2009/7/29ジャンプ感想(2009年35号) NARUTO 何の考えもなしに「めんどくさいから待ち伏せして殺っちまおうぜ」と言い出す水月に対して、状況を考慮した至極正論で言い返していた香燐でしたが、ちょっとサスケに同意を求めただけでしかられている彼女の扱いがなんとも哀れであります。あれ、この子こんなに扱い悪かったっけ。サスケも内心「こいつウゼえ」と思い始めてきているのでしょうか。 雷影にサスケの始末をやめてくれるように直訴するナルト。しかし個人的な感情論で訴えるナルトの願いは当然はねつけられます。反対に雷影の主張があまりにも正論すぎて何も反論できない有様です。実際、いくらナルトやその他の木の葉の忍が嘆願したところで、許してもらう対象の当のサスケがいまだにテロ活動中で現在進行形で火影暗殺まで計画しているような状況なのだから、ここで復讐や犠牲の話をしても意味のない話です。 「バカのままやり通せるほど忍の世界は甘くない」というのは、やはり岸本先生もそこは今のナルトの行動は浅はかなものとしているようで、ペインの時にはスタンスの表明だけだったナルトの行動を成長させることができるのかは気になるところです。 ONE PIECE 最終話「ウソップ太った」 終わったーーーーー!!完!! いや……この先、麦藁海賊団はどうなっちゃうんでしょう。ウソップはごん太り、サンジはオカマになり、ゾロは古城でホロホロとTo LOVE る中(想像)。この後ナミやチョッパーたちもどんな訳の分からない結末を迎えるか分かりません。とりえあずブルックは魔王になっていたはずですが。若い女性のパンツを所望する恐ろしい魔王です。 ルフィは七武海ハンコックの助力のために九蛇へ、ナミは天候を操る技術のためにウェザリアへ、チョッパーは飼い慣らされて失われた野生を取り戻させるためにトリノ王国へ、サンジは足技のためにカマバッカ王国へ。くまは麦藁海賊団たちをそれぞれ意図を持って特定の場所に飛ばしたと思われますが、ウソップやゾロについてはどうしたいのでしょう。サンジだけは何か悪意を感じますが。 エース救出のためにぞろぞろと集った白ヒゲ傘下の海賊達。白ひげクラスの大物になると、海賊団としては独立しているけど主従関係を結んでいる海賊たちもたくさんいるんですね。そういやベラミー海賊団もドフラミンゴ傘下の海賊団だったか。例えるならヤクザの1次団体とその傘下の2次〜n次団体のようなものですか。 BLEACH 狗村隊長の頭をモフモフしたい。 拳西「うるせえぞ!あっちのデケー奴テメーにやるからゴチャゴチャ言うな!」 白「やったあ。拳西大好き!!」 いかにもグロいビジュアルをした、口だかなんだか分からない穴から体液をほとばしり出している、誰も好きこのんで戦いたくなさそうなモノをあてがわれてしまった白ですが、それでも無邪気に「大好き」だなんて言える彼女はいい子だと思います。きっと拳西がくれるものなら何でもいいんでしょうね。 敵の敵は味方というシンプルな理論により、共闘することとなった死神と元死神のヴァイザードたち。 虚化できる時間が短いのは成り立て仮面の一護だけのことではなく、仮面歴の長い平子たちも同じらしいです。破壊力やスピードはAクラスだけど、持続力:Eで超ニガテ。先週平子が藍染に斬りつける直前に虚化を解除していたのは制限時間が来てしまったからですかね。普通に考えたらラスボス目の前にして自分の性能ダウンさせる意味がまったくないですし。 とはいえ、ヴァイザードたちはそうした持久力の無さを踏まえたうえで、自在に虚化と解除ができるようになっており、無駄なエネルギー消費を抑えて必要な時だけ虚化するテクニックを身につけたのでしょう。例えるならパソコンの省電力モードのようなものですか。とてもエコロジーな人たちです。レッツ・エコバトル。 タイマンではこの持久力の無さが虚化の大きな弱点となりましたが、共闘になれば解除時の性能ダウンによる隙を味方がカバーしてくれることになり、この共闘はヴァイザードたちにとっても戦力上は都合がいいはずです。 しかし、今のところこの虚化の原理って、結局のところ明確にされていませんよね。ヴァイザードたちが身につけた虚化は藍染の「何か」の実験の結果とヴァイザードたちの「何か」の努力によるもので、その「何か」ははっきり説明されていません。一護の方もなぜこうなったのかの理由は分からないまま虚化を身につけ、第二人格ホワイト一護が現れたり、死んだと思ったら魔獣化して復活したり、どんどん未知の生物へと進化を遂げつつあります。 熱血わんちゃんが先陣を切り、続いて日番谷や砕蜂たちもヴァイザードとの共闘を受け入れることに同意。窮地を免れたというのに砕蜂がいまいち不服そうな顔をしているのは、おそらく駆けつけてくれたのが夜一様じゃなかったからでしょうね。彼女だけは内心「お前ら空気読めよ」的なことを思っているかもしれません。 そういえば、砕蜂はまだ夜一が二番隊隊長だった頃にすでに護廷十三隊入りして彼女の部下になっていて、死神歴は古い方です。直接の面識はあったかはともかく、当時の平子ら死神隊長たちの顔は知っているはずなのですが、特に興味もなかったから忘れてしまっているのでしょうかね。