連載当初は意味が分からなかったけど名称が公開されたことでネタの意味が分かったなんてものが結構あります。例えば「ガモンロー」や「惨状法師」。当時はなんでカモ人間がこんなセクシーポーズを取っているのかとか、なんで殺戮しているのが三蔵法師なんだとかいまいち意味が理解できていませんでしたが…つうかこれ、ほんとに名前のネタばらしがないと分からないな。名前に意味があると推測していけば解読できないこともないでしょうが、『ネウロ』本編の推理トリック以上に本格的に読者の推理力が試されますね。家具男編で出て来た丑(バッファローマンもどき)と寅(ラムちゃんもどき)の名前も載せてほしかったなあ。


穂村の前に現れた指名手配犯、葛西善二郎。
葛西「火火火ヒヒヒ、警官ってモンはな、交通違反と盗難チャリの見つけ方しか教わってないんだよ」

いきなりキャラインパクト大の笑い方をしてくれました。跡部様の「フフフフ…ファーハッハ」に匹敵する笑い方です。いや、跡部様や悪魔超人だってこんな笑い方しないでしょう。

葛西「最近じゃ映画とかマンガだってそうだろ?「本当は善い奴だったんだ」みたいなラスボスばっか」

ああ、多いですよね、そういうの。って、アクマ退治とか少年マフィアとか悪霊退治の漫画のことを言っていますか。

葛西の言う『絶対悪』の存在、『悪』のカリスマ、なにやらDIO様みたいな人の登場が匂わされました。そのDIO様も、あまり人に知られていないところでは聖職者とお友達になったり足の異常を直してあげたりと、いい人なところを見せていたりしましたけどね。まあ、あのDIO様はプッチの中で極度に美化され歪曲されたイメージ映像だった可能性もありますが。
穂村はXIの存在を連想していましたが、どうなんでしょうかね。XIも確かに大した意味もなく人を殺す存在ではありますが、『絶対悪』と言われるとどうも違うような気がします。『悪』としての印象がそれほど強くは感じられませんでしたし。

元はネウロが作った借金なのに、ネウロから500万とシャレにならない借金を背負うことになった弥子。



こんなツッコミが今の弥子には一番ぴったり来ます。

「これは古くからある連中の手でね。素人はよくひっかかるんだ」
「まあ…万が一貸しを作っても、「数十万なら」ってそういう気持ちで、うっかり契約書にサインをしてしまう」
「しかしその時その人間が保証したのは、今、目の前で貸している数十万じゃなくて、この契約そのものの保証なんだからよ、皆そこのところを錯覚する…」

この後闇金融と同じくらいに胡散臭い人たちを頼った弥子、行き着く先はエスポワールかはたまた高層ビルの鉄骨渡りか。

弥子「こいつの狙いは全て…私を奴隷にする事に向いている!!」

普段からナチュラルにネウロにされていることとそれほど変わらないと思うのは私だけでしょうか。


短期で大金を稼ぐツテとして弥子が頼ったのはあの二人。意外に早い再登場の早坂兄弟です。
しかしこの二人もそれなりに危ない人たちなので、うっかりもうけ話にのった結果…



こんなことにならないか心配です。



BLEACH

実は結構強いらしいエリマキ大帝、ノイトラ。今の彼は、ウルキオラと織姫の密会をこそこそ覗きに来ていた男とは別人のようです。当初はヤミーに並んで雑魚臭かったノイトラでしたが、急に更木剣八の時のような持ち上げがされていますね。弱っちそうだったキャラにこうやって貫禄を付けてインパクトのあるキャラ作りをしていくやり方はやはり上手いと思います。

で、何故かチャドにトドメを刺さないノイトラ。そんなことじゃあ、ドルドーニさんにチョコラテは置いていけと説教されますよ。日番谷に残心がどうとか偉そうな口をきかれますよ。
とうとう部下からも「なんでトドメ刺さないのさ」と聞かれて、「雑魚を千匹殺したとして、誰が俺の最強を認める?」と答えるノイトラ。うん、答えになっているようで答えになっていないよ。あと質問文に対し質問文で答えるとテスト0点だって教わりませんでしたか?



