くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2010/01)

2010/1/27


ジャンプ感想(2010年08号)

PSYREN(巻頭カラー)

トンファーの予感!

「こらもう間違いなく悪い事するよ!だってもう犯罪(※)以外に使い道ないもんなトンファーなんて!さあ、一体どんな使い方を見せてくれるんだい!?」
※器物(ガラス窓)破損、暴行、等

日本刀を始め鎖鎌からナイフまで、凶器の扱いに定評のある雨宮さん。今夜の武器はついに来ましたトンファーです。トンファーAAで笑った私としては、トンファーが登場するだけで何か説明のできない昂揚感で溢れてしまうわけで、しかも使い手があの狂気凶器マスターとなれば期待せざるをえないところです。
それにしても、雨宮さんはいろいろと刀剣や鈍器など凶器を好んで使用しますが、毎回お出かけする時の衣装は被らないように変えてくるファッションに気を使う女の子のように、使用する凶器は毎回変えてきますね。刀などの武器に思い入れがあるというわけでもなく、『めだかボックス』の人殺しのようにあくまで道具にすぎない認識なのかもしれません。いや、これはこれで彼女流のファッションの一つか。

さて、もう一人のバールを持った方のキチガ○はというと、「特に理由もなく」研究所の人間を皆殺しにしていました。仮にあったとしても、「楽しみにしていた映画の封切りが近いから」とか「携帯電話の電池が切れそうだから」とかその程度の理由でしょう。今、新米刑事に「バールなんて犯罪以外に使い道ない」と言われてもなかなか反論しにくい状況となっています。
遊坂の能力「キャンディマン」の名前の元ネタは映画『キャンディマン』からですかね。別にキャンディをくれるおじさんではなく、都市伝説となって化けて出る殺人鬼の名前です。

まだ残っていた武装隊の説得を試みるも失敗して撃たれてしまった雨宮さん。この辺、雨宮さんにしてはおとなしかったなと感じたところでした。祭でさえ、殺しはしなくてもためらうことなく全員ブチのめしていったというのに、どうも昔と比べると丸くなったような気がします。アゲハとのストロベリータイムで心が満たされてきた影響もあるのでしょうか。全盛期の雨宮さんなら話をする前に全員息の根を止めて打ち倒していたはずです。グッとガッツポーズしただけで5人くらい人が死んだことも。いつも店先のトランペットを物欲しそうに眺める少年にトンファーを買ってあげたことも。

表の雨宮さんが倒れたことで解放されてしまったガングロ女子高生のギャル宮。”さん”は付けません。正直、表の方もたいがいヤバい人格だったので、裏人格さんがどこまで設定負けせずに狂暴性を発揮できるかというところです。
せっかくなら肌の色を黒くするんじゃなくて髪の毛を黒くしてほしかった。いや、個人的な趣向なだけですが。



ONE PIECE

直前で親としてのためらいを持ってしまったガープと、直前までためらいながらもエースを助けるためにガープを打ち倒す覚悟を決めたルフィ。ここに実力以前に勝敗を決定付ける差が出た結果となりました。
ガープが退けられ、最後の砦となったセンゴク。ついに海軍最高位の実力を見せる時が来ました。
能力を発動したセンゴクは巨大な大仏の姿へと変貌。はっきりと「能力」と言われているので彼もまた悪魔の実の能力者のようですが、これは今までに見ないパターンの能力ですね。大仏に変身したから単純に能力名を考えるとしたら「ブツブツの実」なんてのが出てきますが、これはなんか神仏への変身というよりもグロ画像系への変身ぽいかんじがするので多分違うでしょう。仮に「ブツブツの実」だとしたら、頭部のブツブツを飛ばしたり、シルエットでよく見えないあの体には実は全身ブツブツが付いていて……やめましょう。
私がこれが有力かなと思った意見は、「ヒトヒトの実:モデル”大仏”」。種別としては一応ゾオン系ですね。ノーマルなレアリティの低いヒトヒトの実はチョッパーが食べましたが、ゾオン系で希少種に恐竜や幻獣まで出てきたくらいですから、ヒトヒトの実の究極系として神仏系が出てきてもおかしくはないところです。