夜一以外はどうでも良さそうですし。日番谷ら若手の隊長、副隊長たちが前任の隊長達の顔や名前も全く知らないのも変な気がしないではないですが。 わっしょい!わじマニア 多分、これくらいのテンションの時に読めば大爆笑物なんだと思うよ。 PSYREN マリーのブチ切れテレキネシスであっさりと倒されてしまっていた碓氷。先週、碓氷の能力の強力さをいろいろと指摘していたのですが、気が付いたらマリーに命乞いしていることになっていたとは思いませんでした。 確かに碓氷のデリート・スパイダーはトランス系のトラップ能力なので、物理的な防御力は0に等しいです。物理的な腕力でその辺の瓦礫の一つでも投げつけていれば倒せていたかもしれません。ただ、その予防策として碓氷はネメシスQの本体をバックに取っていたのでしょうけど。 億号「…分かってるよ。あの狸爺に予知能力なんか無えことはずっと前からな」 大河「なんで黙っていたんだ」 これまでの口ぶりからして、億号は大分前から事あるごとにその辺のことは臭わせてきたんじゃないかと思うのですが、大河の生真面目すぎる性格ではそこまではっきり言わないと分からなかったのでしょうね。 碓氷の予知能力が偽物で、彼が独裁者を楽しんでいたとしても、少なくとも彼が天草のコミュニティを築き上げて指導者となることで天草の最低限の生活の確保ができていたことは確かなので、碓氷の裏を知りながらも億号は黙っていたのでしょう。 問題はむしろこの後の碓氷の扱いです。碓氷がいなくなれば、予知能力者であり救世主であるというカリスマで彼によって統治されていた天草のコミュニティは崩壊すると思われます。天草の民衆を”根”に回収することもできるかもしれませんが、これまで盲目的に碓氷を崇拝してきた彼らに事実を伝えてもすぐに信じてくれるかどうかも分かりません。 逆に真相が信じてもらえたとして、今度は今まで騙されてきたことへの怒りで碓氷への私刑を求める者も出てくるかもしれません。 碓氷の件が解決すれば、エルモア・ウッドたちとネオ天草特化戦闘部隊とが戦う理由もありませんから、W.I.S.Eを倒すために協力していくことになるのでしょうね。 この後、マリーに求婚し続ける億号と戸惑うマリーや、目が覚めてネオ天草四郎時貞からフレデリカ女王に改宗したパイロキネシス使いの友近がフレデリカの炎の下僕になるところなんかも見てみたいですね。 あらためてネメシスQの本体と対面した雨宮さんとアゲハ。アゲハを見て微笑んだ表情を見せる彼女ですが、しかし忘れちゃいけません。このネメシスQの本体である彼女は、第一話でアゲハに電話で「この童貞が!」と罵るような過激な性格の持ち主です。おそらく今週のラストでフェイントをかけておいて、いきなりアゲハに「来るのが遅いんだよこの童貞が!」的な罵声を浴びせてくる可能性が高いです。 ▲
2009/7/22ジャンプ感想(2009年34号) ONE PIECE いよいよ間近に迫ったエースの処刑。処刑実行の阻止に来ると思われる世界最大の海賊勢力、白ヒゲへの対抗戦力には、5人の七武海に、さらに海軍大将の3人。現状『ONE PIECE』に登場する海軍の最高戦力がかき集められるだけかき集められたわけです。とはいえ、マリンフォードにいない七武海の残り二人はいまや明白に海軍に反旗を翻した状態にあり、さらに今現在海軍の指示に従っているように見えるくまやハンコックも状況次第ではどう転ぶかは分かりません。ハンコックについては、ルフィと、七武海の称号+海軍との政治的関係の維持+その他諸々、の二つを天秤にかけても躊躇わずルフィを取ってしまいそうですし。 それにしても七武海の人たちは基本ガタイがでかいですよね。七武海5人が並んでいるコマで目の前にいる海兵との身長差が最低でも1.5倍以上はあります。でもあれ…ドフラミンゴあたりまでは確かに一般人よりかなり高身長でしたけど、ミホークやハンコックは一般人とそれほど変わらなかったような… 七武海の目の前にいるこの海兵が小さいだけでしょうか。作画ミスっぽい感じもあるので後々直されるのかな。 居並ぶ三人の海軍大将。ついに最後の大将、赤犬も登場しました。これまで大将のモデルには松田優作、田中邦衛と俳優モデルで来ているので、このサクラ吹雪の入れ墨に薔薇の花というフワラーオヤジもモデルがいるのでしょうけど、このうつむいた顔だけだとまだ判定は難しいですかね。 しかし、青雉以外は極道系のルックスだよなあ海軍大将たち。カタギの人間じゃないよこいつら。 明かされたエース出生の秘密。ルフィと兄弟である以上、父親は同じくドラゴンだと思わせていたところでのフェイント。ゴールド・ロジャーの子供ということであれば、白ヒゲとの戦争が避けられないと分かっていながら、なぜこれだけ海軍上層部がエースの処刑にこだわっていたかも納得できます。ロジャーの血を引くエースの処刑自体がそもそも本来の目的で、白ヒゲの首取りの方が二次的な目的だったというところですかね。 ゴールド・ロジャーが存命していた時間とエースが生まれた時間が一致しない問題については、母親の執念でエースを2年近くお腹に宿し続けていたという事実が判明しました。