くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2007/07)

2007/7/27


ジャンプ感想(2007年34号)


ONE PIECE

サンジ・アブサロム戦決着。なんというか、CP9戦の時が嘘のようなサクサクと進む爽快な展開。スリラーバーグ編での(いい意味での)展開の早さはあちこちの感想サイトでも指摘されていますが、本当にこのスリラーバーグ編は無駄に長引かないから爽快感があります。ブルックの伏線に七武海モリアの登場、三怪人勢揃い、将軍ゾンビの登場、あげくに巨人オーズまで出て来た時には今回のスリラーバーグ編は終わりまでに何年かかるんだろうと思いましたよ。あ、シンドリーの素性の伏線もあったな。こうして見るとスリラーバーグ編で張られた伏線ってたくさんありますね。

ネガティブホロウが通じないウソップ相手に逃げまどうペローナ様。ホロホロの実の能力をのぞくと純粋な戦闘能力はただの女の子と変わらないようですね。そんな女の子相手にウソップが取った行動は、

ウソップ「さてさておれよりか弱いホロホロ女を、少々懲らしめてやらなければ…

まさに外道。なんという鬼畜プレイ。ペローナ様大ピンチです(主に性的な意味で)。まるで山賊か海賊のような発言じゃないですか。まあホロウが通じないほどにネガティブな男ですからね。
しかしネガティブなくせに海賊になって冒険の旅に出るって、こいつの精神構造ってどんだけ屈折してるんでしょう。



アイシールド21

「ヤベぇえええ峨王が止まんねえ!」

これで真っ先に『テニス』の「駄目だぁーっ!向日が止まらねぇーっ!」の台詞を思い出して、どうでもいいところで笑ってしまったんですが、峨王くんにも意味もなく相手にタックルする前にムーンサルトしてみるとかそんな素敵なパフォーマンスを見せてほしいです。これはこれで怖いと思います。



ベルモンド

『バロック拷問奇譚』に大反響大感謝!!

今回もよく分からない煽りがついた『ベルモンド』の扉絵ですが、バロック拷問奇譚て、この「即死系ハチャメチャラブコメディ」みたいにとりあえず関連するキーワードをつなげてみました的なセンスは嫌いじゃないです。

今回の拷問は(最後まで実行されていたら)なかなかエグい内容でした。肺膨張は最後までいっていたら『SBR』のマイク・Oの最期のようなことになっていたわけですね。あと窒息死というのも人間の死に方の中では苦しい部類に入るので、今週は本当に拷問らしいことをやってます。
ただ拷問の相手が毎回露骨に嫌な奴ぶりを発揮する男なのは主人公の印象を悪くしてしまうことを考慮してのことでしょうか。15歳の女の子に性器を意味する言葉を無理矢理言わせるのはありだというのに。



エム×ゼロ

ルーシー「「レディーゴー」って魔法薬よ。かけると体がより女っぽくなるんだって!」
九澄「お前が女っぽいとキモチ悪いっつーの」

「より女っぽく」っていうのは『To LOVE る』がコミックで追加したアレのことを言っているのですか。1ページ目のルーシーの胸元のアレはどう見てもアレなのに、コレを背景効果の一部と言い張ることでアレではないと逃げきる曲芸のような表現方法を叶先生は見つけたようです。
しかし人間にかけた場合はともかく、ルーシーの本体(植物)はどうなってるんでしょうね。めしべの数が増えたりするんでしょうか。そりゃ女っぽい植物とかいたらなんかキモチ悪いでしょうよ。

九澄「髪も伸びて……なんというプリティフェイス!!!」

ちょっ…自作品ネタですか。そういやある種なんでもありなことができる魔法という小道具があるのに性転換ネタをやったのは今回が初めてですね。『To LOVE る』なんてくしゃみをしたら性別が変わる体質という必然性なんて何もないやり方で出してきたというのに。