ワンピース

俊敏なゾンビって嫌だなあ。『バイオハザード』で雑魚ゾンビがランニングで追っかけてきたりしたら泣きますよ。



NARUTO

どこの所属かはよくわかりませんが、忍の群れを壊滅させたサスケ。でもとどめは刺しません。エリマキの人といい、最近のジャンプではむやみに人を殺してはいけないという制限がかかっているんでしょうか。
これは確かに大蛇丸に「甘い」と言われてもしょうがないですね。ライバルのナルトの方はサスケを粉々の肉片に変えてやるつもりで新術を開発しているというのに。
あと倒れている忍の中にケツにクナイ刺されている人がいるんですが、これはサスケの嫌がらせなのか。



テニスの王子様

どうもここ数週の展開を見る限り、乾と財前はすでにコートの中にすら入れてもらえていないようです。
完全にパートナーの存在が無視されて進む試合。ダブルスのルール上は乾も財前も、相手のサーブをレシーブする順番が回ってきているはずなのに、レシーブさせてもらっている描写が見あたりません。どうやら勢いに任せてなし崩し的に本当のシングルスのルールに変更されてしまったようです。今の乾と財前ほど居心地の悪いポジションいる人間はいないでしょう。
そんな勝手に行われているシングルスプレイに何一つ突っ込まない審判ですが、これまでにコート上で漫才をやらかされたり、人が観客席まで何度も吹き飛ばされたり、しまいには人間が発光するという異常なことばかりやられていて、そろそろ正常な判断ができなくなっているのかもしれません。もう好きにしてくれよ、俺もう帰りたいよ、という気分なのでしょう。
今なら手塚がラケットで千歳の首をはねても、「FINISH HIM! FATALITY!(勝負あり)」と言って普通に手塚の勝ちを宣言するかもしれません。



To LOVE る

すげェよ矢吹(長谷川)先生!
この前「都合良く服だけ溶かす粘液」が出た時にこういう感想を書きましたが、
>いやもう、ここまで割り切ってやられるといっそ清々しいです。
>エロ同人誌が妄想をかき立てる余地すらありません。
都合よく嗅ぐだけで淫乱になる媚薬でも、都合よく飲むと
>体が大人(or 子供)になる錠剤でもなんでもやってください。

今度はまたも都合よく食べるだけで淫乱になる媚薬をやってくれました。ララが一晩でやってくれました。「嗅ぐ」と「食べる」の違いはありましたが、こうも読者の予想を外さない王道路線ぶりは本当に清々しいです。
しかし、それでも一つだけ全くの予想不可能だったのは、
バレンタイン→乱交
という必然性が微塵も見られないこの展開です。クリスマスを性夜と呼ぶどころの騒ぎじゃありません。だって、「女性が男性へチョコレートを送る日」からどうやったら「みんな淫乱になって乱交する」なんてシチュエーションを連想できますか。「聖バレンタインが処刑された日」に「みんな淫乱になって乱交する」なんて発想、常人にはどうやったって出て来ません。聖バレンタイン様も後世にこんな漫画が描かれることになるなんて予想だにしなかったことでしょう。


2007/2/14


ジャンプ感想(2007年11号)

NARUTO

結局角都の体から出ている黒い物ってなんだったんでしょう。今週の体型を変化させたついでに発毛までしていたところを見る限りでは、これは角都の体毛ではないかと推測されますが。8号の感想で角都がワキ毛真拳を使っているように見えたと書いたのもあながち間違ってはいなかったようです。
もうどこからどこまでがどこの毛だか分からない角都の剛毛ぶりにイノあたりはかなり引いちゃってますよ。

圧倒的な破壊力を見せたナルトの風遁螺旋丸。なるほど、これだけ新技にこだわっていたのは当たれば確実に殺れるという自信があったからなんですね。ナルトが目標とするサスケもこの技で五体どころか内臓までバラバラにブチ撒けてやるつもりなのでしょう。
新技を覚えても相も変わらず近距離戦闘しか能がないナルトですが、ひたすら一つの戦闘スタイルにのみ特化するというのも悪くはないと思います。それにサスケが千鳥を発展させて近距離攻撃と中距離攻撃を強化させていたのに対して、ナルトは一つだけは追いついたわけです。この短期間に大した成長ぶりです。自雷也と三年間修行して何も変わっていなかったことは忘れてもいいくらいです。