ディアボロも母親の妊娠から2年以上経ってから生まれましたが、膝の中で育つフジツボ以上のミステリーです。 しかしそうなると、エースとルフィは育ての親が同じというだけで血の繋がりはなかったんですね。 ____ /__.))ノヽ .|ミ.l _ ._ i.) (^'ミ/.´・ .〈・ リ .しi r、_) | エースとルフィはわしが育てた | `ニニ' / ノ `ー―i´ わっしょい!わじマニア(読み切り) 作風的に『ギャグ漫画日和』的な路線を目指しているのでしょうかね。 画力の方はギャグ漫画だからということで大目に見たとしてもギャグの方もなんとも… ランプの精の方は特に笑えはしなかったながらも読むことはできましたが、クイズ王の方は、一コマ一コマごとに無理矢理突っ込みを入れているのがあまりにも読みづらくて、ギャグの内容そのものが入ってきませんでした。 コマ割りも縦幅がバラバラでガタガタだし(表現技法や演出としてそうしているとも思えない)、あちこちコマから線がはみ出ていたり、急な代原で描かされたのならともかく、正式な読み切りとして用意していたわりには作品としてのクオリティにかなり難が感じられる内容でした。 って、ここまで書いてこれが読み切りではなく新連載だということに今気付いた!嘘だろおい! あねどきっ 結婚式に行くのにサングラスはないだろ。 ・結婚式のアンケート!この服装は許せる?その2 実際、上のリンク先の例でもあるようにサングラスなんて付けて結婚式に出席した日には非難轟々になるわけですが、どうもそういう格好をするような人というのは、そもそもそれ以外の部分でも問題児な人が多いようで、洸太はむしろ全力でこの二人が式場に行くのを阻止していた方が人のためになっていたかもしれません。 バクマン。 サイコーが亜豆に言われるがままにならなかったのは良かったです。亜豆の存在はサイコーの夢のモチベーションの一つではあるけど、やっぱり「マンガが命をかけて大切にしているもの」というスタンスは崩してほしくなかったです。描き続ける、休載する、どっちの選択肢を取るにしてもサイコーの意志で。 あとエイジは基本引き籠もりだったり自分で対人恐怖症みたいなことを言っていたりはするけど、かなり空気の読める子だよね。 ぬらりひょんの孫 羽衣狐さんは400年の時を経てビジュアル面が特に強化されたようです。これなら一部のドMの中には喜んで口移しで生き肝を捧げてもいいという人も出てくることでしょう。 そういえば淀君になっていた時の羽衣狐は生まれてくるお腹の子のためにせっせと生き肝摂取をしていましたが、この女子高生羽衣狐もお腹に子を宿しているんでしょうか。 清継の提案で京都に向かうことになったリクオたちですが、もし彼らがゆらの家にお泊まりするなどのイベントが発生した場合、花開院の掟に従ってリクオだけご飯の振る舞いはハブられるのでしょうか。 鍵人 「断空」の能力の圧倒ぶりはなかなか爽快でした。 ただ、デネブはやっぱりあっさり片づけすぎだなとは思いました。『瞳のカトブレパス』の時に見られた田中先生の欠点に、敵キャラにまったく魅力がないという点がありましたが、その欠点はまだ引きずっていそうではあります。第一話でいきなりデネブを殺させずに引き延ばしていたのを見て、今回はちゃんと敵方のキャラも強さや性格をそれなりに掘り下げて描写するんだなと思って期待していたのですが、主人公を動かすためのストーリーの都合で殺されてしまうキャラになってしまったのは残念です。 デネブがフランツを殺した理由もそもそもよく分からないですし、こいつは主人公に倒されるべき悪い奴だからフランツもついでに殺したんですよ、というのはやっぱりキャラ造形の浅さを感じてしまいます。ここでフランツを生かしておいてもまだ主人公達には裏切りがバレていませんし、今後彼が裏で敵方の手引きをすることで展開を動かすこともできたでしょうし、それもせずに一番簡単に片づけられる方法を選んでしまっています。 でもそういうところって、担当が「これじゃ展開が単調でご都合すぎる」とか「こういう描写を入れて敵の強さをもっと表現した方がいい」とか、口出ししていって捻りを入れていくものじゃないんでしょうかね。『バクマン。』の世界だったら絶対そういうことが起きそうですよね。 例えば対照的に『BLEACH』などは、敵も味方も性格の芯をしっかり作ってある作品の一つだと思います。「こいつは死んでも譲れないこういうこだわりがある」→「だから物語の展開としては冗長になるけどここで任務に反した行動を取ってしまう」、「こいつは性格的に臆病だ」→「だから展開としては多少グダグダな戦いになるけど、逃げ回ったり敵の攻撃にビビッたりするところを見せるはずだ」というふうに、キャラクターの性格が大きく展開を左右しています。その結果、展開が冗長になったりすることも多くそれに突っ込みを入れられることもしばしばですが、ストーリーを都合良く流すこともよりも味方と敵のキャラクターの個性を重視している漫画なのだと思います。 