NARUTO

「幻と現実の狭間をコントロールできる、己自身へかける究極幻術」であるイザナギの術。なんだか言葉遊びの世界に入ってしまいそうな能力説明ですが、自分に都合のいいことは現実になり、都合の悪いことは全て強制夢オチにしていしまうという人間の堕落を生みそうな危険な能力です。
残機無限状態、筐体のコイン口に100円玉山積みでクリアするまでやめないぜ状態で、1コイン・1機プレイ・ノーモアコンティニューなサスケから見たらかなり大人げないおっさんに見えていることでしょう。
しかしそんな大人の財力を見せつけるかのようなイザナギにも時間制限という弱点がありました。前回までは1機ロストの度に腕の車輪眼が一つ潰れていくものと思っていましたが(というか描写的にもそうとしか見えませんが)、どうやらあの眼球達は時間が経つことで次々とお寝むしてしまうようです。永遠に。

香燐「うろたえるな!今のウチにできる事はダンゾウの術を分析しきる事!」
香燐「サスケェ!奴の術が少しだけ分かってきたぞ!聞け!いいか…」
サスケ「その右腕の10個の全てが閉じた時…お前の術が解けるようだな」

香燐意味なかったね!
香燐が今の状況で自分にできることを冷静に判断して、そうして得た情報をアドバイスをしようとしてくれたのに、サスケの方は聞く気すらありません。香燐の立場をどこまで崩壊させれば気が済むのか。このままじゃ香燐の役割はみんなの燃料タンクだよ。というかこれまでも香燐からサスケに話しかけた時って、サスケは基本香燐をガン無視するよね。そんなにこの子との会話を成立させたくないのか。



BLEACH

藍染をフクロにしようとしている死神さんたちは、ギンのことも少しは思い出してあげてください。
自分たちが肉の盾となって一護の攻撃の機を作るべく藍染に攻めかかる死神たち。しかしその先陣を切った日番谷くんにはそんな気はさらさらなさそうです。自分で藍染を切り捨てる気まんまんです。お前、せっかく先週みんなそろって格好良く決めたんだから、少しは空気読んでください。



べるぜバブ

学園ケンカドラマから一転して魔界へ。そしてRPG風の世界で巨大化して魔獣と戦うベル坊。あらすじを簡単に文章にしてみるだけでも今の展開がかなり吹っ切れた方向に飛んでいっていることがわかります。
以前に、『べるぜバブ』には元々魔界展開につながる舞台要素は最初から盛り込まれており、ただ展開のシフトが急すぎて読者に違和感を抱かせているところがある、ということは書きましたが、ここまで来ると実はもうネタ的にヤバい状況なのだろうかという心配さえしてしまいます。
一つ幸いなのは、魔界で超絶パワーアップをしているのが男鹿ではなくベル坊であること。これなら元々ベル坊は魔界で真の力を発揮するのだから、また人間界に戻ってきて日常編に入れば魔界でパワーアップはなかったことにすることもできます。逆に男鹿が魔界で異能力を身につけるとか人外的なパワーを身につけたりしたら元通りの日常編に戻ることすら危うくなります。
やっぱり、突然異世界とか森とかに行ってしまう話はいろいろと不安になります…



保健室の死神

せめてアシタバや美作たちはハデス先生の側に座ってやれよ。

雪の彫像で完璧な美作レプリカを作り上げた本好。彼の中では美作がすでに偶像崇拝される対象にまで祭り上げられていることに静かな狂気すら感じます。もはや信仰心から仏像を彫り上げる敬虔な彫り師の境地なのでしょう。崇拝する対象さえ間違えていなければ。
この子なら病魔とか関係なく美作像に魂を吹き込んでもおかしくないです。多分この子、そのうち新しい宗教とか興す。

前回といい今回といい、病魔データの紹介どころか病魔が登場する描写すらしなくなっていますね。最近は病魔がからむ事件が起きてもその病魔自体にスポットを当てなくなってきました。コミックスのオマケ欄でデータ紹介したりするんでしょうかね。
話の方向性を、ハデス先生が病魔を倒して生徒を救う異変解決物から、先生とその周りの生徒たちの人間関係を描くヒューマンドラマの方向性にシフトさせつつあるのかもしれません。私的にはこの漫画はバトル路線が強くなっても面白くはないと思うので、後者の方向性で進んでくれた方が好きですけどね。