ワンピース

『ワンピース』は今週で444話。今ホラーチックな展開になっているのもこれをふまえてのことだったんでしょうか。

さて、急展開に見せかけていたブルックの仲間入りイベントでしたが、いくらなんでも尾田先生がたったの二、三週でこんな大事なイベントを片づけてしまうわけがありませんでした。今の『ワンピース』なら、新メンバーの追加ともなれば最低でも一年はかけて共に戦い、過去の悲しい出来事も語ってそいつがルフィ海賊団の一員になるにふさわしい人間であることを証明しなければなりません。今一番の新入りのフランキーでさえ、もうかれこれ二年以上前に出会っているかのような錯覚さえ起きてしまうくらいに私たちは彼のことをよく知っています。
しかし今回のスリラーバーグ編、『ワンピース』の展開としてはいつになく急ピッチで進んでいます。途中でブルックの過去話が入ることを考慮しても、結構早い内に片が付くんじゃないでしょうか。早ければ来年のバレンタインまでには完結してしまうかもしれません。少なくとも『HUNTER×HUNTER』の連載再開前には片づくでしょう。



魔人探偵脳噛ネウロ



ええい、大塚の家具は化け物か!!

今週の『ネウロ』は扉絵で『聖闘士星矢』の聖衣解剖図のように大塚の家具解剖図を描いてほしかったです。
ところで私の住んでいる国ではこういう物は家具とは呼ばないです。
あと拳銃の設置されている位置がヤバい。お前は何を発射するつもりなんだ。

大塚の怒りのベクトルって「噛み切り美容師」百舌に近いものがありますね。今になるとドーピング料理を作っていた料理人なんてかなりまともな部類に思えてくるから不思議です。



その格好で行く気か!!!
いろんな意味でそれだけはやめた方がいいと思う。

濡れ衣が晴れた池谷を待ち受けていた由香。なにげに池谷の身を案じていたりとちょっとツンデレチックです。

池谷「とりあえず座らせろや、なっ?週一ペースでいいからさ」
由香「いいわけねーだろ!!」
池谷「じゃあ月一……年一なら?」
由香「……やだって」

あ、ちょっと考えてる。十年一度くらいだったらオッケーしてくれるかもしれませんよ。

今週最後はHAL編で伏線のあった葛西が登場。立海の副部長が出て来たかと思いました。穂村に対して「俺の放火はお前の放火より……3倍萌えるわ」と言ってくれるんでしょうか。
なんとなくこの後穂村が酷い目に遭いそうな予感がします。



BLEACH

なんか今週もいちゃいちゃしていた織姫とウルキオラ。
「食事だ、食え」と言うウルキオラに対して「いりません」と返す織姫。正確には食べたくないのではなくウルキオラ手ずから食べさせてほしいのでしょう。そんな気の利かないウルキオラに織姫も心の中で「Shit!」と舌打ちしているのか、しかめっ面のままです。
しかしここでようやく織姫の意図に気付いたウルキオラ。少しだけ譲歩します。

ウルキオラ「俺が無理矢理捻じ込んでやろうか?それとも縛り付けて栄養注入だけにして欲しいか」

どうもウルキオラもまだ「照れ」があるようで、思ったことを素直に言えないようです。むしろこれじゃあ逆効果です。せめて「俺が無理にでも食べさせてやろうか」でも良かったかもしれないのに、表現をいじくりすぎてなんだか危ないプレイさえ連想させてしまいます。特に「縛り付けて栄養注入」のあたりが。
「ご飯を食べさせてあげる」からいきなり「SMプレイ」と想定外の方向にランクアップしてしまったことに戸惑ったであろう織姫ですが、しかし…

織姫「…茶渡くんは死んでない…」

と、話をどうでもいいところに逸らしていますが、ウルキオラの提案に対しては肯定も否定もしていません。おそらくもうあと一押しすればオッケーが出るかもしれません。その展開もウルキオラとしては想定外でしょうが。

ウルキオラ「俺はお前をあやす為に此処に居る訳じゃない」

その割りには足繁く通っているわけですが。というか、どっちかと言えばウルキオラに藍染から下された命令ってそれに近いものだったんじゃないかと思うんですが。要するに織姫のお守りでしょう。私情を挟んで痴話喧嘩なんかしてないでちゃんと職務を全うしてください。

