2007/4/26ジャンプ感想(2007年21号) ジャンプゲーム情報 DS用ソフト『BLACK CAT』の新規描きおろしキャラにレッドXIIIがいたことに思いきり噴き出してしまいました。こういうのを見るとやっぱり矢吹先生だなあと思ってしまいます。思えば『もて王』以前にジャンプでパロネタを確立させた漫画でしたね。 To LOVE る(巻頭カラー) スカートのなかにいる!(Wizardry) BLEACH 全然一護を殺す気のないウルキオラ。ノイトラといい、十刃の人たちはチョコラテがどうのと説教されそうな人ばかりですが、ウルキオラは確か一護がもっと強くなったら味方に引き入れようとか言っていたんでしたっけ。強さ云々はおいといても、味方に引き入れるには交渉以前から最悪の関係になっているんですが、どうやって口説くつもりなんでしょう。織姫の救出に来たはずなのに目的が打倒十刃になっている一護のことです、織姫が破面側にいるということは交渉において何のアドバンテージにもならないはずです。下手すれば織姫もついでに殺してから帰還しかねません。 そして一方、ある意味引きこもりニートな生活を送っている織姫はというと、”ロリ娘に虐待されていました”。字面だけ見ればその手の趣味の人にはたまらないシチュエーションになることでしょうが、織姫がノリ気でないので普通の虐待になっています。でもロリ娘の方は血まみれの織姫の顔を見て顔を紅潮させてかなり興奮しています。 前作『ZOMBIEPOWDER』でもショタキャラが若い女性を拷問して指を切断するシーンを描いていた久保先生ですが、虐待・陵辱系のシチュエーションを描かせたら少年ジャンプにおいても上位に入ることでしょう。 それにしてもこの後どうなってしまうのか心配でなりません。ええ、もちろんロリ娘ともう一人の地味な子(名前忘れた)の方がです。織姫の方は、痛いのはともかくケガなんて彼女の回復魔法ですぐに治せます。しかしロリ娘たちの方は、万が一、織姫に片思い中のウルキオラにでも見つかろうものなら即座に八つ裂きにされかねないし、藍染様にでもバレれば「お仕置き」と称して今度は彼女たちがどんな虐待と(主に)陵辱を受けるか分かったものじゃありません。特に藍染様の考えることですからノーマルな行為には及ばないはずです。彼女たちは今自分たちがどんだけ危険な命の綱渡りをしているのか気付いていません。 そして織姫の虐待に割って入ったのはウルキオラ……ならぬグリムジョーでした。これは意外な展開です。 正直、なんでグリムジョー?ということに気を取られて、彼が鍵はすでに開いているはずのドアを無駄にド派手に吹き飛ばして入ってきたことなどどうでもよくなってしまいました(内側には鍵穴も何も付いていないから外側からしか施錠できないはず)。 しかもなんか助けに来たっぽい雰囲気を醸し出しています。この人が織姫を助けに来る理由が何も思いつかないのですが、腕と腹の傷を治してくれたことに恩を感じるうちに恋にまで発展してしまったのでしょうか。 藍染様からはお気に入りにされて、お気に入りの座を奪われた女たちからは妬まれて、ウルキオラとグリムジョーからは片思いされて、その当の織姫はというと一護のことしか頭になくって、でもその一護は織姫のことはすでに眼中になく今となってはついでに始末されそうな勢いだし。どこぞの少女漫画よりもはるかにドロドロとした展開になってきました。そんなふうにどうにも『BLEACH』の人間(死神、虚)関係が複雑になってきたので、ここで図にまとめてみました。 ここで分かるのは、もし今後、雛森が戦線復帰するようなことがあれば、織姫は今度は雛森から命を狙われることになるということです。 さて、阿散井対ザエルアポロの戦いの方はというと、阿散井は始解のまま相手にろくに傷を付けられずにいました。 ザエルアポロ「飽きた、と言ったんだ。言葉も解らなくなったのか?失礼を承知で百も言うが、正直、もう見るべき所が無いんだ」 阿散井との戦闘前に必死こいてデータ収集をして卍解を封じるようにセッティングまでしていた彼が一体何を言っているのか、阿散井でなくても彼の言葉の意味が解りませんが、どうやらそろそろ止めを刺したいらしいです。 