九澄「だけど制服のズボンはいただけねーか」
ルーシー「事務室に女子用の短パンがあったよ。忘れものみたい」
九澄「それだ!!!」

ちょっと待て。あからさまな女装までしなかったことは評価してあげたいですが、どこかの女子が履いていた短パンを勝手に拝借して履くって、バレたら違う意味で変質者のレッテルを貼られるには十分な行為です。ある意味女装よりヤバいことをやってます。どう見ても言い訳できないですよ。九澄、この男ノリノリである。学校指定の体操着がブルマだったとしても何のためらいもなく履いたんでしょうね。



サムライうさぎ

良成と二人でヤマネコ道場門下生たちを蹴散らすマロ。元々剣術や戦闘面でのリアリティを求めるような漫画ではありませんでしたが、それにしたってマロの動きはどこまでヤケクソにする気なんでしょう。人間手裏剣て、どこの島本和彦先生だ。

この時マロが見せた動きは
鍛錬によって到達し得る領域を明らかに凌ぐものである

そりゃあ本間家家臣の皆さんも普通の人間の良成と兄を同列に並べることなんてしようとはしなかったことでしょうよ。むしろ当然の判断だったと思います。


阿部「女のために道場立ち上げるサムライが…テメーだけだと思うなよ?」

阿部が吾助との勝負にこだわった理由が「俺の方がラブラブなんだぜ」と言いたいがため。当人にとってはともかく、端からすれば勝手にやってくれといったところでしょうが、愛の力で本当に強くなってしまうのは『バキ』の世界でも何人かが実証済み。馬鹿にできたものではありません。もし吾助と志乃がサーガを通過していたら、阿部は吾助にその間実に2秒でK.O.されていたことでしょう。
きっとこの二人も、片方の手で手ぬぐいをつまんだまま戦って、よりぎりぎりな戦いをすることで自分の女に男らしさをアピールし始めるのでしょう。それから阿部は吾助は叩き付せられても少なくとも一回は「ヤマネコー!!」と歌いながら復活するはずです。



瞳のカトブレパス

トウコツが石で額を打たれた絵があまりにジョジョすぎて思わず笑ってしまいました。基本的な絵柄とか話作りの仕方は全然荒木先生っぽくはないのですが、戦闘シーンになると瞬間的にジョジョ化するのはなんなんでしょう。ジョジョ化はほんの一瞬、インパクトの瞬間に爆発的にジョジョっぽさを引き上げる…
これであっさり終わりってことはないでしょうから、能力で石の弾丸が脳に届く手前で「固定」したとか、そんな展開になるのでしょう。



魔人探偵脳噛ネウロ

怪盗Xの人物紹介欄まで弥子の絵にしているところが芸が細かいです。コミック収録時には消えてしまう部分ですが、『ネウロ』のハシラの部分はいつも良い仕事しています。

二人の弥子が手をつなぎ、腰に手を回しているというエロチックな扉絵で来た今週の『ネウロ』。しかも胸を押しつけ合っているのにまるで圧迫感を感じない空間に優しい造形です。今なら言えます、「X、ありがとう」と。

「魔界への門」と「地上への門」の話、これは「正直村と嘘つき村」で有名な話のパターンなわけですが、

「どちらかが魔界への門でどちらかが地上への門」
「それぞれの前に立つ門番はどちらかが嘘しか、どちらかが本当しかしゃべらない」
「1回だけ質問が許される、さあ、どちらの門番にどんな質問をしたら地上に帰れる?」

この場合は「あなたはどちらの門の門番ですか?」と聞けばいいわけです。
質問をする門番(この場合は最初に狙いを付けるどちらかの弥子)はどちらでもよく、その相手が嘘つき(X弥子)だろうが正直(本物弥子)だろうが必ず正直な門番の門の方(本物弥子)を教えてくれるわけです。質問した相手が正直でも嘘つきでも同じ答えを得られる質問をすればいいわけです。
と、ここまで書いて気付きましたが、これ、正直な方が地上への門の門番とは限らないから、これだけじゃダメですね。
嘘つき村・正直村の回答の別パターンで、「正直村に続く道から来た人は本当のことしか言いませんよね?」というのもあります。
だから、「地上への門に立っている門番は本当のことしか言いませんよね?」と聞けば、今いるのが地上への門の前だったら門番が正直でも嘘つきでも回答が「YES」に、魔界への門だったら門番が正直でも嘘つきでも回答が「NO」になります。今回の例に当てはめるならこっちが正解ぽいですね。