世界観をきっちり作ったうえでスタートしている、ジャンプではレアな純ファンタジー物なので、個人的にはがんばってほしいとは思うのですが、二話目にして作者の力量不足な点が見えてきてしまってちょっと先行きが不安なところがあります。 PSYREN マリー「こんな物使ったらだめです!!」 ダメ。ゼッタイ。 拳銃は駄目だけど、ナイフはいいのか。拳銃で決着付いちゃったら漫画的に面白くないだろというのなら同意ですが。ただ、ライズで運動神経と反射神経をドーピングさせているサイキッカー相手には拳銃なんてほとんど役に立たないのはすでに分かっているところなので、PSI>拳銃の図式になるのは別に不自然ではありません。むしろ鉄骨やら鉄パイプやらの塊をぶつけてミンチにしようとするマリーの方がえげつないよなあ。 雨宮さんと対峙した三宅も彼特異のPSI能力、「 尻のあたりから生えてきているところを見ると、タコというよりは九尾の狐っぽいですけどね。でも数コマでやられる雑魚キャラの能力に「九尾」はもったいないか。 しかし、わざわざオクトパスなんて能力を出したわりには攻撃方法はわりと常識的です。タコといったら触手なわけで、これが『To LOVE る』だったら雨宮さんは間違いなくこういうことになっていました。 三宅は「もったいねー事しちまったな」どころの話じゃありません。『To LOVE る』を1巻から買いそろえて触手の正しい使い方を勉強し直してきてください。もし出かけた先の書店に『To LOVE る』1巻が置いてなかったら、『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』13巻か『BLEACH』37巻でも代用可能です。 バストアップ効果のあるこの攻撃ならむしろ雨宮さん的には望むところだったりするかもしれません。効果の方がデマでさえなければ。 さて、そんな風に触手プレイを妄想してご満悦になっていたはずの三宅でしたが、気が付けばそこにはフルボッコされた自分と拳を血に染めた雨宮さんの姿がありました。雨宮さんお得意の有線ジャックによる精神侵食でした。あとこの子、素手で人の顔面の形が変わるくらいに殴り続けていたんだよね。マリーがちょっと呆然とした表情をしているのはそのえげつない光景にドン引きしているからだと思います。 残り一人となった碓氷ですが、まだまだ余裕を見せています。彼が持つのは過去視とアンチ・サイキックの二つの能力で、単純に見ればあまり戦闘向きと言える能力ではありません。サイコキネシスの使い手とフルコンタクトヤンデレヒロインの二人を相手にするのは厳しいように見えます。 しかし最初の回想シーンにあったように、碓氷がマインドアサシンのごとく両手で触れただけで相手を再起不能にしていた能力が、今はこの張り巡らされた蜘蛛の糸がその機能を持っているのだとすればかなり怖い能力になると思います。糸から距離を置いて遠隔攻撃で攻めようにもアンチ・サイキックの能力があるので無効化されてしまうのでしょう。 自分から攻撃するには向かない能力ですが、防御性は高そうです。しっかりとネメシスQの本体を自分の背後に置いて糸を張っているあたり、自分から攻撃する能力ではないのでしょう。 ▲
2009/7/16ジャンプ感想(2009年33号) 鍵人(新連載) 「磁力」の鍵の適合者。 『瞳のカトブレパス』でデビューした田中先生の新連載です。と言っても、絵柄は以前よりも大分あか抜けた感じになり、『瞳のカトブレパス』の時によく言われていたジョジョの影響も見られなくなり、洗練されて作者自身のオリジナルの絵柄が定着してきたように見えます。 舞台は文明が荒廃し大地が砂に覆い尽くされた未来世界。そこで繰り広げられる「鍵人」と呼ばれる魔法の力を持つ人間たちの戦いの話になります。未来を舞台としたファンタジー物としてはかなり王道路線ですが、良くも悪くも少年ジャンプっぽくない作品です。なんといってもジャンプでは純ファンタジー物の成功例は少なく一番コケやすいジャンルなだけに、これが悪い方に出てしまいそうな気はします。今のところストーリーに関しては全て王道、悪く言えばどこかで見たような設定ばかりで来ているので、今後いかに読者を引きつける独自のポイントを作っていけるかが勝負だと思います。 ところで「カギジン」ってなんか語呂が悪いですね。イソジンみたい。「キーマン」だと違う意味に取れてしまいそうですし、「鍵っ子」とかどうでしょうかね。 NARUTO 面の下にアンダーマスクを付けていた根の人が不意打ち過ぎて笑わされてしまいました。お前、面を取ればいいってもんじゃないだろ。覆面してる時点でNGじゃないのか。なんだこの絶対笑ってはいけない忍者村24時企画は。 ダンゾウから話を取り付けて戻ってきたサムイ隊長。その間、個人行動で情報収集を進めていたはずのカルイとオモイはというと、なぜかこの二人は里の英雄と持てはやされている木の葉の忍を取り囲んでいて、その人物には明らかに今しがた殴り回された形跡があるという非常事態。サムライなら即切腹物の不始末をしてくれやがっています。 