2009/5/28ジャンプ感想(2009年26号) ONE PIECE 他人の性別を好き勝手にいじくれるのだから自分にもそれができるのは当然として、どう見ても性別以上の、『ジョジョ』31巻の103ページ目の小林玉美→19ページ目の小林玉美並の身体変化をしているイワさんなのですが、ルフィもクロコダイルもジンベエもイナズマも突っ込みタイプのキャラではないのでそこは完全スルーです。この場にナミかウソップがいたら絶対突っ込み入れてる。 しかし性別が本当に女になったイワさんって、もう「オカマ王」ではないよね。普通に女王って呼べばいいんでしょうか。S系のサディちゃんとは「そっちの女王様」対決になりますね。 マゼランが苦肉の策で檻から出したシリュウは、黒ひげの足止めすらすることなく無事にやすやすとLEVEL 4にたどり着かせていました。意味もなく味方を斬ったり、止めてほしい肝心の強敵はスルーしてしまったり、コスト面ではマイナスの働きしかしていない彼を解放させてしまったのはマゼランにとっては大きなミスだったかもしれません。少しでも期待して檻から出した結果がこれだよ。 さすがに何の描写もなく黒ひげにシリュウが瞬殺されたということはないでしょうし、悪即斬的なシリュウの性格からして逆に政府に反旗を翻して黒ひげに協力するなんてこともないでしょうから、やっぱり見事なスルーをかましたと見るべきですよね。 BLEACH バラガンの死の息吹はそのチートな威力もさることながら、死神最速を誇る砕蜂でさえも逃げ切れないスピードまでありました。触れたら即死なうえに逃げ切ることも不可能って、詰みゲーもいいところですが、剣八さんとかマユリ様あたりの死神なら、しぶといからとか、こんなこともあろうかと打っていた便利な薬物とかで、死の息吹を食らってなんとかなってしまいそうな気もします。 マユリ様なら次策としてネムを身代わりにするという手もあります。ネムなら骨になっても干物になった時のようにマユリ様と少年誌上では描くことのできないちゅぱちゅぱ的な何かをすることで修復できるでしょうし。 砕蜂に囮になるように命じられた大前田。このかなり切羽詰まった表情の砕蜂を見ていると、言われるがまま囮になったらそのまま隊長だけ逃げていきそうな雰囲気さえあるのですが、いろいろとビビりながらも隊長を見捨てたりはしない大前田はなんだかんだで忠誠心はあるんでしょうね。犬の人のところの副隊長とか、同じような状況になったら隊長の安否を確認する前にソッコーで逃げ出しましたし。 日番谷対ハリベルの戦いは、今のところ両者互角の戦いを繰り広げています。 こんなことを書くと今週のジャンプを読んでいない人には何嘘書いているんだと思われそうですが、本当に嘘偽りなく、今、日番谷が十刃上位のハリベルと互角に戦っています。しかも今までに見たことのない奥の手まで出してきました。今見ているのは果たして本当に本物の日番谷なのでしょうか。いつの間にか藍染が仕掛けた鏡花水月の術中にはまっているのかもしれません。ドリアンの催眠術にかかった加藤の姿が思い浮かびました。 トリコ トリコが一日に消費するエネルギー量は数10万から数100万キロカロリー。あのビスケット・オリバでさえの一日の平均食事量が10万キロカロリーですから、オリバの数倍から数十倍の量の食事の摂取をしないと死んでしまうわけです。これは日本人が好んで食すライスボール(オニギリ)なら約数千〜数万個分に相当するカロリーです。毎日これだけの量の食事を取らないと死んでしまうって、いくら食べても太らなくて羨ましいなんてどころか逆に責め苦にすら思えます。 ちなみにライスボールではなくメガてりやきなら、一日の摂取量は約数百〜数千個で済みます。 オリバ程度の食事量だったら、メガてりやきにコーラ・ポテトのセットを60セット前後食べるだけで済みます。単位をおにぎりからメガてりやきに変えてみるだけでなんとか食べられそうな量に見えてきてしまうという不思議。 PSYREN 今回アゲハたちが来た場所って外国っぽいですね。ということはやっぱり壊滅してタブー生息区域になっているのは日本国内に限らず全世界に渡っているんですか。 ドルキさんが心のより所にしていた第五星将の地位(地域警備担当)って、実は世界中に他にもたくさんいたりするんでしょうかね。