X「苦労したんだよここまで。この子異常に燃費が悪いからさ」

平均的より少し小柄なくらいの女子高生の体で、Xと同格の運動能力を備えるようにするまでにかかった苦労のことを言っているのでしょうが、どうしても、あの大食いでXのアジトの食料を食い尽くしかける弥子に頭を悩ませるXとアイの姿が思い浮かんでしまいます。実際そうだったのかもしれませんし。

X「小さな体で大きなエネルギーを生めるように…代謝関係から整えてさ」

つまり、「今見ている俺の体────実はこれ………本来のサイズではない」ということですか。

「ネウロよ…桂木弥子の一日の食事────そのカロリーの総量は───10万キロカロリーを下回ることはない」

食事担当のアイあたりが最後にこんなことをネウロに涙目で愚痴りそうです。

X「そして俺も…桂木弥子を観察しまくって細胞レベルでなりきった」

このXの言葉と今の弥子が薄物一枚しか身に付けていないということから想定されることは…



テニスの王子様

「も、もう止めるんじゃ…」って言っている時の竜崎監督の顔が今にもぽっくり逝きそうで恐いよ。焼肉代120万を払わされた時はもっと凄い顔してましたけどね。

「『手塚ファントム』」でまた打球をアウトにーーっ!!」

あれ、いつの間に技名が付いたの?今試合で初めて使った技だからあらかじめ知っていたなんてことはないだろうし、描写されていないところで手塚がジャンプのバトル漫画のお約束で技名を叫んでいたんでしょうか。

「で、でも見ろ、あの手塚の腕……うっ血して紫色に腫れ上がってる!?」
乾「99.9%の選手は今ので再起不能なってもおかしく無い」

まず前提条件として手塚ファントムや零式サーブのできる人間が手塚か無我の境地のできる宇宙人だけなので信憑性には乏しい推測ですが、腕がうっ血したくらいで選手生命の危機だというのなら(もちろん現実の世界では大ごとですが)、河村先輩の選手生命はすでに終わっていますね。


2007/7/18


ジャンプ感想(2007年33号)


SKET DANCE(新連載)

そこそこの面白さで特に何が悪いというのはなかったんですが、二話目以降はどうするんだろうな、と思うところはあったりします。読み切りとしてなら、まあまあ面白かった、と言って終われるところですが、同じような展開を二話、三話と繰り返されると間違いなくだれてきそうな内容ではあります。ぶっちゃけ連載向きな話ではない。
悪くはないけど、早い内に新しい方向性を付け足していかないと人気は続かないんじゃないかと思ってしまいます。とは言っても、気が付いたら10年後の世界で超能力バトルしてるようなことになるのもアレですけど。



NARUTO

サスケはただイタチの居場所が知りたいだけなのに、「オイラの芸術を無視するな」と意味の解らない逆ギレをしてくるデイダラはほんとに玄人向けの扱いにくすぎる子だと思います。

デイダラ「オイラの芸術を否定するかのようなその目が許せねェ!!」

ここまで来るともう言いがかりもいいところです。何も言ってないのに「目つきが気にくわねェ」で因縁を付けるって、お前どこのユスリだよ。
そんな物狂いが取った最後の手段は自爆。って、もうかれこれ3回くらいデイダラさんの自爆シーンを見てきた気がしますけど、これがほんとのほんとの最後の自爆のようです。

