くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2010/11)

2010/11/25


ジャンプ感想(2010年51号)


NARUTO

ふと思ったけど、わざわざ忍連合軍専用の額当てを作ったのって、いろんな里の忍が入り乱れる状況で額当てのマークを描き分けるのが大変だから、全員共通の額当てを身につけさせたのかな。レギュラーキャラならともかく、使い捨てのキャラなんかだと描く方も一人一人覚えていられないだろうし。



トリコ

今まで攻撃にしか使っていなかったフォークを、今度は防御の手段として使うことを覚えたトリコ。このフォークやナイフって攻撃の”イメージ”のようなものだと思っていたのですが、今回の描写を見る限り完全に実体化してますね。フォークの刃先にバルバモスが噛みついているし。結局具現化系の能力なのかな。

数週前に何かキーアイテムが入っているんじゃないかと予想した工房には不似合いな宝箱でしたが、今回普通にメルク(二代目)が開けて仕事道具を取り出してますね。ただの道具箱だったのか。師匠の形見(死んでません)とか、意外な物が入っていると思ったのに。
やけに小松とメルクのイチャイチャモードが強調されていますが、これはトリコ×小松以外にも小松×メルクというカップr



エニグマ

二次元の女の子と好きなことし放題じゃないですかやだー。



めだかボックス

あれ、くじらさんのパンツの色が変わってますね。あの全身タイツの上からはいていたパンツをまたはき直すのはさすがに無理だろうから、タイツの上と下に二枚はいていたってことですか。覆面レスラーがパフォーマンスのために入場時にマスクの上に別のマスク(オーバーマスク)をさらにかぶるように、くじらさんもオーバーパンツをはいていたわけですか。

めだかは別に球磨川の頭を叩きつけなくても、左手使えば窓ガラスを割るくらいならできたよね。とりあえずムカついたからついでに球磨川もボコっておこうという腹づもりだったのか。



家庭教師ヒットマンREBORN!

獄寺「こいつは嵐のVGのダイナマイト専用のパイプ型着火装置だ!!」

ああ、こういうやつですね。
獄寺といえば、アニメ版『REBORN!』では中学生のタバコ喫煙の描写が問題だったのが、原作ではタバコの火で着火していたダイナマイトがアニメ版では自動発火式に変更されるなどタバコに関する設定がいっさい削除されてしまうという憂き目を見ましたが、パイプ型の着火装置ならその問題もクリアできますね。というか、むしろそこへ配慮してのこのタバコ型ライターなのでしょう。荒木先生だってごく個人的な理由(※)でホル・ホースのタバコを禁煙パイプに変えたのだから、天野先生も世論への配慮から獄寺のタバコをパイプに変えても問題ありませんね。
(※荒木先生自身がタバコが苦手で隣で人が吸っているのも気になるようになったので、ホル・ホースにも禁煙をさせた)

SHITT・P「似合ってるね、獄寺君。私だったらそのバイブ、20本ぐらい*の穴に刺したいな」

おい馬鹿、やめろ。ここは少年誌だ。

SHITT・P「どんな無機物も発酵させて底なし沼を作るの」

「発酵」というのは有機物に微生物が繁殖して成分が変化することを言いますが、仕組みは「腐敗」と同じで、アルコールやチーズなどのようにそれが人間にとって有用な変化なら発酵、有用にならなければ腐敗と呼ぶそうです。要するにこの子、江迎怒江と同じ過負荷マイナスの持ち主ってことですね。

獄寺「お前の言う10代目のダメなとこってのは、全部知ってるに決まってんだろ」

これ、獄寺の心が折れる前に先にツナの心が折れるよね。ヘタしたら獄寺の方が「俺は他にも10代目のこんなダメなところも知ってるぜ」とか言い出しかねない。「そんだけか?」と言ってるってことは他にもまだまだネタはあるってことだろうし。もうやめて!とっくにツナのライフはゼロよ!
ただ、今までの獄寺(と山本)のツナへの根拠の見えない信頼ぶりには妄信的なものも感じていたので、こうしてツナの普段のヘタレぶりを踏まえたうえで獄寺がツナを信頼する理由をちゃんと明確にしてくれるのはいいですね。