緊張状態にある木の葉と雲隠れの間で下手をすれば全面戦争だってあり得るこの微妙な時にとんでもない不始末の責任を問われることになりそうなサムイ隊長はどういう対処を取ったのか。それは完全スルーでした。見て見ぬふりをして強引に何事もなかったことにして問題事にするのを避けました。部下が部下なら上司もまた…… 発覚を先延ばしにしただけで後々帰ってから大事になると思いますが、部下が勝手にやったことで自分は知らぬ存ぜぬで通すつもりなのでしょうか。 ナルト「ペインはそいつに利用されてるって。サスケが”暁”に入ったって事は、サスケもそいつに利用されてるだけだってばよ」 何が何でもサスケの暴走は他人のせいにしたいらしいナルト。確かに半分は当たっていなくもないのですが、もう半分はやっぱりサスケ自身の意志だし実際のところあまり情状酌量の余地はありません。むしろ復讐する気満々でいるサスケの方も「お前は何も悪くないってばよ!悪いのは全部マダラと大蛇丸なんだってばよ!」とか言われても困りそうです。 包帯の下に隠されていたダンゾウの車輪眼。ダンゾウ=マダラという予測は前々からあちこちで見かけましたが、彼が全ての黒幕なんでしょうかね。意図的なミスリードの可能性もありますが。カカシのようにうちは一族以外の人間にも車輪眼を移植できた例もありますから、ダンゾウの車輪眼もうちは一族の誰かのものを奪った可能性もありますね。 BLEACH 京楽には久々に会った自分の元副官がいい年してセーラー服を着ていることに突っ込んでほしかった。 ヴァイザードたちの戦う理由は藍染への復讐のため。今さら死神たちに味方をする気はさらさらないが、一護とは友達だよというスタンスです。とりあえずヴァイザードのリーダー格は平子なんですかね。 ヴァイザードの初戦の相手となりそうな巨大虚はワンダーワイスの咆哮を受けて大量のギリアンを吐き出しました。まあ、今さらギリアン程度がわんさと出てこようと、こんなゲロみたいに大量排出された連中に手こずるとは思えないので格好の噛ませ役となるのでしょう。 東仙「…ワンダーワイスの発する言葉には意味がある。黙って見ていろ」 ワンダーワイスの呻き声はただ「あうあう」とオヤシロサマ的な萌えアピールをしていたわけではなく、ちゃんと意味のある発声だったようです。犬や猫の鳴き声にもちゃんとそれぞれ意味があるようなものですかね。東仙のことをこれからは虚園のムツゴロウさんと呼んであげましょう。 あとギンが目の見えない東仙に「黙って見ていろ」と言われていることになんだか違和感が。東仙は以前にも虚夜宮で一人で監視モニターを眺めていたことがあったり、時々目が見えないという設定を忘れることがあるので彼の発言にはハラハラします。 バクマン みんな、富樫先生のことをそんなに悪く言わないであげてください。 漫画としては亜豆が正ヒロインなわけですが、亜豆よりも加藤さんの方に魅力を感じている人は結構多いんじゃないでしょうか。シュージンが駄目でも亜豆が言えばサイコーは言うことを聞くかもしれないっていうサイコーの亜豆崇拝ぶりがなんか怖くなってくるのですが、そんな風に感じてしまうのも私が亜豆のキャラクターに魅力を感じていないからなんでしょうね。 頂点に置かれる理想的なヒロイン像にこだわりすぎて亜豆に人間味があまり感じられないせいかもしれません。 To LOVE る ・普通のファンタジー漫画でタコのクリーチャーが登場した場合 ・『To LOVE る』でタコのクリーチャーが登場した場合 ほんと分かりやすいですよね。それにしても、生物であろうが人工物であろうが、出てきたモノはおよそ100%に近い確率で性的用途に適用される世界ってあらためてすげえと思います。バレンタインデーにチョコを食べたらみんな発情するし、カエルが粘液を出したら都合良く服だけ溶けるし、庭に宇宙の花を植えたら幼女に成長するし、校長が出てきたら服を脱いで女の子を追いかけ回すし、『To LOVE る』の内容を文章化すると、時々自分の正気を疑いそうになることがあるので危険です。この漫画はクトゥルフの怪異のように人間の正気を揺るがす効果を持っているのかもしれません。SANチェックや! しかしこの「”キューオクトパス”を使った手軽なバストアップ法」って、納豆食ったらダイエット効果があるっていうのと同じレベルのデマに引っかけられていますよねナナ。 ナナの胸はコンプレックスネタにされることが多いですが、「巨乳は手で、貧乳は言葉でなぶるもの」という言葉もあるように、これがある意味正しい扱い方なんだと思います。『To LOVE る』はその辺、原則にかなり忠実です。 ▲