デイダラ「トビ、悪りーな……」

最後にすっかり空気扱いになっていたトビのことを気にかけるデイダラ。私もトビのことはすっかり忘れていて「悪りーな」と謝っておきます。
この「悪りーな」とは何に対して悪いと思っているのか。先に一人で逝っちまって「悪りーな」なのか、それとも半径10キロの爆発範囲にお前も巻きこんじまって「悪りーな」なのか。後者だったら「悪りーな」どころでじゃ済まないよ。まだ自分がろくに戦ってもいない内から勝手に自爆されて巻き添えで殺されるトビにしたらたまったもんじゃないです。

デイダラ「死んでオイラは芸術になる!」
デイダラ「今までに無い爆発は、この地に今まで無い傷跡を残し…そして」
デイダラ「オイラの芸術は今までに無い称賛を受けるだろう!

三行目の台詞に関してはもう妄想が入っています。どういう思考回路でよその土地で爆破テロを起こして称賛されるという回答が出て来たのか、いろいろと芸術家という人種に誤解を抱かせかねない発言です。



サムライうさぎ

唐島の
最も危険な武器は竹刀ではない
その懐中にある

恐るべき量で散布されるマタタビの威力は
床一面に猫を呼び寄せるほどだ

千代吉「唐島激、どうやら猫に救われたようですな…」
吾助「羽織にマタタビを仕込むは決闘とあらば当然の仕儀。士道不覚悟にはあたるまい…」
千代吉「確かに…」
吾助「しかし見よ、千代吉。本間良成はメガネ無しにてこの試合に臨んでおる」
吾助「童子の竹刀ごときを恐れるようでは、本間家次男は務まらぬとの腹積もりじゃ」

さらに驚くべき事実に気付く
唐島激は今、良成を聞いている
”見ている”ではなく聞いている
鮮やかに聞いている
マタタビの霧の中
いかなる方法を用いているかは謎である


にゃんこを捨て石に使うという外道な方法で良成を追いつめる唐島。すでに良成が踏みつけたことで一匹のにゃんこの命が犠牲になっているわけですが、さらにその後のうさぎ、ヤマネコ側入り乱れての乱闘でヤマネコ道場の床一面は踏みつけられたにゃんこの死体と臓物で真っ赤な血の海となっていることでしょう。
それにしても、七万五千石の大名家の当主とその次男という天と地ほどの身分の差のある相手に、試合で竹刀を交えるだけならまだしも、ここまで露骨ケンカを売ってヤマネコ道場の皆さんはここで命を捨てる所存なのでしょうか。



魔人探偵脳噛ネウロ(Cカラー)

今秋、TVアニメ化決定!!!

きゃっほう

これまで根強い人気を得てきながらも、作品的に公共の電波で流すことは無理だろうと言われてきた(少年誌掲載作品なのに)『ネウロ』でしたが、臓物を撒き散らす作品でさえもアニメ化できた昨今、ついに『ネウロ』もアニメ化に至りました。おめでとう、松井先生。制作は『DEATH NOTE』や『時をかける少女』、臓物時代劇などを手がけてきたマッドハウス。作品のクオリティについても十分に期待できるところです。
作品情報としては、色付きでネウロと弥子、そして線画のみでシロタのカットを公開。他の脇役を差しおいて第一にシロタのカットが紹介されているところは良くも悪くも『ネウロ』ファンの心理を分かりすぎています。
弥子については制服の色以外はわりと原作そのままの弥子です。一方ネウロの方は表情がかなり凶悪化されていますね。原作でも本性を表して凄みを入れたりする時にはそれなりに凶悪な表情を出す時はありましたが、アニメ版ではそれが割り増しされているようです。
ついでにドーピングシロタの筋肉まで割り増しされているところなどを見ると、いい意味で原作の斜め上をいった展開を見せてくれそうです。