2010/1/21


ジャンプ感想(2010年07号)

NARUTO

犠牲になったのだ…


須佐能乎はサスケのレベルが上がるにつれて、骨→筋肉繊維→皮膚→鎧の順にパーツが追加されていくんでしょうかね。イタチの須佐能乎ともまたデザインは違うようですけど、イタチ版のは鎧と剣まで装備していたから、まだイタチレベルにまでは到達はしていないようです。今のサスケ版須佐能乎は皮膚まで構築されたところで、言ってみればヌード状態です。全裸プレイです。須佐能乎の性別が女の子だったら大変なことになっていたところでした。危ない危ない。

ここまで余裕顔でサスケの全ての攻撃をかわしきったように見せていたダンゾウでしたが、身代わりは10回までの有限制で、しかもチャクラの消費もバカにならないと、実はかなりいっぱいいっぱいだったようです。サスケがもう少しがんばれば、「オレは実はあと一回刺されただけで死ぬぞオオ!」になります。しかしそこはさすが暗部のトップに君臨する男、たとえサスケにLPをがりがり削られていてもそんなことは素振りには出しません。
しかしサスケの側からしてみれば、月詠、天照、須佐能乎の車輪眼の三大奥義をもってしてもダンゾウを仕留めることができず、ダンゾウ以上に消耗させられた状態です。戦況はこちらもかんばしくはありません。
マダラはサスケの成長イベントとしてダンゾウと立ち会わせているようですから、ここでまたサスケが新技を会得するという流れもあり得るかもしれません。チャクラ宙返りとか。

腕に眼球を移植するだけでは飽きたらず、初代火影の細胞を移植して人面瘡までもオプション装備していたダンゾウ。チュミミ〜〜ン!露出度が上がるたびにキモさがアップしていきます。まだ外されていないあの包帯の下もかなりグロテスクなことになっていそうです。そして初代も、まさか後世で自分の細胞があちこちに移植されて勝手にグロテスクオブジェクトに使われたりしているとは思いもしなかったことでしょう。
ヤマトも初代の細胞が埋め込まれていますけど、まさか彼の体にもあんな人面瘡があったりするんでしょうか。これまでヤマトの血継限界の木遁はレアだし生活面でも便利だしで羨ましいものだと思っていたのですが、こんな代償を支払わなければならないとしたら結構考え物ですね。



トリコ

トミーロッドさんの貴重な出産シーン。いや、もう4、5回目くらいだからそれほど貴重でもないか。
ボギーウッズの人を生きたまま着ぐるみにするって発想はかなりえげつなくてシックスぽいやり方ですね。さすがに『トリコ』世界でもあの状態にされたら元の体に戻すのは不可能だよね…
ところでボギーウッズの左こめかみにあるバーコードは何か特別な意味があるのかな。人工的に作られた猟奇殺人鬼の管理ナンバーとかじゃないですよね。



BLEACH

相手の背後を取り、気付かれる前に攻撃をしかけて初撃による一撃必殺を狙った一護。
始解を見たらアウトな鏡花水月というジョーカーを持つ藍染が相手である以上、長期戦になるほど不利なわけですから、背後からの不意打ちは戦略としてはもっとも理に適ったベストな選択でした。
現実では最良の手段だったと思いますが、しかしバトル漫画でラスボスを不意打ちの一撃で倒そうという行為は成功率が0に等しい攻撃手段です。これでまんまと死んでくれるのはディ・ロイくらいです。
一護の攻撃は藍染が用意周到にそなえていたA・Tフィールド状の結界によってはじかれてしまいます。不意打ちに失敗したことで動揺する一護。そこへさらに追い打ちに「仮にお前が全力で攻撃したって全然ビビってねーから!ビビッてないですよ。俺をビビらせたら大したもんですよ」な挑発までする藍染。
「首の後ろは生物の最大の死角だよ」とすでに死んでいる人が何か言っていますが、ピンポイントで首だけに仕込みをしているとも思えないので、やはり他にも生物の急所にあたる部分には同じようにA・Tフィールドを仕込んであるのでしょう。とりあえず一護は藍染の心臓や金的を狙っても無駄だということになります。仮に一護が藍染の股間を破壊しようとしても、藍染の陰部にセットされたA・Tフィールドが全力で攻撃をはじいてしまうことでしょう。藍染の性格からして”こつかけ”で我慢するということはありえないですし。