2009/7/7ジャンプ感想(2009年32号) あねどきっ(新連載) 『りりむキッス』、『いちご100%』、『初恋限定。』を連載してきた河下先生の連載ということで、鉄板の学生ラブコメ物が来ました。『いちご』の真中のように、何かの超自然的な力が働いて何故か理由もなしに多数の女性からモテモテになるという展開にさえならなければ、そこそこ面白い話にはなりそうです。この時期にハーレム系恋愛物を追加してきたのは、順位が落ち気味にある『To LOVE る』にトドメを刺そうとしているように見えなくもないですが。 突如一人暮らしするハメになった中学生男子の家に押しかけ女房でやってきた 洸太「なんだよ!女の後をつけるとか、そっちのがよっぽどガキじゃん…」 いや、ガキじゃない年齢の人がそれをやったら立派な犯罪になっちゃうしねえ。 ・表紙の煽りより 新たな鼓動の扉を開け!興奮の鍵はその手の中に!! 「ジャンプ」限界突破 なんか新たに開こうとしているものが、本来は少年誌では掲載してはいけないエロス的なもののように見えてしまうのですが、実際にその通りだったから何も問題はありませんでした。私はいったい何を心配していたのでしょう。 それより「限界突破」という単語が気になります。すでに『To LOVE る』が、裸の女の子の体をまさぐる、女の子の股間に顔を埋める、服を脱いで女の子に襲いかかる、触手、緊縛、エトセトラ…と、ベニヤ板でも蹴り破るかの勢いで限界突破を更新中なのですが、これにケンカを売ろうというのでしょうかね。 NARUTO 自分の意志でサスケについて話すことを承諾したはずのナルトは、なぜか雲隠れの人たちに体育倉館庫の裏のような所に連れてこられてカツアゲのようなことをされていました。木の葉の人柱力でいずれ火影になるかもしれない里の英雄にカツアゲするとか、雲隠れの忍さんたちマジ半端ねえっす。やっぱ風天組は最強ス!! なんか不必要に揉め事起こそうとしていませんかこの人たち。ナルトもナルトで「気の済むまでオレをぶん殴ってくれ」って回答も結構問題です。もし木の葉で英雄扱いされているナルトが雲隠れの不良忍にフルボッコされているところを他の木の葉の忍に見られでもしたら、この雲隠れの忍たち、絶対タダじゃ木の葉の里からは出られませんよ。新たな国際問題を生むことにもなりかねない。現場を目撃していたのがサイじゃなかったら彼らの命がどうなっていたことやら。 ナルト「けど憎しみにまかせてサスケ殺しちまったら、今度はオレの仲間が黙ってねーかもしれねェ!」 少なくとも今現在サスケに手を出されて黙っていないのはナルトとサクラくらいだと思うのですが、 サスケが殺される→ナルトが黙っていない→ナルトを英雄視する木の葉の里の忍の大半もそれに賛同する→木の葉の里のほとんどの忍を敵に回すことになる つまりこういうことでしょうか。あれ、なんか下手に出ているようで実はナルト、脅迫している?もしかして自分を殴らせたのも結果が分かっているうえでの計算の内でしょうか。 まさか単細胞で一直線だったナルトが、ここまで悪辣に周到な駆け引きをすることが出来るようになるとは…… ONE PIECE 仮にバギーが四皇の一人になったとしたら、何て呼ばれるんでしょう。やっぱり「赤鼻のバギー」? 鼻のこと強調されまくるうえにシャンクスと色被りますね。 BLEACH 黒腔から現れた破面の援軍はワンダーワイスと謎の巨大虚。指先に仮面がたくさん付いているので、メノス・グランデの融合体みたいなものですかね。ロックマンのワイリーステージにこんな奴いましたね。多分目が弱点。 そしてワンダーワイスは空気を読まずに浮竹に不意打ち攻撃。あれだけお互いの実力を褒め称え合いながら力を温存し続けていたのが嘘のような急展開です。ワンダーワイスが左手で浮竹の胸を貫いた次のページで右手も血に染まっているので、この一瞬で恐らく浮竹は二回刺し貫かれたようです。 そしてやはり倒されていなかったどころかほぼ無傷だったバラガンとハリベル。初戦から死神優勢に進んでいた戦いも気が付けば破面側の圧倒的優勢の状況となり、そろそろやばくなってきたかというタイミングでヴァイザードの皆さんの登場です。 まだ作中で戦っているところはほとんど描かれていない彼らですが、今十刃と戦っている死神隊長格よりも安定感があるのはやっぱり積み重ねによるものでしょうか。少なくとも卍解一護を越える性能はあるはずですしね。 戦いの最初から出てこなかったのはやはりヒーローはピンチに現れる的な趣向からですかね。もしくは愛染にそそのかされるままに自分たちを廃棄処分しようとした死神たちへの恨みも多少はあって、もう少し苦しんでからの登場でいいよな、ということで彼らの中で合意していたのかもしれません。一応彼らの立場って、死んだはずの連中+死神なのか虚なのかよく分からない胡散臭い連中で、すんなり共闘なんてできなかったでしょうし。 実は空座町がレプリカと入れ替えられた時にうっかり一般市民たちと一緒に尸魂界まで転送されてしまい、それでここまで戻ってくるのに今まで時間がかかっていたとかだったらちょっと間抜けですが。 トリコ BBコーンの「BB」って何の略なんでしょうね。 ・Yahoo!BBのBB → Broad Band コーン 辻褄合わせすら難しいので却下。 ・BB弾の「BB」 → Ball Bearing コーン ポップコーンのイメージからならなんとなく分からなくもない。 ・鉛筆の硬度のBから BB = 2B相当なので味とコクが濃いという意味でならわりと自然。 ・Big Bangの略 『トリコ』ならむしろここまでやりそう。でもポップコーンにするのが怖すぎる名前。 