Xがネウロを殺すために講じた策は、弥子に化けたXと、Xとシンクロした弥子の、二人の弥子による同時攻撃。
次週はこの戦いを見ているアイが「絶体絶命のピンチにのみまれに起こりうる電子ドラッグの奇跡」とか「シンクロなしに怪盗では世界は獲れぬ」とか言い出すのでしょうか。
さて、薄物一枚をまとっただけの弥子二人に襲われるという、夢のような羨ましい悪夢のような恐ろしいXの作戦にネウロはどう対処するのか。
再生能力も人間離れしているXを行動不能にするには、Xの言うとおり「殺す」か、致命傷に近いダメージを与える必要があります。しかし本物の弥子の方はパワーはX並みになっても耐久力、回復力は普通の人間と変わりません。胃袋は別にして。この時点で「2人ともブン殴るつもりだったんだよ。俺頭ワリィからよ〜〜」の案は×になりますね。
ネウロが取る行動として考えられるのは、何かしらのXと本物の弥子との差違を見つけ出してXだけに攻撃するか、または怪我をさせない方法で両者を行動不能な状態にするか、のどちらかでしょうか。後者ならば、ネウロの何かしらの魔界能力でどうとでもなりそうな気がしますが、弥子とXとの会話にあった「今ここにいるXも怪盗Xの正体」という伏線もありますし、前者の方法で解決しそうな気がします。




ベルモンド - Le VisuteuR-

「拷問」の衝撃に各地で大反響!!

いやいや、なんかのこの煽りいろんな意味で間違ってませんか。

第二話目ですが、内容的には一話目と似たような展開でした。拷問で問題を解決していくというプロットは斬新で面白いのですが、少年誌的な制限もあってか、いろいろと歯止めがかかって中途半端と思うところはあります。
一つは拷問の内容がかなりソフトなこと。実際に相手の体を傷つけることはしないし、相手を驚かせたりビビらせることが目的になっているので拷問と言うにはインパクトは弱いこと。かつてロックな漫画家梅澤春人先生は読み切り『イコン』で、アイアンメイデンを使ったりノコギリで股から切り裂くという拷問シーンをジャンプ本誌で描いたこともありましたが、今のジャンプでは到底載せられそうにはないですね。ていうか、あれは今でなくてもよく載せられたなと思いますが。
もう一つは拷問の相手がクロであること確定で話が進んでいること。相手がクロかシロか分からないから尋問しているはずなのに、みんなクロ前提で話を進めていることにちょっと疑問を感じます。後味の悪さを考えると拷問した相手が実は無実でしたというの話はこの先もないのかもしれませんが、これで今回の男爵がシロだったらセリーヌ、ロラン含めこいつらが外道になってしまうなあ。



P2!

前園「てめェの基本は”萎縮”、何に対してもまずビビる。諦め悪いし、逃げねェのも知ってる。だけどなぁ、心が最初から逃げてんだよ。そんな奴に何が出来る」

なんだよ、ヤな奴かと思ってたら前園君てばすっごいイイ人じゃないですか。ヒロムの良いところ、悪いところをしっかり指摘し、何が足りないかをわざわざ試合中に教えてくれている。顔に似合わずなんて優しい男なんだ。



ムヒョとロージー

30分一本勝負

「おお、リング中央でガッチリくんだァ!!」
リオ「コラコラ!今どき力くらべなんかはやらないんだよォ!!」
ビコ「禁魔法律みせろーーーっ!!」
毒島(昔なら今のできまっていた……)

そんな風にロージーとフリオが全力を尽くした試合をする最中、とうとう毒島・梅吉の足止めも限界、自由になったティキの手が迫ります。

ティキ「キミのお友達はそれを身をもって知ったんだ」
ティキ「努力してモ、無駄とネ…!!!」

ロージー「ど、努力が……」
ロージー「無駄…なんて…」

嘘だッ!!!


大した努力もなしに才能だけで執行人や書記官になれたこいつらにそんなことを言われても、ルフィに「人は死ぬぞ」と言われるくらいに説得力のない言葉なんですが、それ以上に、努力したけど魔法律協会のさじ加減一つで魔法律家になる夢が破れたエンチューには酷な言葉だと思います。少なくともエンチューのことに関して言えば、ティキは何も間違ったことは言ってないと思います。


2007/7/11


ジャンプ感想(2007年32号)

今回は量は若干少なめ。本格的に再開するのは来週くらいからですかね。


ベルモンド - Le VisuteuR-(新連載)

鬼畜発言


テクニシャン


まさに外道


なにをするだー!