藍染の始解を一護に見せないため、一丸となって一護の盾となって立ち上がる新旧の護邸十三隊たち。逆撫とか花天狂骨とか、能力的に味方も巻き込みそうで集団戦には向かない人とか日番谷くんがいるのが多少の不安要素ではありますが、仲間としては頼りになる人たちです。
とりあえず藍染に通用しないことが分かった逆撫は発動されても味方の足を引っ張るだけなので、平子はお前はすっこんでろ的な扱いをされそうです。



PSYREN

本性を現したW.I.S.E側のサイキッカー遊坂。そしてサイレン世界の未来と同じ運命を辿るかのように遊坂の攻撃を受けてしまった祭。サイレン世界で07号は、すでにアゲハたちの現代への干渉が本来辿るはずだった運命の道筋を新しく作り替えつつあると言っていましたが、今はまだ辿る予定の運命の強制力と新しい運命の分岐を再構築しようとする力がせめぎ合っている状態なのでしょうか。運命は変えられないって話になるともうバッドエンドにしかなりませんしね。

遊坂の能力は自分の体に打った薬物をバーストと融合させて出力させることができるようです。本物そのものの形をした虫を生成したり、自分のダミーを作って喋らせたりするなど、バーストの精巧さの面ではこれまでのバースト使いの中でも最高クラスです。
しかし、攻撃のための仕込みにわざわざ劇薬を自分の体に打たないといけないとは、イカレドS野郎と思っていたらドM属性までもありました。

「夜食にサルファマスタードはいかが?」って、ジャック・ハンマーでもそんなものは食わないよというのはもちろん、普通のマスタードでもこれ単体で夜食にする人はいないと思います。マヨラーならマヨネーズ(のみ)を夜食にする人はまだぎりぎりいるかもしれませんが、プロのマスターディストでもこれは無理だと思います。
遊坂のドSの性格を考えると、どっちかというと頼まれてもいないのにマスタード成分90%以上の夜食を作ってきてそれを人に無理矢理食わせて楽しんでいたりとかしていたのかもしれません。グリゴリが活動中だった頃の一番の被害者はもちろん射場さんでしょう。



SKET DANCE

エニグマンの素顔が藍染にしか見えなくて、それだけでなんかツボに入ってしまいました。
「仮面を被ると性格が変わっちゃう」って、虚化のことですか。



保健室の死神

花巻はエロスイベント要員で決定なのか。確かにもう一人の女性レギュラーの鏑木の方は男勝りかつ健康的キャラとしての個性が強すぎて、ギャップ萌え要素を加味しても色気に欠けてしまうところはありますし、すでにキャラクターがそういう扱いにはさせにくい個性で確立してしまっています。
その点、花巻の場合は、内気で恥ずかしがり屋の女の子がTo LOVE るイベントに巻き込まれていやいや顔を赤らめて涙目でエロスな行為を強いられるというもうこれ以上何か説明することがありますか。あと今週もニーソ。ニーソ。

今回はわりとあっさりと異変は止められていましたが、このままアシタバと花巻がレンジでチンされていたら、かなりえげつないことになっていたんじゃないでしょうか。アメリカで主婦が猫を電子レンジでチンしたら死んでしまったという話は訴訟大国のアメリカを揶揄した都市伝説ですが、それでも生きている人間を電子レンジの中に入れて加熱したら火傷や内臓の損傷ないしはひどい場合は死んでしまうこともあります。ハデス先生、ほんとぎりぎりのところで止めてくれましたね。お爺ちゃんの古本屋に若者二人の無惨な焼死体が発見→状況的にもっとも疑われるのがお爺ちゃん→逮捕→殺人と肉親を冤罪にしたことでしおりちゃん一生もののトラウマ、になるところでした。
電子レンジの原理に似た攻撃をするキャラで、『バオー来訪者』の超能力者ウォーケンというのがいたのですが、彼の攻撃を受けた人はこんなかんじなっていました。