そのうちグルメ時代の特権階級的な人間としてグルメ人(『ONE PIECE』に出てくる天竜人のような人種)というのが出てくるんじゃないかと以前に予想したことがあったのですが、やっぱり出てきましたね、「グルメ貴族」。 しかし、貴族のおやつがポップコーンって、また随分とジャンクな嗜好をされていたんですね、昔の貴族って。ハンバーガーがぎりぎりの許容点な海原雄山先生が聞いたら激怒しそうですが。 一応犬用おやつのポップコーンもあるので、狼の食事にポップコーンを与えるという発想は間違ってはいなさそうですが、でも食欲不振をおやつでカバーしてたら栄養偏りそうですね。テリーのメタボ化が心配されるところです。 圧倒的な香ばしさとコクで1粒が100人前のポップコーンに変身するというBBコーン。体積の問題はこの際さておき、BBコーンを生のまま食べるのって高濃度のカルピスを原液のまま飲むようなものじゃないんでしょうか。 トリコとトムが飲んでいたバーの名前が変に気になってしまったのですが、「冬のライオン」って演劇からの元ネタでしょうかね。ちなみにジャンプで「冬のライオン」といえば、『BLEACH』で日番谷隊長の写真集「冬のライオン」が瀞霊廷内で重版されるほどの売れ行きを上げているという設定があります。「 AKABOSHI ・関帝憑依(トランスモード) 種別:補助 効果:一定時間スピードとパワーが大幅に増加 発動条件:使用制限有り(1回) ・紅蓮万華 種別:攻撃 効果:火属性、ダメージ増加 発動条件:連携技(夢幻百花と神行炎龍の同時実行で発動) ああ、『AKABOSHI』の戦闘シーンに感じていた違和感ってこういうことだったんだなと納得してしまいました。この漫画のバトルってチャンバラや能力バトルとかじゃなくて、RPGやカードゲームバトルの再現なんですね。持ち技をMP消費しながら繰り返し、相手の防御値を越えるダメージを与えたら決着と。だから、例え敵兵1000人に取り囲まれようと、相手が貧弱一般兵なら全体攻撃一発で片が付いてしまう世界なわけです。 王進が背中を預けて歩いていくシーンは本来ならもっとグッと感動できるシーンになれるはずなんですが、王進も林沖も出たばっかりのキャラで思い入れがないうえに、戦っている敵の関勝も使い捨て臭が漂いすぎて脅威感がないために、作中キャラの心情とのシンクロができないです。基本ハイテンションで熱い内容で突き進んでいるのですが、読者との温度差が激しそうです。 ▲
2009/7/1ジャンプ感想(2009年31号) NARUTO 木の葉潰しに向かうも張り切りすぎたペインのせいで先に目標を潰され、今度はマダラに言いくるめられて火影暗殺に乗り出すことになったサスケ。復讐の目的だったイタチが死んでからはマダラにいいように動かされて迷走気味ともいえます。実際、イタチ死後のサスケの行動って自分で考えて出した答えというより自暴自棄の結果だったりマダラに誘導されてだったりで、サスケ自身の主体性がなくなりつつあります。 ところでサスケっていつ暁を抜けたんでしょう。いまいち思い出せませんが、八尾を捕らえたらそれで縁切りだみたいな話とかありましたっけ。しかし、マダラにとってはともかく、サスケにとっては暁に入ったメリットって何かあったんでしょうかね。木の葉の里を潰す手助けをしてやるという協定で手を組んでいたのだったら、サスケの方だって文句を言っていいくらいですし。新しい服を新調してもらえたくらいでしょうか。 サクラ「そ…そんなウソよ!サスケくんが”暁”になったなんて!そんな…そんな事って…」 火影を殺害した男の部下になった経歴を持つサスケだというのに、それでも暁になったという事実には泣き崩れるほどのショックを受けているサクラ。サクラの中では暁になるということはお姐言葉でしゃべる脱皮とかする変態の部下になるよりもひどいことだと認識されているのでしょうか。ほんと評判悪いね暁。 立場は違えど、師匠を思う気持ちは同じということでオモイ&カルイに協力することにしたナルト。おお、ナルトがちゃんと相手の気持ちを思いやって交渉までしている。先週の件がなければ本当に素直に精神面で成長したと評価したい。あとそこで泣き崩れている中忍の方は下忍のナルトに任せきりにしないでもう少ししっかりしてほしい。 オモイもカルイも師匠を思う気持ちで必死なだけで悪い奴らではありません。でもね、でもですね、本当は君たちの師匠は自分の意志で里を抜けるために大芝居を打って、今は演歌歌手になるために放浪しているだけなんです。国際問題にまで発展しているというのにひどいオチだよなあこれは。キラービーさんは後でオモイあたりに刺されてしまえばいいです。 LOCK ON!(読み切り) 「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」 29号の読み切り『黒蜜様参る!』でも同じようなことを書きましたが、終盤の必然性のないバトルは、ジャンプじゃこれを入れておかないと読者の受けは取れないという風潮でもあるんでしょうかね… アクションはかなり苦手そうな作者だったのに、すごく無理してバトルを描いている感があってなんか心配になりました。 