ぬらりひょんの孫

これはようj……狂骨仲間入りフラグかな。
しょうけらは死んじゃったけど、鬼童丸と茨木童子は安倍晴明存命時から使えていた妖怪だから、優先度はあくまで、晴明>(超えられない壁)>羽衣狐、というわけなんですね。羽衣狐への忠誠心もなかったわけではないでしょうけど、結局は「晴明の母上様だから」敬っていたというのが実際のところでしょうか。
逆に世代代わりして羽衣狐にしか仕えていなかった狂骨は、突然羽衣狐に死なれて代わりに晴明に「ついてこい」と言われても感情的には納得しかねるのが当然といったところですか。
ある日突然、黒髪ロングストレートの似合うお姉様の代わりにフルティン男をスールとして契りを交わせと言われても無茶もいいところです。

羽衣狐には最大の攻撃手段となりえた祢々切丸。しかしそれも晴明には傷一つ付けられずに木っ端微塵。一応祢々切丸の制作者もいるし、作り直してもらうことはできるんでしょうけど。ただ、祢々切丸には妖怪を斬れば斬るほど力を増す特性もあったはずですが、せっかく今まで蓄えた力はリセットされちゃうのかな。
実体のない秀元に代わって、サポートを受けながら秋房がザ・ニュー祢々切丸を作り上げるって流れだったら、これまでいいとこなしだった彼も面目躍如できますね。

リクオをかばって晴明の太刀を受けた(元)羽衣狐。そしてこんな時でもやっぱり学生鞄は離そうとはしません。もう椎橋先生は意地でも学生鞄は外させないつもりのようですね。



SWOT(最終回)

後半はいい感じに杉田先生のぶっ飛びぶりが出ていて、どこまで突き進むのか面白くなってきたところだったし、なにより『斬』の時にはヘタだヘタだと言われていた画力が、『SWOT』連載開始時も大分上がっていましたがこの連載の短期間中にも急激に上がっていたので、個人的にはもう少し話の続きを見たかったです。

同じ学校の同学年の生徒で制服が二種類ある理由が説明される機会がなかったのが残念です。


2010/11/17


ジャンプ感想(2010年50号)


表紙のルフィの腕が怖い。



ONE PIECE

カリブーの長袖萌え。

「ブゥチ殺して…」とか「それだけァおまいさん〜」と歌舞伎めいた口調でしゃべっていたカリブーが、クラーケンが出てきて本気でヤバくなったら普通の口調になっているのになにげに笑いました。その口調、キャラ作りでやってたのかよ。

クラーケンを見て手なづけようと言い出すルフィ。まあ、今のオリジナルオーズにも勝てそうなルフィたちならそれくらいできてもおかしくないのですが、このまま新世界に連れて行くとして、食事の世話とかはどうするんでしょうね。お腹が空いたら勝手に他人の船(と船員)を取って食ったり、ものすごくはた迷惑な海賊一行になりそうです。いや、本来”海賊”という時点で迷惑な存在のはずなんですけど。とりあえず最初の目的地である魚人島が被害に遭うことになりそうですね。



NARUTO

ここ最近、下書きに近いコマがぽつぽつと見られるようになってきましたが、岸本先生大丈夫なんでしょうか。特にもうすぐ大人数の戦いを描くことになりそうな大混戦が始まろうとしている時でもありますしね。

口寄せした死人全員まとめて動かしているみたいですけど、カブトの穢土転生ってこんな大人数でも動かせるものなんでしたっけ。それとも5、6人ずつに区切って動かしているのかな。
そしてやっぱり生前に縁のあった相手に蘇らせた死人をぶつけるつもりなんですね。シカマルたちにアスマとか、綱手とシズネにダンとか当ててこられるとえげつないことになりそうですね。
そして再不斬&白はどうなんでしょう。序盤の小ボスというかんじだったから今となってはカカシと再戦させても瞬殺されそうな気がしますけど。自慢の武器の首切り包丁も水月にパクられたうえに壊されるという、ジョナサンから懐中時計を借りるディオのようなことをされて無くしてしまったし。



KINTOKI(読み切り)

上手いし手慣れているしきれいにまとめられていて隙のない仕上がりです。
……なんですけど、良くも悪くも力を抜いているなというかんじですね。巻末の作者コメントを見ても、もう漫画連載を再開する気はさらさらないんだなと思うと寂しくもありますね。