ザエルアポロ「ともかく君は最早、僕が直接手を下すには値しないという事さ」 阿散井との戦闘前に必死こいてデータ収集をして卍解を封じるようにセッティングまでしていた彼が一体何を言っているのか、阿散井でなくても彼の言葉の意味が解りませんが、どうやらそろそろ止めを刺したいらしいです。 NARUTO 「…お…お前らは一体…何が目的で…ここへ来た?」 水月「重吾を連れ出しに来ただけだけど…仲間にしたくてね」 水月たちにボコられた彼らにしてみれば、大蛇丸が死に、看守も全員倒して、やっと自由の身だと思っていたところにボコボコにされて、理由を聞いてみれば用があるの重吾だけで俺たち関係ねーじゃんかといい迷惑な気分になっていると思われます。 水月と重吾の争いを、体から出した白蛇で止めたサスケ。大蛇丸を取り込んだというのはその能力も一緒に取り込んでいるようです。ところでこの白蛇、体のどこから出ているんでしょう。服の袖には通せるようなスペースがないので、位置的には尻から出ているように見えるのですが……大蛇丸を取り込んだことで予想通りサスケも変態化しつつあるようです。多分そのうち脱皮とかします。 それを見て「た…たまんない…」とか言ってる香燐はもう極度のド変態です。「蛇」と「尻」で絶対いかがわしいシチュエーションを連想していましたよ。 魔人探偵脳噛ネウロ(Cカラー) ・ドラマCD第二弾 パッケージイラストの弥子がなんかエロスなことになっています。弥子単体だけならまだしも、隣にいる二人の手つきがいやらしい。特にVの方の手つきはかなり危ないです。大丈夫なのかこれ。ネウロの方も弥子に何かしでかそうとしているようにしか見えません。「弥子あやうし!」とありますが、どういう意味で「あやうし!」なのか。ついでに私の頭も大丈夫なのかこれ。 ・本編 睦月は包装されていない剥き出しの巨大ポッキーを手袋に入れたまま持ってきたのだろうか。 「父の中にある厳しさと甘さが…兄にとっては全てが悪く影響してしまったのでしょう。終わった事を悔いても仕方がありません」 どこかで聞いたようなフォローだと思いましたが、ジョジョ1部でディオがジョースター卿を刺した時にジョースター卿が言ったフォローに似ているんですね。吾代あたりはこれを聞いたら「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!ちがうね!!こいつは生まれついての悪だッ!」とか言い出しそうですが。 そして再び動き出すサイ。崩壊を免れたHALの残骸から復活したHALのバックアップことHAL2。しかし哀しいかな、復活怪人のセオリー通り見事に弱体化しサイの餌食となりました。 本来のHALでもなくオマケ的な登場でしたが、HAL編が初の長編できれいなかたちで終わったシリーズだけに、このようなかたちでもHALを再登場させてしまうのはあまり嬉しくなかったですね。 ところでHAL2を取り込む時のサイですが、これ… 「撮り殺してやる」の人!? この後HAL2も「観察サレルッ」と言ってますから、本当にあの人の能力(?)をコピーしたようです。倒した相手の能力をコピーするって、バトル漫画の主人公みたいなキャラになってきました。天才め!!! コンピュータになってHALのプログラムを取り込んでサイが何をしたいのかはまだ分かりませんが、かつてHALがやったように大規模なハッキングをしたり、電子ドラッグで大量の一般人を操るのに使うのでしょうか。ただ、電子ドラッグについてはもうワクチンが出回ってしまっているからこちらについてはなさそうですが。 ところでHALと融合したサイですが、何と呼べばいいのでしょうね。「サイ」と「ハル」なので「サル」と呼んでおけばいいでしょうか。 サムライうさぎ 松山桐之進が支払ったのは刀であった 女郎一人無礼討ちにしたくらいでは役人は動かぬ そう自惚れていた 気さくな面とは裏腹に、結構アブない奴だった桐之進。そしてかわいい絵柄とは裏腹に今日も人が死んだ『サムライうさぎ』。 知行八百石の書院番士の松山桐之進。書院番士とは江戸幕府の将軍直属の親衛隊で、典型的な出世街道だったらしいです。掛川藩の武芸師範役の岩本虎眼が知行三百石で、これで大きな屋敷と道場に十人以上の奉公人を抱えるだけの暮らしの余裕がありましたから、八百石と言えばかなりの高禄であると言えるでしょう。 