でも、まとめ役の第一星将のおおざっぱな性格からして、地域警備の地域=世界中くらいのことになっている気もします。 アゲハに湧いた新たな疑問、もしもアゲハたちが天戯弥勒の計画を未然に止めることができた場合、「今の」未来世界にいてネメシスQを派遣している人物はどうなるのか。アゲハたちが今未来に起きることを知って行動できるのはネメシスQのおかげで、未来を変えることに成功してその必要がなくなれば未来から現代にネメシスQが送り込まれるということがなくなるという矛盾が起きてしまいます。 今のところこのサイレン世界の未来と現代とはパラレルワールドではなく直接つながっているので、この矛盾がどこかで解決される必要性が出てきますね。 未来世界で助けを求めてきたネメシスQの本体。その声はアンケートの女の声と同じでした。ネメシスQの中の人は現代でもアゲハが会ったことのある誰かかなとも思っていたのですが、その声に聞き覚えのあるアゲハが知らない人と認識しているってことは完全に新キャラのようですね。 家庭教師ヒットマンREBORN! これ、ツナチームに嵐と雨、無属性以外で2以上が出たら詰むよね。後々今週のディーノみたいにこっそり紛れ込んでいた人が他にも出てくるのかもしれないですけど。このままチョイスで決着付いてしまったらヴァリアーとかロリコンの人とかが出る幕がないから、人員追加の線が濃厚ですか。 バイクの練習したり装置を開発したり、チョイスに関していろいろな事前準備を強要させられていたわりには、どうも入江はみんなにあんまりチョイスのルールについて周知していないよなと思っていたのですが、そもそも入江の方もどんなルールになるかよく分かっていなかったのか。白蘭の気まぐれ一つで戦闘は『遊戯王』のように闇のカードゲームで勝負だ、なんてことになって下手したらバイクの練習とかまったく必要ないことになっていたかもしれないんですね。 戦いが終わった後になって、 獄寺「おい入江、あのバイクの練習はいったい何だったんだよ!チョイスに全然関係なかったじゃねえか!」 入江「ぼ…僕もまさか白蘭サンがあんなルールを考えてくるとは思わなかったんだ…」 なんて文句を言われることもあるかもしれません。 敵側の女の子にお花をプレゼントするというスケコマシなキャラクターを発揮するデイジー。この辺は桔梗がやりそうな行為なのですが、デイジーといい全裸幼女といいマグマ風呂といい、他のメンバーが皆突っ込み待ち属性だから必然的に彼が突っ込みを入れて話が脱線しないように取りまとめる役割に回らざるを得なくなっていますね。 ところで今更ですが、「デイジー」って一般に女性に付けられる名前ですよね。ということは、ここでデイジー女の子説が浮上してくるわけです。しかも僕っ子なうえに百合属性持ちです。ぬいぐるみが大好きなうえにあやとりという趣味もいかにも女の子的です。うん、検証すればするほどにデイジー=女性説が濃厚になってきました。 そしてすっかりツナ側からは「マグマ風呂野郎」で定着しているザクロ。ザクロの方にしてみたら過去の若さ故にやってしまった自分の恥ずかしい所行の録画が見せ物にされていて、初めて対面した奴からも恥ずかしいニックネームで呼ばれることになるというイジメのような行為を受けているのですが、この人は性格的にあんまりそういうことは気にしなさそうですね。そもそもそういうことを気にする性格だったらマグマ風呂なんて体張った宴会芸なんてしないし。 ディーノ「奴ら人員には困らないってわけか…」 バジル「卑怯な…」 うーん、まあ、白蘭は一応「ボンゴレ関係者全員連れてこいよ」って通知はしていたわけで、それを言うことをきかずに最小構成のメンバーでやってきたうえに戦闘能力皆無な人員まで混ぜてきたのはツナたちの方なのだから、卑怯呼ばわりされるいわれはないですよね。ただ白蘭が致命的に説明不足すぎただけで。 今はみんなビルの屋上にいるから見えていませんが、ミルフィオーレの真六弔花のAランク部下100人×6の人たちはビルの下のあたりに全員待機しているのかな。 バクマン。 最後の「KOGGYは1人で描くことになった」になんか笑ってしまった。 ぬらりひょんの孫 アーーーーッ! ▲