ぬらりひょんの孫

え、土蜘蛛さんもう終わり!?
ヤりたくヤりたくてしょうがなくて1000年も待ったのに、まるで勝負にならないうえにほとんど相手にされていないとは…
土蜘蛛のしぶとさを考えると物理的に地獄に落とされたくらいじゃ死なないでしょうけど、この後もむくわれない想いを胸に晴明をストーカーし続けるのかな。

人として晴明はまずは刀よりも先に服を身につけるべきだと思うのですが、「誰がパンツはいていいっつったよ」と怒られた人みたいにフルティン状態のまま暴れています。1000年ぶりに復活しただけあって野生度高いです。『銀魂』の近藤はフルティンになっても人気ランクは変わらなかったという話がありましたが、デフォルトが全裸という晴明ももはや今後どんだけフルティンになっても人気が下がることはないのでしょう。

鏖地蔵の正体は山ン本五郎左衛門(の目玉)でした。復活に手を貸した安倍晴明を自分より立場が上の者として敬っていますが、これは鏖地蔵が山ン本の一部品に過ぎないからなのか、それとも山ン本フルパーツでそろったとしても安倍晴明の方が上位に置かれるのか。それによってラスボスがどっちになるのか変わってくるでしょうしね。山ン本五郎左衛門という妖怪自体は一応「魔王に属する者」とされているので、ラスボスに置かれてもおかしくない妖怪です。

気になるのは羽衣狐に仕えていた京妖怪たちの処遇です。形式上はもともと羽衣狐の悲願であった晴明が再び京妖怪たちの主として復活し、彼らがそのまま羽衣狐→晴明へと仕えるのは問題ないわけですが、全員(土蜘蛛のぞく)明らかに動揺しているし、しかも念入りに洗脳までされていたようなので、さすがに彼らが全員晴明を新しい主としてホイホイついていくってことはないでしょうね。いくら晴明がいい男で堅くひきしまったヒップをしているからって。



逢魔ヶ刻動物園

館長はあの格好だから人前には出ないのかと思っていたら、ちゃんと対人交渉もやっているんですね。いや、いくらなんでもあんなフジツボの付いたヘルメットかぶって出てきたらまずはそこに突っ込まれると思いますけど、そこはスルーしてビジネスライクな話に終始してくれる金ヅルさんはいい人じゃないですか。「なにその頭、チョーウケるね」くらいは言われたかもしれませんが。
館長も日々の経営努力であそこまで人間の姿に戻れていることを考えると、最初は陸に上がることすらできない姿で水族館という事業を立ち上げるとか、すごい苦労したんだろうなと思うと泣けてきますね。

ゴリさんとアザラシのことすっかり忘れてました、ごめんなさい。ガラスを割るゴリさんのパンチが様になってて妙にかっこいいのがツボでした。



PSYREN

グラナやジュナスたちの反応を見る限り、アゲハが未来から持ち帰ってきた記憶は弥勒だけでなくこの場の全員に伝わったってことですかね。
ジュナスの機嫌が妙に悪いのは、未来でカプリコといちゃいちゃしたり「愛してる」関係に発展していたところもみんなに伝わることとなったことによる恥ずかしさも一因にありそうです。
そしてこの場にドルキとシャイナが居合わせなかったことは本当に彼らにとって幸運でしたね。世の中には知らない方がいいこともありますよね。

未来においてW.I.S.Eから地球を取り返す、そして現代においては弥勒たちを倒してW.I.S.Eの計画を止めることがハッピーエンドへとつながる作品の終結地点と思っていましたが、”和解”の可能性は正直全然考えてなかったですね。元グリゴリのジュナスとカプリコの間に人間的な情愛が生まれていたことなどは彼らと話し合いができる可能性があったことの伏線でもあったわけですね。



SWOT

今回の話はもう少し時間をかけて二週くらいかけてやってくれたらもっと感情移入とかもできて良かったんだろうなと思ったのですが、やっぱり巻きが入っちゃっているのかな…
裏カクゴで柱が生えてきて校舎を突き破って天まで届いている様はもう何がなんだか分からないけど、杉田先生が気持ちよくはじけているのも感じられるのでとにかくよしです。