今週最後のアロアロなんとかさんの正体が、ハシラの煽りを見るまで全くわかりませんでした。海燕なんてレアキャラの顔を覚えていた読者ってどれだけいたんでしょうか。ルキアの知っている人物ぽいから織姫の兄貴あたりかと思ってました。
おそらく『BLEACH』の担当も同じことを思ってわざわざこんな説明的な煽りを入れたのでしょう。



D.Gray-man

ジャスデビって結構イイ奴じゃないですか?
徒手空拳で戦うクロウリーに対して同じように徒手空拳で応対。さらにすでに急性アルコール中毒の一歩手前になっているクロウリーの体を心配してわざわざ代わりに小瓶の血をイッキ飲み。ついでにクロウリーのために棺まで用意してくれちゃう心尽くし。リフォーム番組の匠並みの粋な心遣いです。出て来た棺が構造的にどうやっても閉まるはずのない形をしている欠陥製品だけどね。



ユンボル

武井節全開のいい作品だと思うのですが、にもかかわらずだんだんと掲載位置が危なげになってきているのは人気が取れていないってことですよね…
この漫画のツボって、ふざけたノリを真剣にやっているというその微妙さ加減なんですが、ある程度の年齢層でないと分かりづらい、ぶっちゃけ「少年」向けじゃないかもという懸念はありましたが、その通りになってしまっているのでしょうかね。

目覚めたてユンボル×1人 対 ユンボル×11人という、ドリルもうっかり「圧倒的じゃないか我が軍は!」と言ってしまいそうな戦力差だったわけですが、それでもバルが総攻撃を受けてやられてしまわないのは、ドリルにバルを仕留める意志がなかったからでした。敵は敵だけど、どちらかというと今はいじめるのが目的というGUNG-HO-GUNS的な立ち位置のようです。


2007/2/7


ジャンプ感想(2007年10号)

D.Gray-man

飲めば飲むほど強くなる、クロウリーの能力にはそんな酔拳みたいな性質がありました。パワーアップまでできたなんてのは初めて聞いた気がしますが。飲んだら吐くな、吐いたら拾え。飲血は二十歳になってから。
アクマの血を飲むことでいくらでも強くなれるのなら、「最初っから好きなだけ飲んでおけばいいんじゃないの、なんで『BLEACH』みたいに出し惜しみにしてるの」というツッコミはおそらく作者も含めて誰もが思ったであろうことで、そこは飲み過ぎてはいけない理由をちゃんとフォローしていました。
アクマの血を摂取しすぎるとアクマの毒を浄化しきれずに侵されてしまう。お酒の飲み過ぎで急性アルコール中毒で倒れてしまうようなものですね。イッキ飲みによる死亡者は過去10年で70人にもなるといいます。飲み過ぎは本当に危険なので注意してください。もし大学のサークルや職場の付き合いで無理に酒を勧められるようなことがあれば、「だが今はまだ飲めん…!!」と言っておきましょう。
そういや初期のクロウリーって、小瓶の10本、20本どころか、アクマ(エリアーデ)の体まるごとの血を飲み干していた気がするんですが、これは大丈夫だったんでしょうか。イッキ飲みってレベルじゃねーぞ。



BLEACH

久保先生は本当にチャドのことが嫌いなんだな。そう思いました。
十刃落ち相手に圧勝させておいて、その後で一気に落とす。持ち上げと落としの振り幅の大きさが究極の破壊力を生む、強敵に噛まれるまではいかにも強そうに描かれているほどよいとされる、消力の極意です。
しかも十刃と言っても、よりにもよってヤミーの次に雑魚っぽいノイトラ(推定十刃 9)です。戦力的には死神隊長クラスとどっこいどっこいといったところでしょう。下手したら逆に噛まれそうな人です。そんな相手に傷一つ負わせられなかったチャド、尸魂界で隊長クラスの死神にあしらわれていた頃と変わっていません。その直前に三席の死神相手に圧勝して噛ませ犬らしい「前振りの持ち上げ」をされていたところまで同じです。どうやらガンテンバインさんがあまり強くなかったためにチャドがいかにも強くなったように見えましたが、実際のところはあんまり変わっていなかったようです。
そしてチャドに「逃げろ」と警告するガンテンバインもどうかと思います。一回全力で戦っただけの敵にこんな簡単に肩入れしてしまうのは組織の一員としては色々と問題があると思います。破面の人たちはしつこいくらいに「藍染様のために」とか言っていますが、そのわりには主君への忠誠心に乏しい人材が多いです。それともしつこいくらいに言わないと誰も言うことを聞いてくれないくらいに組織としてのあり方が崩壊しているのでしょうか。この藍染様の人望の無さはちょっと異常です。
藍染様の行動を振り返ってみても、暇つぶしに部下に嫌がらせをしてみたり、忙しい中幹部の破面たちを招集して何をするのかと思えばみんなに紅茶を勧めるだけだったり、女性破面をはべらせてエロオヤジぶりを発揮していたり、この人、虚園ではろくなことをしていません。人心が離れていってもしょうがないとは思います。