犠牲になったのだ…

アシタバくんと花巻さんはあやうくZ指定描写なグツグツシチューになるところだったようです。


2010/1/7


ジャンプ感想(2010年05・06号)


BLEACH

平子の逆撫ってどうやってくるくる回しているんでしょう。フラフープの要領かな。まあ、あの輪っかに特に意味はなさそうですけど。刃の四つの穴は、相手を斬った時に刃に肉片がくっつかないようにする匠の粋な計らいとかでしょうか。マテリアを詰めたりとかもできそうですね。とてもお得感あふれる斬魄刀です。

相手の視覚を全て逆転させてしまう逆撫の能力。初撃こそ傷を負わせることはできたものの、すぐに慣れてしまった藍染に破られてしまいます。まあ、効能が相手の視覚のみという時点で、五感全てを騙す藍染の鏡花水月や、視覚・聴覚・嗅覚・霊圧感知能力を封じる東仙の卍解・閻魔蟋蟀からは大きく劣ってしまいます。むしろ鏡花水月や清虫(卍解)の下位互換の自分の能力にどんな自信を持って藍染を倒せると思ったのかが知りたいところ。
さらに言えばこの能力、東仙にはまるで無意味ですし、目をつぶって相手の霊圧だけを探知すればいいという話にもなってしまいます。
奇襲向けの能力なんだから、藍染に自分の能力を理解される前に仕留めてしまえば良かったんですけどね。100年前に藍染を警戒して自分の能力を隠し続けていたのに、この100年に渡る仕込みをわざわざ自分からバラすことでものの数分で無駄にしちゃってます。高級車一台分の値打ちがあるヴィンテージ・ワインを、一口味わったところでボトルごと押し潰してテーブルにブチ撒けるが如き行動。

後半の東仙の体が汚ねぇ花火だになってしまってからの流れがいまいち読み取れないのですが、あそこで狛村が藍染に激怒しているのは藍染が東仙の体に何かしたとかでしょうか。檜佐木は状況がよく分からないまま戸惑っているようですし。
この辺の流れは正直よく分からなかったです。



ONE PIECE

ハンコックのパフューム・フェルムってかなり強力なんじゃないですか。打撃技に石化効果付って、実質即死コンボですよ。両手両足にゴーレムの杖を付けて殴りまくっているようなものです。しかも半機械で感情があるのかどうかグレーだったパシフィスタにもしっかり効いているところを見ると、メロメロメロウとは違ってハンコックの色香に惑わされるという条件も必要なさそうです。
それにしても、シャボンティ諸島で麦藁一味が一丸になってやっと一体倒せたパシフィスタをあっさりと破壊してくれちゃってますね。

ダイアモンド・ジョズは青キジの前に敗れ、マルコも海桜石の手錠で能力を封じられ、白ひげ海賊団の二大戦力が落ちてしまいました。能力者対策にはやはり出てきた海桜石。よくよく考えたら、無敵すぎると思われるロギア系能力にしても海桜石で無効化できるのだから、相手の弱点属性にこだわらずとも打つ手はいくらでもありそうですね。海桜石の鎧でも作って非能力者に着せて戦わせるとかできないのかな。鎧と言わずとも、海桜石の欠片を能力者に投げつけたら普通にダメージ与えられそうですけどね。投石という手段は実戦では普通に効果的な攻撃方法ですし。まあ、海桜石のつぶてを全力で投げる非能力者とそれを必至でかわす能力者の戦いとか、漫画の絵面的にしょっぱすぎてアウトでしょうけど。



家庭教師ヒットマンREBORN!