LIGHT WING

四強という中ボスクラスの対戦高校が登場し、敵となる新キャラも登場。ですが、このキャラについてはいろいろと外したなと感じた回でした。現在『REBORN』に登場中のジュリーと性格やデザインがかぶっちゃってるのも残念なところです。
「リアルイケメン」がどうこう言われても、佐治や吏人などのキャラもだいたい美形に描かれているので実感わきませんし、あと髪の色どうなってるの。迷彩色?
2ch、ネット用語をギャグでもない漫画の通常会話の中で使われるのも寒さを感じて個人的には好きになれないです。

環商業は後で他の四強たちから「所詮環商業は我ら四強の中では格下に過ぎん」とか言われちゃうんだろうな。


2010/11/11


ジャンプ感想(2010年49号)


NARUTO

戦闘とは関係ないけど、島亀持ち上げて空を飛んでる土影様はかっこいいですね。腰痛こじらせがなかばお約束ネタ化しつつあっただけに、ようやく土影様のちょっといいところを見られた気がします。
当然腕力で持ち上げているわけではないでしょうけど、空を飛んだり飛ばしたり、浮遊能力が土影の持つ術なのかな。なんかあまり土遁ぽくはないですけど。
しかし、空を飛ぶ巨大亀って、まさにガメラだな。

暁、人柱力、前五影、他、過去に登場した強豪達が文字通り復活怪人となってカブトの手で蘇ります。あらためて『NARUTO』キャラオールスターでそろえてこられると、ああ、これって最終決戦なんだなと気づかされます。
そしてやっぱり飛段さんはトドメを刺されることも仲間に回収してもらうこともなく今も土の下なのね。もっとも飛段さんの能力は特定の単体ターゲットだけを狙うタイマン専門なところがあるから、今回のような乱戦となりそうな戦いでは回収の労力に見合うだけの役には立たないと思って見捨てられているのかもしれないけど。
タネは充分すぎるほどそろえたカブトですが、カブトでも穢土転生で同時蘇生できるのはたしか6人までだったから、こいつらが全員同時に襲ってくるわけではないですよね。まあそれでもイタチや五影が敵となるだけで充分脅威ですが。でもカブトは本当にイタチ使っちゃって大丈夫なのかな。下手したらもともと暁との仲間意識は低いサスケをブチ切れさせて味方から攻撃を受ける可能性だってありえそうだし。
この穢土転生で特にきついのは、やはり素体の強さ以上にアスマや前五影など、死んだ身内や恩師が襲ってくることですよね。カブトが言っている「最も不得意で苦手な相手」というのも、能力の相性のことではなく、素体と強い人間関係のつながりがあった相手にぶつけるってことだと予想されます。



家庭教師ヒットマンREBORN!

尖んがり過ぎだっつーの、らんぼさんンンンン!!!



めだかボックス

古賀「つまり一戦ごとにわざわざ十三個ルールと試合場を用意してるんだ…うち十二個は無駄になるのに!」

次の事業仕分けには生徒会選挙戦を対象に入れた方がいいと思います。ルールはともかく、試合会場は甲乙丙の三個くらいにするとか。どうして十三個も試合場を作らないといけないんですか、一個じゃだめなんですか。

長者原「今回は、相手の身包みをすべて剥いだ方の勝ちとなりましてございます」

なるほど、パンツレスリングの氷点下フィールドバージョンということですか。
いや、たまたま対戦者が両方女性だったから艶っぽくもなったけど、男性同士だったら間違いなくそっち系ですよね。男性対女性だったら絵的にセクハラ行為もいいところ。
ところで、「試合中に剥いだ相手の衣服を着るのはアリ」ということは、言い換えると「試合中に脱がした相手のパンツをかぶるのもアリ」ということになりますね。

以前も気になったのですが、パンツをタイツの上から穿くのって普通なんでしょうか。作中では特にそこへのツッコミがされたこともなかったと思いますが。
まあ、とりあえず気になるのは名瀬がいつからパンツを脱いでいた、というかぱんつはいてない状態だったのかってことなんですが。



SUCCEED(読み切り)