チャド「問題無い!動きは遅い!」
チャド焦りすぎです。まだ動いてすらいない相手を見て、何をもって「動きは遅い」と判断したのでしょうか。



NARUTO

カカシやヤマトはナルトに何か弱みでも握られているのでしょうか。不必要なまでにナルトの顔を立てようとするこの二人の考えがよく分かりません。

ナルト「でも今オレはその危ない橋を一人で渡りたいんだってばよ。向こうへたどりつけなきゃオレはいつまでたってもガキのままだ」

一人でチームワークを乱しているうえに戦況までも悪化させかねないことをしようとしている時点で反論の余地なくガキだと思うのですが、根本的なところで考えが間違っています。

チョージ「螺旋手裏剣とか言うから、ピューって飛ばすのかと思ったら走ってぶつけないとダメなの?」

すっげーもっともなツッコミです。
というかこれ、螺旋丸と変わらないじゃん。つうか、むしろ螺旋丸で攻撃してたら角都倒せていたんじゃないの?わざわざ不安定な新技使って無理に倒そうぜって、こいつら「暁」をなめすぎです。



To LOVE る

「ひゃはは!ガマたんの粘液は都合よく服だけ溶かすんだもん」

いやもう、ここまで割り切ってやられるといっそ清々しいです。エロ同人誌が妄想をかき立てる余地すらありません。都合よく嗅ぐだけで淫乱になる媚薬でも、都合よく飲むと体が大人(or 子供)になる錠剤でもなんでもやってください。
そもそも、
「雇用者が依頼通りに仕事(暗殺)をしてくれない」→「スッポンポンにしてやる」
いったいどんなアクロバティックな発想をすればこのような結論にいたるのでしょうか。ダブルスの試合でシングルスをやる以上に理解不能な思考です。地球人と異星人の思考形態がいかに乖離しているかをさりげなく演出していますね。



ラルΩグラド

「乳」呼ばわりされたり、全裸なのにメガネをかけていないことを第一に気にされたり、作中におけるミオ先生の扱いがなかなか泣けるものになってきています。本人でなくても巨乳とメガネさえあればラルはそれをミオ先生と認識するかもしれません。



魔人探偵脳噛ネウロ

「貴様、ピンチだぞ。このダメ中年が」

今週のネウロはなんか色々と煽りにも使えそうな素材を提供してくれました。
池谷には表の顔をやめてドS魔人の本性を表して話しかけているネウロですが、ネウロが本性を表して話す時は、弥子や吾代のように(ついでに望月も)今後も密接な付き合いを続けていくことにしている時なので、池谷のレギュラー化もこれでほぼ確定したと言えるでしょう。少なくとも悪いようにはされないはずです。せいぜいローンがたっぷり残っている新車を全壊されるくらいです。
外道ではあるけれど、自分の創作物への思い入れ、そしてこんなことになっても身内の大塚を全く疑っていなかったところはいい人と言えるでしょう。「あんたがいい人だからな。外道だけどイイ人だ」

机の上で死んだ被害者のイメージ映像、なんでバッファローマンなんだ。もう一人は『うる星やつら』のラム…?どういうつながりなんでしょう。

そして今週ラスト、来た、来た!変態が来たぞ!
これなんの一人Mプレイですか?