志乃の元ダンナだったという桐之進。当時の結婚はだいたい同じくらいの身分同士でくっつくという話からすると、知行八百石の桐之進と、作事方の下っ端の吾助と同身分の家柄だった志乃とでは身分からして釣り合わないことになります。当時の作事方の物書の給料が20俵(10石程度)くらいなので、ナメック星到着時のフリーザとベジータほどの戦闘力の差があります。元々は摂津家の身分がそれくらい高かったのが、何かの不祥事で減俸されることになって桐之進から婚約関係を破棄されたとか、そんなところでしょうか。DVを起こしそうな人柄の桐之進ですが、さすがにそれが原因で別れたとなると志乃の兄との人間関係も気まずくなるでしょうし。 家庭教師ヒットマン REBORN! 扉絵のこれは、最近のジャンプ漫画によく見られる後々のカードゲーム化を意識しているんでしょうか。太猿、野猿とも階級がC++とDランクと下っ端なので、クズカードの扱いですね。 山本「人間の体ってのは、血液だけでなく目に見えない生命エネルギーが波動となって駆けめぐってるんだ」 場所が場所なら胡散臭い霊感商法のターゲットにでもされているんじゃないかと疑いたくなる発言ですが、こうも爽やかに言い切られると疑いの余地を挟めません。 10年後の世界で10年後の成長したキャラが登場して戦うっていうのはちょっとベタとも思いはしたけれども、10年後のハルと京子の登場にはいいと思ってしまいました。 で、ハルがツナを「ツナさん」と呼んでいるのに対し、京子は「ツっ君」です。なんですかこれ、完全に恋人同士の呼び方じゃないですか。10年経ってもツナをそのような愛称で呼ぶ位置になれなかったハルなどは、この京子の呼び方にかなりの悔しい思いをしているんじゃないでしょうか。 京子がツナを呼ぶ時の名前は「ツっ君」 ツナの友達止まりの身分のハルには 呼ぶことの許されぬ呼び名である そんなわけで、これまでその存在価値が空気中の二酸化炭素くらいに希薄だった二人の旧ヒロインでしたが、ここに来て見事なリボーンを果たしたようです。 と、思っていたらいきなり全員10年前の姿に戻ってしまいました。なんてこった、せめて女性キャラだけでも残しておいてくれればいいのに。 焼肉の王子様 許斐先生が本当に描きたかったのはこういうのだったのか、それとももう自分でもどうしたらいいのか分からないくらいに暴走しているのか、少しだけ心配になります。 「こいつの舌にあう肉あるんか。跡部景吾!! 髪の毛は……」 本編中、私生活の部分はまったく公開されてはいませんが、やはり跡部様はおぼっちゃまキャラだったようです。まあ、一般的な家庭生活を送っていてあの性格が形成されるとは信じがたいですが。将来的には海馬瀬人のように笑い声の素敵な社長様になると予想されます。自宅に自分の肖像画とか胸像を作らせて飾っていそうな人です。 そして髪の毛は本当にどうなったんだ。まさかこのまま何もなしで済ませるつもりはないですよね、許斐先生。跡部様のカツラヘアーがポロリして金網の上で焼きそばと化すか、乾特性ドリンクを飲んだ跡部様が倒れ込んだところでカツラヘアーがパサリと落ちて脱落者の無惨な様を印象づける展開を期待しています。 ▲ 2007/4/17
2007/4/11
2007/4/3ジャンプ感想(2007年18号) ワンピース 奥方様は”鼻唄三丁”なるものをご存じで? これ、ウソップたち死んだよね。 三人とも真剣で斬られたことは確実、もしも峰打ちだったら刃が当たったことに気付かないなんてことがまずありえないことですし。 はっきりと描かれていないんでわかりにくいですけど、多分三人とも内臓がこぼれ落ちているはずです。三寸切り込めば人は死ぬのだ。 先週の感想でスリラーバーグ編の敵キャラが総登場、なんて書きましたが、これはあまりにも甘い読みでした。まだまだ出ます。まだまだ増えます。この後もホグバッグの奥の手のゾンビとかも出てくるでしょうし、一年や二年で終わるような話じゃありませんでした。 ついでに勢い余って無敵の男爵様こと、アーマーバロンまで蘇っちゃったよ。和月先生が「こいつが出てくると話が終わってしまう」と言って封印してしまったキャラを出してくるとは、ジャンプの看板漫画家としての自信のなせる行為でしょうか。 