2009/5/21ジャンプ感想(2009年25号) AKABOSHI - 異聞水滸伝(新連載) 第二回金未来杯受賞『OVER TIME』の天野先生の新連載です。 って、扉絵の描き込み具合がとうてい新人レベルじゃなかったので今までジャンプでこんな作風の人いたっけと調べてみてようやく『OVER TIME』の人だと気付きました。『封神演義』っぽい作風になったためか、かなり印象が変わった気がします。 初期金未来杯受賞者という負のイメージを十分払拭できるほどに個性と勢いのある内容で、今回は期待できそうです。 「異聞水滸伝」ということで、藤崎竜作『封神演義』のように原作の再現性はほどほどに、古典や史実の世界をいかに大胆にアレンジしていくかといった傾向の作品ですね。藤崎竜作『封神演義』が連載していた頃はそのような世界観は珍しい方でしたが、最近は伊達政宗が馬の顔と足の生えたバイクに乗って「Are you ready, guys?」とか言い出すくらいで、このような世界観もよく見るようになってきました。当時の外国人が伊達政宗を見たら「日本人はイッちゃってるよ。あいつら未来に生きてんな」と言われたことでしょう。 NARUTO 封印が解けられた! 弥彦の犠牲に激昂し、輪廻眼の力を解放させた長門。物理反射能力に召喚、触れたら即死の能力まで付いているという思わず半蔵もバックステッポで逃げ出すチート性能です。汚いな、こいつ絶対忍者だろ。 長門の話を聞いたナルトが出した結論は「お前達は…殺さねェ」。 とはいえ、だからといってこのまま「じゃあまたね」なんて言ってお別れするわけにもいかないでしょうし、そんなことされたらナルトを信じてペインのことを全権委任してしまった上忍の人たちも責任を問われるところです(ナルトの方は気にしていないでしょうけど)。信じるのはいいとして、どうやって一件落着させるんでしょうね。 BLEACH 触れた物、その息吹に触れた者を朽ち果てさせる圧倒的な能力を見せるバラガンの髑髏大帝。砕蜂だけでなく他の隊長格でも相手にならなそうな強さなんですが、霊圧さえ強ければこの老化ブレスも中和したりはじき飛ばしたりできるんでしょうかね。そうでもなかったら完全に無敵系即死キャラになってしまいます。 バラガンの”死の息吹”を浴びた砕蜂の左手は朽ちて骨だけとなってしまい、大前田に斬らせることでかろうじて浸食を防ぎました。これが殺伐とした『BLEACH』世界ではなく狂気の『To LOVE る』世界での出来事だったら、なぜか都合良く砕蜂の衣服だけが朽ち果てて、助けようとした大前田が不自然に砕蜂ともつれ合って胸やら股間やらに顔を埋めていたところです。けしからん。 ラスボスクラスの貫禄と能力を見せた十刃2のバラガンでしたが、1のスタークはこれさえも上回る力を持っているはずです。今のところ仕事への意欲がないという彼の最大の欠点を最大に発揮して始解すらしていない京楽とのんびりチャンバラをしていますが、本気を出したら「老化」よりももっとすごい「孤独」の能力を発揮するんですよね。幼女になつかれている時点で孤独の体現者としてはかなり説得力に欠けているうえにけしからんのですが、「孤独」という能力による攻撃ってなかなか想像つかないですね。「絶望」の人とか「破壊」の人みたいに全然能力とは関係ありませんでした、ってことになる可能性も十分にあるのですが。 そして圧倒的な戦力差を見せつけたバラガンとは対照的に、3のハリベルは微妙に日番谷相手に苦戦していました。帰刃形態になっただけでまだ大して本気は出していないのでしょうけど、白哉や剣八クラスの隊長ならともかく日番谷を一撃で葬り去れなかったのは上位十刃の強さの誇示としては非常にインパクトに欠けるところです。 家庭教師ヒットマンREBORN! なんか『ボーボボ』を思い出すバトル展開ですね。 トリコ スタージュン操るGTロボにノックアウトされ、精神世界の中で自分の体が内なる鬼にフロントから攻められている光景を目の当たりにしたトリコ。まさかいきなりトリコが自分の受シチュエーションを見せられる展開になるとは予想外でしたが、この「鬼×トリコ」の攻め側の方も言ってみればもう一つのトリコの人格なわけで、自分と自分を絡ませた俺がいちばんセクシー状態であり、まさにスタージュンの言うとおり自分で自分を食うオートファジー(自食作用)が始まっています。しかもそれで進化しちゃうんだからほんとグルメ戦士の可能性は半端ないです。 鬼「急いで何か口に入れろ。