大塚「こいつらにも…思い知らせるしかないのかなァ…完成された家具ってやつを」

意味がわからない。ダブルスの試合でシングルスをするくらいに理解不能だよ。とりあえずズボンくらいははけよ。「完成された家具」って、文字通り自分が家具に成っちゃってますが、こういうことでしょうか。
大塚「何故あっさり自白したのか分かるか?俺には確実におまえら全員から逃げる自信があるからだ!!」
大塚「数えきれない木材・金具を精密なバランスで配合し特殊な仕掛けを施して装着すること七日七晩!!」
大塚「これが長年にわたる研究の結果たどりついた……ドーピングエボニーチェアーだ」
大塚「さあ諸君、俺が逃げるのを止められるかな」
下半身を鍛えているっぽいので足は速いはず。

あと関係ないかもしれませんが、構図が俯瞰になっているからか、気のせいか大塚の頭身が妙に低いように見えますね。



テニスの王子様

      ヽ、/l.∧.lヽ,M./l.∧.M,lヽ,∧./l.//、
     \ゝ                 ア//   あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
    <                      ─,-
   ヽ ̄                      ─,-  『おれはダブルスの試合に出たと思ったら
   三                         >  ラケットも持たずにコートの外に立っていた』
  彡                         ミ_
 <                          、─`  な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
 三              l li |\li |ヽ ,     ヽ  おれも 何をやっているのか わからなかった…
 /     , -、  ,、./l /l /vヽl ヽ  `' レヽliヽ|ゝ ̄
  ̄ゝ   //ゞ,ヽ''─|-|-、||__   ── 、 u' |
  <   | l -t ;| | `     ̄'─--l''''‐`、 ,!      頭がどうにかなりそうだった…
  ∠.   l  ^ヽ l .|    u'     |  |-/7
  彡__  ヽ ヾ_,l レ.          L_| l/      催眠術だとか超スピードだとか
   /   \ ヽ,  u'           i      そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
   ノ/レ|/|/  ̄l      u'     __  l,
      l    i ヽ            r'''"
 ;──-'- 、、_ヽ \.       ──i´        もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…
 |___     ̄````l'ー;、u'    /´
./──-- 二二─---./ / ''‐- 、,,/__  
          ̄ ̄/ /二─--/ /

少なくとも建前上はダブルスの試合である以上、ルール上、乾はポイントごとに入れ替わりでレシーブはしないといけないわけでノートを取っているヒマはないはずなんですが、もうテニスのルールも忘れてしまったのでしょうか。そして財前も端から試合に参加する気のない奴になんでこんな偉そうに説教されないといけないのでしょうか。ダブルスの試合として当然のことをしただけなのにかなり理不尽なことを言われています。

こんな強引な展開でシングルスの試合にするくらいなら、いっそのこと残りのメンバーで三対三の変則マッチにでもしてしまえばよかったんじゃないですかね。かつてゆでたまご先生が使った方法でやれば簡単にシングルス勝負が実現できますよ。

財前「手塚よ。我々のチームがあんたのチームと戦った場合、我々四天宝寺は良くても一勝一敗で引き分けるのがやっとだろう。その場合、我々のチームはおたくのチームに負け越している分不利になる。そこでだ、四天宝寺中と青学の戦いだけは従来の団体戦をやめて、我々のチーム3人と青学チームの代表3人とが戦う、6人タッグマッチで雌雄を決するというのはどうかな?」
四天宝寺中監督(そ…そうなんだよ財前。わたしもやつらに6人タッグマッチを挑みたかったんだ…しかし監督としてそんな弱気と見られる発言はできなかった…)
手塚「よかろう!6人タッグの提案をのもう!!しかしそちらの条件をのんだんだ。タッグマッチのルールはこちらで決めさせてもらうぜ。まず試合をするコートは…」
乾「オオ!(カチ)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
金太郎「おわーーーっ。見ろ、コートがもりがっていくぞーーーっ!!」
財前「ゲーーッ。このコートは立方体だったのか!?」
金太郎「な…なんだこのコートはーーーーっ!?てっぺんのコートだけでなく左右の側面からもコートが現れたぞーーーっ!!」
千歳「こんな風に対戦相手同士がふたりずつ3つのコートに区分けされてしまっては、タッグマッチではなくシングルスになってしまうぞーーーっ!!」
手塚「ククク…どうだね四天宝中の皆さん、高重力三面コートは気に入ってもらえたかね」