悔しい…!でもか(ry


アッー


誰だよお前


事後


うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ(by ゴロー)


これはいい陵辱系エロ漫画ですね。



サムライうさぎ

千代吉「でけーーーっス!!!」
摂津「てか、竹刀八本は反則じゃねェか!?おい審判!!!」

問題にすべきところは竹刀の本数なのか?突っ込むべき所を微妙に間違えている気がします。実際、竹刀どうこう以前に明らかに殴ってるし。まず中堅の彼が同じ人類であるかどうかから審議すべきだと思う。

摂津「オイ、何比べた!!?てめェ今、何比べたんだよじじい!!」

妹をあんなビッチ系ビッチの……えーと名前はなんだっけな…忘れた、ビッチでいいや、と比較されてアウトにされてしまった摂津お兄ちゃんの怒りはもっともなわけですが、いい年したオヤジが、「じゃあ、ビッチとお子様、選ぶならどっち?」という選択肢を迫られるのもこれはこれできつい選択だと思います。
あれくらいの年齢ともなればそれなりに世間体も気にしないといけないところでしょうから、「子供が好き(性的な意味で)」というレッテルを貼られるくらいならまだ「女性の趣味が悪い」と言われた方がマシだったのでしょう。


P2!

中学生として、前園君はまず髪型からしてあり得ない。



魔人探偵脳噛ネウロ

どうやら過去にXとの因縁があったらしいアンドリュー。素っ裸にされて、「俺、こんな事されたら生きていけないですわ」とまで言わしめるほどのこととは一体どんなことなのか、色々と少年誌的にはNGなイベントが連想されますが、その対象がフケをまき散らすオッサンでは読者の大半にとってはさすがに想像して楽しいものでもないです。まあ、一部の女性読者層にとってはむしろこれでご飯三杯はいけてしまうのかもしれませんが。

アイ(表面上は…彼女は自分の変化に気付いてもいないだろう。例えそれが…外部から見て恐るべき変化であろうと)

Xのアジトでアイのカエル料理をご馳走になっていた弥子。今週号で初めて『ネウロ』を読んだ人は、女子高生が何の躊躇もなくカエルを二皿も平らげていることが異常であると勘違いするかもしれませんね。もちろん、『ネウロ』を読んできた読者にとってはその逆のことに異常を感じるわけですが。
生きているカマドウマにさえ食欲を感じることのできる弥子ですから、調理済みのカエル肉なんていうのはもはやごく普通の食事と変わりありません。問題は弥子が2皿で「お腹いっぱい」と言っていることです。当然のことながら弥子の食欲がこの程度で満たされるなんてことは普通ならありえないわけで……って、これも今週号で初めて『ネウロ』を読んだ人が見たら何も大変なことじゃないですね。むしろ普通の人間にしてくれてると言えます。実際問題、弥子の食費については桂木家においても大きな問題となっていましたし、弥子の食欲が人間レベルにまで抑えられるというのはあながち悪いことでもないような気がしてきました。



ラルΩグラド(最終回)

先週、いきなりビラ直属の五騎士が『ソードマスターヤマト』のごとく倒されていた時点で最終回直前というのは分かっていたところでしたが、なんとも急展開で終わってしまいました。
先週〜最終回にかけてはさすがにはしょった内容でしたが、描きたかったシーンを出せるだけ出してきた終盤以降の展開は面白かったと思います。
個人的には、「とりあえずなんか修行しとけば強くなって強敵にも勝てるよ」なバトル漫画の多いジャンプの中で、自分たちの手持ちの能力をいかにやりくりするかで戦ってきた『ラルΩグラド』は続いてほしい漫画ではあったのですが、今のジャンプには合ってなかったのかなあ。