そうだな…できれば最高に美味いもんがいい」 リン「最後に…一つだけ…お願いがあるの…」 これでグルメ細胞を持つトリコがリンを食べてパワーアップという展開かと思ってしまったのですが、さすがにそれはないか。『HELLSING』でセラスがベルナドットの血を吸って本物の吸血鬼に目覚める展開はありましたが、吸血ならまだしも食人はきついか。普通に考えればジュエルミートを食べてパワーアップですかね。 こち亀 中川「『偉人オーラ』が92%です」 中川「部下の相談に乗ったり正しい助言を与えたり、上司としての人望と信頼ですね」 まるで説得力がない。 アイシールド21 ドンに受けたダメージの悪化によりとうとう進が離脱。その大きな穴を埋めるためにヒル魔が選んだのはあのミイラ男でした。これまで雲水の変装の可能性をちらつかせてきたミイラ男でしたが、その実、その正体はなんと賊学の葉柱ルイでした。 というのが私の正直なところの感想だったのですが… 私の中では意表を突くという段階を越えて理解不能のところにまで行ってしまっているのですが、きちっとこれまでの『アイシールド21』を読んできた人にとってはそれほど意外でもなく納得の結果なのかな…うーん… 葉柱のキャラクターってヒル魔への涙の叫びのところで完結した印象もありましたし、十文字ら泥門レギュラーや高見らでさえ落ちた日本代表選抜のトライアウトを一人だけ合格できるほどの実力者とは思えませんでしたし(実際試合に出てみたらボロクソ状態になっていますし)、進の穴埋め役にヒル魔がここまで葉柱を買っている理由も良く分からずで「なんでここで葉柱?」という状態です。 例えるなら、『キン肉マン』で、その正体がラーメンマンであることがほぼ明白になっていたモンゴルマンの正体が、覆面を取ってみたら実はその正体はキン骨マンだった、と言われるくらいの想定外の展開でした。 ところで葉柱は身元を隠し続けるつもりだったら、あの怪しい包帯姿のままフィールドに上がって選手名も「ミイラ男21」で試合に出るつもりだったのでしょうか。 そして当の雲水はわざわざアメリカまで来て試合を観戦していました。別段これといってパワーアップしたわけでもない葉柱が一人だけ抜きんでてのトライアウト合格を決められたとも思えないので、トライアウトに出ていたのは雲水で、途中で自分を卑下する雲水の性格と試合に出たい葉柱の思惑が一致して中の人が入れ替わった、とかでしょうか。それなら今スタジアムに雲水がいて「俺はなんでこんなところにいるんだ」とやっている理由も納得できますし。 ヒル魔の方は、正体が雲水だとばかり思ってミイラ男に声をかけてみたら、水町に余計なチャチャ入れをされ、さらにミイラ男の中身がなぜか葉柱になっていてしかもそれでいこう的な雰囲気になってしまったので今更訂正できなくなってしまったのかもしれません。 ▲
2009/5/13ジャンプ感想(2009年24号) めだかボックス(新連載) 第一話時点での個人的な感想は読み切りの時とあまり変わらずです。 読み切りの感想の時も書きましたが、小説での西尾作品自体は好きです。 ONE PIECE 「何か画期的な格好をしており」って、おそらく見たままに「失踪前の狂暴だった囚人達がパンツと網タイツ姿で暴れ回っています」と言っても信じてもらえないからこう言うしかなかったんでしょうね。たった今この異様な集団に加わったばかりのMr. 1などは場の空気からして自分も網タイツをはかないといけないのだろうかとかそんな心配をしていることでしょう。 そしておそらくはジンベエやクロコダイルも比率の問題で看守側からはこの網タイツをはいた変態集団のひとくくりに入れられてしまっています。「元七武海のサー・クロコダイル、網タイツをはいた変態集団と協力してインペルダウンを脱獄」という事実が、この数の暴力によるインパクトによって、「元七武海のサー・クロコダイル、網タイツをはいた変態集団の仲間となってインペルダウンを脱獄」と伝えられることになり、この事件が新聞に載って世間をにぎわす頃には、「元七武海のサー・クロコダイル、網タイツ姿でインペルダウンを脱獄」になっていることでしょう。シャバの元部下達はもう誰も暖かく迎えてなんてくれません。 もちろんルフィやジンベエに関しても同様です。もうみんなでイワさんを船長にして網タイツ海賊団を作ってしまえばいいんです。