『ねこわっぱ!』についてはまだ、妹の窮地を見て兄が行動するという必要性と、化け猫だから人間離れして強いという、それなりに無理のない入れ込み方でした。描写もギャグ漫画的にごくあっさりしていましたし。 『黒蜜様参る!』は、宝探しに無理矢理に悪党を絡めてきた強引さはありましたが、主人公が特殊な武術の継承者ということで強いことには納得できました。 今回の『LOCK ON!』については、格闘技の経験はないけどカメラマンで観察眼がすぐれているから格闘も強いっていうのはもうファンタジーですらない無茶ぶりです。28号読み切りの『四ツ谷先生の怪談』のように、頭を使った追い込み方をさせた方がずっとすっきりした話になったでしょうに。 というか、眼帯を外したら封印していた(撮影)力が解放されてすっごい強くなるけど、鼻血が出るほどの副作用もあるって、これなんて邪気眼。 BLEACH 扉絵でチャドくん(未成年)が持っているのはジュースの瓶です。決してアルコールの類ではありません。 浮竹「お前の卍解は、こんな人目につく場所で使うもんじゃない」 人目につく場所で使うもんじゃないってどういうことでしょう。京楽の卍解は何かよっぽど卑猥な形でもしているのでしょうか。卑猥な形をした斬魄刀といえばマユリ様の卍解「金色足削地蔵」や、弓親の始解「瑠璃色触手遊戯」もなかなかのものでしたが、それすらも上回るいやらしさなのでしょうか。それならなかなか卍解しようとしなかったことにも納得できます。 関係ないですが、Googleの検索ウィンドウに「触手」と入力すると、以下の単語が候補語句として出てきます。 ・触手に貫かれて 21,400件 ・触手 らめぇ 30,900件 ・触手 締め付け 34,000件 ・触手プレイ 228,000件 もうやだこの国。 めだかボックス いいか、みんな ( ゚д゚) (| y |) 小五とロリでは単なる犯罪だが 小五 ( ゚д゚) ロリ \/| y |\/ 二つ合わされば悟りとなる ( ゚д゚) 悟り (\/\/ 不知火のミニチュアボディで芸術性が開眼してしまった夕原くんは、つまりこういうことですよね。 家庭教師ヒットマンREBORN! 回を重ねる事に扱いがひどくなっていく幻騎士さん。特に今週は台詞の雑魚臭ぶりに涙すら出てきます。呪いの装備の影響で理性を失って不平不満をベラベラしゃべり出すってタチの悪い酔っぱらいと大差ないですが、彼の今の落ちぶれた状況を考えれば同情できなくもないです。もう落ちるところまで落ちちゃいましたね。元最強クラスの幹部だった人が、今やその他大勢100人の1人にされたうえに「猿」なんて名前まで付けられてこき使われる有様なんですから。 しかし白蘭はそんな幻騎士の人間の小ささがいいと言っています。本当にいいんですかね。いつか夜道で幻騎士に刺されても知りませんよ。 「小さい器は僕の手のひらにすっぽり入る♪」と、この人、片手☆サイズがお好みだったんですね。電波幼女を真・六弔花の一人に据えている理由もそれですか。 PSYREN 雨宮さん「すごい…!!ドルキの攻撃を防げるハズだわ」 フレデリカ「カイルの強さはこんなもんじゃないわ…恐らくあの化け物使いの強さもね」 カイル、億号>>>>こんなもんじゃない壁>>>ドルキ 死してなお貶められているドルキさん。本当に四天王の最初にやられる奴的なポジションの人ですね(現在進行形)。 他の信徒たちと同じく碓氷を崇拝している大河と真相に感づいている億号の二人。しかし彼らとアゲハ側との利害関係は一致せずで戦いは回避できないところとなりました。そもそもの目的が利己的なものにしろ何にしろ、碓氷のお陰で助かった人間が少なからずいたわけで、そうした恩恵があるからこそ、碓氷のメッキに気付いている億号も彼に従うことにしているのでしょう。 人間をやめたW.I.S.Eたちとは違い、このネオ天草戦闘部隊(笑)の人たちは、碓氷に誘導されているだけであって悪人というわけではないので、今後の成り行き次第ではエルモアウッドたちと協力し合うこともありえそうですね。個人的には億号が登場2話目にしてかなり好きなキャラになってきたので、今回の戦いが終わったら仲間入りしてほしいところです。 To LOVE る 駄目だ…今週の校長にはもう笑うしかありませんでした。 好きなアイドルを偶然街中で見かけた→服など着ている場合ではない 当然のようにわずか2コマの過程でこの結論に至るという迷いのなさで、この発想に疑問を抱いた自分の方が何か間違っているのではという気さえしてくるくらいです。そういうもの?みんな街中で好きな芸能人を見たら真っ先に脱ぐものなの?裸で何が悪い。 あとルンはどういう意図でデートの日に着衣消滅ガス弾なんて猥褻アイテムを持ち歩いていたんでしょう。痴漢撃退用ではないことは確かなので、想定されるのはリトと二人きりになった時に使おうとしていたくらいです。いきなり脱ぎ出す校長も変態ですが、この女も十分に危険な変態です。 もしこれが校長に当たっていたら、撃退どころか校長の最後の良心までもが卍解されて『To LOVE る』世界崩壊の危機になるところでした。 ▲ |