サムライうさぎ ナナガミ様のご神体が、草ではなくとうもろこしとか別のものに見えるんですが、 →実は千代吉たちはナナ菜の食べる部分を間違えていた →間違いに気付き、ナナ菜の販売が再び好調になる という円満解決になるのかな。 さて、色気方面でのアピールは皆無と思われていた『サムライうさぎ』でしたが、どうやらその評価を改める必要がありそうです。扉絵で化粧した姿になってもギャグになってしまう、志乃に足りない色気分を補うためか、「エロ巫女」という、テコ入れってレベルじゃないキャラを福島先生は出してきました。 そしてその行動も「エロ巫女」の名に恥じません。巫女でありながらご神体の上で乱れた姿を晒し、「一人○○○」をするという罰当たりな行為をしていた加代。 加代「一人○○○。きィ〜もちいいよオ〜」 千代吉「あぶねーっスよ!!」 いろんな意味で危ない。 しかも巫女服コスに、血のつながっていない姉と弟という『To LOVE る』でさえいまだ到達していない境地を通過してしまいました。 千代吉「…何スか、一体…加代姉、死ぬトコだったじゃないスか…やっぱ ここで再び千代吉がナナガミ様のことを疑うのは仕方のないことです。加代が死ぬところだったかどうかはともかく、空中から垂直に落ちてきた鍬が加代の体には傷を付けることなく服だけをきれいに四方にちぎり飛ばすという怪異が発生したのです。犬が手を使ってスカートをめくるのと同じくらい、そこに超自然的で意図的な力の働きがあったと考える方が普通でしょう。 千代吉は吾助の鼻血がほとばしる音を聞いた 吾助は見たのだ 加代の着物が、はだけた姿を ここまでは吾助の思惑通りであった ”ナナ神様は七菜村の村人の努力を無視しているゆえ、やむなく” 後に吾助は村長に対しこう答えている 千代吉「うだうだ言ってっと…師範もブッた斬るっスよ!!!」 ただ一つの誤算は この夜の千代吉が 正気でも曖昧でもなく ご神体であろうと師範であろうと 間合いに入ったものすべてを斬る魔神へと変貌をとげたこと 吾助の性欲はいつが盛りよな 吾助「スマン志乃よ…鼻血が止まらん」 失態である BLEACH もう少し粘るものと思っていたらこれで終わりだったマリモニーロ。マリモが二個入っていて片方だけ潰されたのは絶対マリモニーロが挽回するための伏線だとばかり思っていたのに、完全に予想を裏切られました。瀕死のルキアの一撃で簡単に壊れるような脆いガラスケースがまさか、彼らの生命線であったなんて誰が思うでしょうか。郭春成がバキにその間実に2秒でK.O.されたのと同じくらいの衝撃でした。 そして読者の誰も信用していないことですが、相打ちでルキアも死んだそうです。 ザエルアポロ「だからさ、君の仲間と十刃の一人が相打ったって話!おめでとう!大殊勲じゃないか」 うん、ここは素直にザエルアポロに同意して大殊勲だったと思っちゃいましたよ。敵のことを褒めてくれるなんていい人じゃないですか。阿散井がなんで怒っているのか分からない。 始解じゃ傷を負わせることもできないとタカをくくっていたら傷を負っちゃったザエルアポロ。そもそもこの直前の彼の発言に問題があります。 ルキアと正規十刃が相打ちしたことをわざわざ親切に教えてくれたザエルアポロ。効果としては阿散井を動揺させ、戦意を喪失させることを狙ったのでしょうが、これが逆効果だったわけです。ルキアが十刃と相打ちしたというニュースを聞くに至るまでの思考を推測するとこうなります。 ・最上級の大虚は死神隊長クラスが数人がかりでもかなわないくらいに強い(日番谷の話から) ↓ ・11番以下の十刃ですらない破面でさえ、阿散井は卍解して本気で戦わないと勝てなかった →十刃の連中はどんだけ強いんだ ↓ ・十刃に遭遇してしまったうえに、卍解が使えない →全力で戦っても勝てそうにない相手に戦力を削がれた状態で勝てるわけがない ↓ ・ルキアが十刃と相打ちした →あれ、もしかして十刃って実はたいしたことない? ↓ ・やってみたら始解でもダメージ与えられた →がんばったら倒せんじゃね? ←←←今ここ ムヒョとロージー 五領「でもねぃ、罪には罰なんだ」 いいこと言います。特に、過去に散々あくどい商売をしてきた末に禁魔法律家に組織を潰されて罰を受けたことのある五領が言うと重みが違います。