海賊旗は網タイツを付けた中性的な髑髏マークで。 NARUTO ・一応、意味が分からないという人のための元ネタ参考→ブロントさん名言集 BLEACH まだやられていなかった日番谷。真っ二つにされたと思ったのは氷で作った偽物でしたが、なんなんでしょうこれ。氷製だから鏡のようなものとも思えますが、本体の動きとはシンクロしていないし。氷の板に自分の姿をプリントしておいた立て看板みたいなものでしょうか。 それはまあいいとして、噛ませ犬の扱いが板に付きすぎてしまったため、先週日番谷が一撃で倒されたということに塵ほどの疑問も抱かず、逆に今こうして日番谷が本気を出した上位十刃に速攻で屠り去られることなく戦えていることに戸惑いすら覚えています。早々に適当なダメージを受けて本当に勝ち目のある誰かと交代していれば安心できたところですが、今の展開は正直、心臓に悪い。ピクルに挑む格闘家たちを見ているようであまりにもえげつない焦らしプレイです。 バラガン「十刃には、それぞれが司る死の形がある」 ・スターク:孤独 ・バラガン:老い ・ハリベル:犠牲 ・ウルキオラ:虚無 ・ノイトラ:絶望 ・グリムジョー:破壊 ・ゾマリ:陶酔 ・ザエルアポロ:狂気 ・アーロニーロ:強欲 ・ヤミー:憤怒 ゾマリやアーロニーロなどそれっぽい人は確かにいましたが、ノイトラやグリムジョーなどはどうしても後付け感は否めません。十刃でもナンバーの変動があったり十刃落ちがいたりしたように、十刃って人の入れ替わりが激しくてメンツが一定していなかったはずですが、「お前今日から”絶望”担当な」とか言われてがんばってそういうキャラ作りをしていた人もいたかもしれません。 それぞれ人間が死に至る10の要因を司っているということですが、例えばスタークの「孤独」は「孤独死」ということですかね。なんかいきなり生々しくなりました。ザエルアポロのは発狂死、ヤミーのはブチ切れすぎてプッツンと逝ってしまうということでしょうか。暴飲暴食なうえに血圧も高そうだったからなんとなく分かります。 バラガンのは老衰といったところですが、発狂したり陶酔して死んじゃう人たちに比べたらかなりノーマルな死に方ですよね。むしろ事故や病気もなく天寿を全うしているくらいで一番平穏な死に方です。この中で一番死に至り方の難易度が高そうなのはウルキオラの「虚無死」でしょうか。 バクマン。 エイジ「未成年はお酒は駄目です。ジュースいっぱいあります。これもジュースです」 どう見てもアルコールです。本当にありがとうございました。 わざわざこんな見え透いた嘘を付かせるっていうのは、全国的な少年誌で未成年が堂々と飲酒をするという行為を描いて問題にされることを心配したからでしょうか。仮に現実のジャンプの新年会でもやっていたとしても描くわけにはいかないでしょうしね。色々と規制も厳しくなってせちがらい世の中になりましたからね。 とりあえずどんなに酔っぱらっているように見えても、「これはジュースです」と言っておけばそれで安全装置になってトラブルは回避できるのでしょう。これはフィクションで漫画だからコーラやファンタで酔っぱらう未成年ぐらいいたって不思議じゃありません。魔法の言葉です。この作品の登場人物は全員18歳以上です。 そういえば『ぬらりひょんの孫』のリクオも未成年にして杯交わしで飲酒をしているように見える行為が描かれたこともありましたが、あれもジュースです。 『アイシールド21』でも、Mr. ドンが両脇に女性をはべらせながら飲酒をしているように見える行為が描かれたこともありましたが、あれもジュースです。その後手違いで「オレには守る 峨王くんといえば今週の『アイシールド21』でも「お前は俺が考えるより遙かに精気溢れる漢だった…!」という台詞がありましたが、これもコミックスでは「お前は俺が考えるより遙かに精○溢れる漢だった…!」という台詞に差し替えられるはずです。 家庭教師ヒットマンREBORN! エンポリオ・顔面成長ホルモンで巨大化した白蘭の顔面が雲の中から現れて目から怪光線を発して街を破壊するという、やりたい放題な展開に加速がかかってきました。「何をしてるんだ!!白蘭!!」というツナの台詞は読者の心境の代弁でもあります。 でもこの展開、何か既視感があると思ったら、『キン肉マン』的な展開なんだな。 ▲ |