リングの炎を吸い取り、リングも匣兵器も通用しない常識を越えた脅威の敵、GHOST。
ヴィンディチェの人たちはGHOSTをどうやって牢に閉じこめていたんでしょう。GHOSTの異常な性質よりもそっちの方が気になります。というか、ヴィンディチェだったらGHOSTの能力を封じる方法も知っているってことですよね。

GHOSTにエネルギーを吸い取られて干物と化してしまったブルーベル。これは人魚のミイラのオマージュなんでしょうか。
天野先生はブルーベルをあっさり捨ててきましたね。真・6弔花中1人気のドル箱キャラクターだったというのに。ちなみにソースはpixivです。
ついでにpixivにおける真・6弔花人気をイラスト投稿数でランキングしてみました。キャラ名+「REBORN」の単語の組み合わせで検索しています。(2010/1/6現在)

1. ブルーベル→検索結果:135件
2. 桔梗→検索結果:21件
3. デイジー→検索結果:12件
4. ザクロ(柘榴)→検索結果:9件(7件+2件)
5. GHOST→検索結果:6件
6. トリカブト→検索結果:1件

予想通りトリカブトが新参のGHOSTにすら負けて絶賛不人気のビリっけつ。いや、むしろ1件存在しただけまだ救われているのかもしれません(トリカブト単体のイラストではありませんでしたが)。良かったね、0件じゃなくて。



ぬらりひょんの孫

あれ、白蔵主は仲間にはならないのね。今回はお預けで、次シリーズ以降から仲間にさせるのかもしれないですけど。
まあ、あれだけ羽衣狐様に命をかけて忠義を尽くすと言っていた奴が、コロっと簡単にリクオ側の味方に付いて「ヒャッハー!羽衣狐を殺処分してやるぜェー!」とか言い出してしまったら、それはそれでこいつの忠誠心を疑いたくなってしまうというものです。



トリコ

この雌ペンギンが!

矢吹先生「俺が虫の描き方を教えてやる」



ウォールペンギンの両親が殺されたのは、今後の展開として小松に子ペンギンを連れ帰らせて、チョッパーのようなマスコットキャラクターにするためなんだろうなというのが見えてしまってあまり共感して読めないところ。また、捕獲レベル30×2匹が捕獲レベル40×1匹に随分あっさりと殺されちゃったなというのもあったり。

残忍な性格や体内に虫を飼うという不気味な特徴からすでに性格的なアブなさ加減は伝わっていた副料理長のトミーロッドでしたが、その影になってわりと普通に見えていた支部長二人も蓋を開けてみればアブない連中でした。
支部長バリーは全身を自家製オイルでコーティングするローション男。すっごい滑るよ!ヌルヌルして相手に掴ませないことでもガードは完璧。K1でこれをやったら、乾燥肌と言い訳しても反則になるけど、実戦でやる分には問題ないですね。
バリーさんが銭湯に行ったら、風呂場のお湯が全部油風呂になっちゃうのかな。とても迷惑な人ですね。
そしてもう一人の支部長ボギーウッズは、なんと人間の皮をかぶる寄生人間。こっちもなんかヌルヌルしてます。今回の美食会の連中はヌルヌル系で攻めてくるつもりでしょうか。
滝丸に殻というか皮を脱がされたボギーウッズ。次に滝丸を「宿」にすると宣言します。猿の妖怪の如く、今度は滝丸の皮を被って、ザ・ニュー滝丸にでもなるつもりのようです。滝丸の中…すごくあったかいナリ…



PSYREN

本性を現した遊坂。先号の感想でちょっと怪しいなと予想はしましたが、やっぱりでした。
しかも予想以上のイカレっぷり。というかこの漫画って、ヒロイン含めて登場人物にイカレてる人が多いね。
そして先週遊坂が祭の手を握った行為も彼の仕込みでした。このウィルスは薬品等の物理的なものとは思えないから、やはり遊坂のPSI能力なんでしょうね。バール一本(と拳銃)で武装部隊を皆殺しにできている時点でライズを使っていることは確定ですし。
彼もまたW.I.S.Eの一人ということですが、遊坂がPSYREN世界で星将になっていないのは別の役職に就いているからでしょうかね。星将の上に元老員というものが存在するようですから、そこのメンバーにでもなっているのでしょうか。まさかドルキ(第五星将)さんよりも下の役職とは考えられないですし。



矢吹先生

『To LOVE る』以降、作風の方向性が完全に定まった感じですね。完璧な仕事ぶりでした。園長先生。
『バクマン。』の「俺がパンチラの描き方を教えてやる」というセリフを現実世界で言うことが許される人がいるとしたら、それはきっと矢吹先生だと思います。