逆恨みでたくさんの人間を巻き込んでいる大馬鹿者を「救う」とか言ってる甘ちゃんとは物が違いますね。 魔人探偵脳噛ネウロ 弥子が事務所に隠していた菓子12個中10個に下剤を盛っていたネウロ。いい加減、言葉責めや拘束プレイにも飽きてきたのか、ネウロも弥子へのSMプレイを次なる段階へと進めようとしているのかもしれません。 そして菓子を2個だけ食べて「奇跡的に生還した!!」と言っている弥子ですが、当たりを引いちゃったけどなんともなかった、という可能性の方が高いです。 三者三様、社長を殺せない理由のある容疑者たち。 屋上には上れないゴロー、社長を突き落とす力のないナウシカ、社長を屋上まで呼び出すことが無理なトトロ。もしもこの三人が共犯であれば、それぞれに不足しているものを補って社長の殺害は可能になるわけですが、今週ラストのネウロの台詞で単独犯であると断定されています。 ネウロ「あなた方3人の中で…仲間はずれがひとりいます」 ああ、ただよく見ると犯人が一人とは言ってないですね。もしかしたら「仲間はずれ」が犯人ではない人間なのかもしれませんし。ゴロー、もしくはナウシカと、トトロが共犯になれば、社長の屋上への呼び出し、屋上からの突き落としは可能になるわけです。屋上に上れないゴローが社長を屋上に呼び出しても不審に思われるでしょうから、消去法でナウシカ、トトロが犯人というのが濃厚でしょうか。 ただまあ、『ネウロ』は推理漫画ではないので、ここでいろいろと推理するのはあまり意味のないことでしょうが。 毎回服装が変わっている睦月。どんな服を着せるかってところだけでも悩むでしょうに、作者の気合いの入れようが分かります。 あと、今週登場した等々力さんがツボでした。変わった名前ですけど普通にある名字みたいですね。 そして少しだけ触れられる笹塚の裏の顔。そう言えばヒステリア編で伏線が張られて以降、ずっと謎のままになっていた部分でしたね。今回のように笹塚自身にはあまり関連性のない事件で全部明かされるということはないとは思いますが、少しだけ語られることになるのでしょうか。 ところで情報屋の顔が鷲尾に似ているのは気のせいか。 テニスの王子様 今さら敗北した相手の選手が流血していることには突っ込むまい。 「ウチの若いのを覚醒させる必要があったぜよ」 立海のテニス部としては赤也のアレはオッケーどころか予定事項だったらしいです。誰が発案したかは知りませんが、赤也を瀕死の状態にして金網に磔にし、最後に「ワカメ野郎」と罵ったらデビル化するなんて、どうやって推測したのでしょう。 もちろん、何もこんな全国大会の場で自らのチームを敗退の危険に追い込むようなことまでしなくても、他にデビル赤也を覚醒させる機会はあったのかもしれません。しかしそれをやると赤也の試合相手が死ぬので、立海の先輩たちもなかなかその計画を実行に移すことができずにいたのでしょう。 止めを刺しに行く真田。その止めを刺される相手は外人軍団の中でもひときわ雑魚っぽい面構えのスキンヘッドです。 もう来週には真田に脳天から地面に突き立てられて、柱のようにされている姿が目に浮かびます。 そして一方の越前と金太郎の戦い。 大石「え、越前っ。明日は決勝だ!無意味な試合でケガでもしたら…」 越前と金太郎が一球勝負をする前に大石が言った台詞です。この時は大石の発言はオーバー過ぎるものとしてネタにすらしていました。ところが蓋を開けてみたらこの発言は全然オーバーなんかじゃありませんでした。むしろまだ状況を甘く見てさえいたくらいです。ケガするだけで済むならまだマシだったのです。今週、越前はとうとう命の危険にまでさらされました。 石田「あれはワシの百八式より危険だぁーー!!」 「みんな伏せやーっ!!」 「逃げろ越前っ!!」 少し前だったら、テニスの試合で敵から逃げないといけなかったり、ギャラリーが巻き添えを怖れて伏せたりしないといけないことにどれだけのツッコミが入ったことか分かりません。しかし今はその言葉に納得してしまいます。石田本人の口から「百八式波動球より危険」だなんて言われたら、誰だって避難態勢を取ります。場合によっては建築物の倒壊、地震や竜巻の天変地異など、二次災害にも注意しないといけないかもしれません。 というか師範、自分の技が危険だってちゃんと自覚していたんですね。 ▲ |