最後の未来の夢オチは必要あったのかどうかは分かりませんが、あれがないといつもの『こち亀』でもありそうな話になっちゃうのかな。
建設大臣を安易な悪役にしなかったのは良かったと思います。



エニグマ

業火をバックに悠々と出てくる祀木会長がかっこ良すぎます。なんだこの死地から帰還してきたみたいな登場シーンは。いや、実際そうだけど。背中に逃げ遅れた子供とか背負っていてもおかしくない。

三次減算の能力、「物体のサイズを小さく」するというのは合っていましたが、元に戻すこともできるということですか。
「物体を表す数字を削ってだ」という台詞や鉄柱の材質や硬度にも言及していたところを見ると、いじれるのは単にサイズだけではなく、硬度を下げて柔らかくしたり、材質(原子番号)を下げて材質を変化させることも可能ってことですかね。鉄(Fe)の原子番号が26だから、あの鉄柱の材質をヘリウム(2)か炭素(6)に変えることも可能だったってことかな。ヘリウム化とか、もう元には戻せなくなりそうな気もするけど。
そういえば、『キン肉マン』に登場した悪魔将軍も自分の体の硬度を0〜10まで、鋼鉄やエメラルドやダイアモンドまで、自在に変化させることができましたね。祀木には悪魔将軍というニックネームを付けてあげようと思います。



ぬらりひょんの孫

は…羽衣狐様が……

羽衣狐様は中の人が出てきちゃうと大物感がちょっと下がっちゃいますね。ビジュアル面だけでなく落ち着きぶりに欠けるというか。淀君の時のキャラクターに戻った感じですけど、取り憑いた寄り代の性格に影響を受けるということもあるのかな。そうするとリクオのおねーちゃんはものすごいドSッ子だった可能性もありますね。

そしてとうとう完全復活を果たしたミリオンズ・ナイブズ、じゃなくて鵺こと安倍晴明。巨大な赤ん坊だった物体はパキパキ割れて中から玉のような、否、ガチムチに引き締まったヒップを披露して晴明が誕生しました。魅惑のヒップに思わず羽衣狐様も頬を染めちゃってます。
って、あれ卵だったのか。リクオのじいちゃんが言っていた「産卵場所」っていうのは揶揄でもなんでもなく本当にその通りの意味だったんですね。狐なのに卵生するとか、いくら愛する息子のためだからってがんばりすぎでしょう羽衣狐様。
ちなみに哺乳類でもカモノハシのように卵生をする動物はいますが、孵化後も子供に乳を与えて育てるので哺乳類に分類されています。羽衣狐様も生まれた晴明を授乳プレイで育てていれば卵生でも哺乳類と言えたのですが、生後の発育が良すぎてさすがにそれはアブノーマルな領域になってしまいますね。せめてあと10歳くらい若い姿で生まれてくれば良かったのにね。



SWOT

今週は普通に面白かったですね。段々とこの世紀末な学園シチュエーションとバトル展開がうまく合わさってきたかんじがします。
もう高校の不良のトップに立つ=日本全土に影響を及ぼすことができることとか、化学準備室一室が体育館並みの広さを持っていることとか、そんな些細なことには突っ込もうとも思いません。

首落くんはかなりの眼球フェチのようです。いや実際、冗談ではなくそういう嗜好の人っているらしいですからね。


2010/11/4


ジャンプ感想(2010年48号)

なんか今週のジャンプはやけにカラーページが多かったですね。
よく見ると「特大号」と打たれているから、普段よりもボリュームが多め仕様になっているのかな。といってもカラーページは広告ページばかりですが。
昔のジャンプだとイベント的に一話全ページフルカラーとか、カラーページ増量というのもあったりしたのですが、最近は内容1ページ、扉絵で見開き2ページだけというのが定番になっちゃって寂しいところもあります。



BLEACH

『BLEACH』も数週の休載があけたら一年経っていたでござる。

第一話と同じ始まり方でスタートした新章。死神の力を失い、クラスメートには(元)死神であることも知られた一護でしたが、一般的な普通の高校生としての生活を支障なく送れているようです。
制服姿の一護があまりにも久しぶり過ぎて、新鮮を通り越して違和感すら覚えてしまいますね。前回着たのは平子が来た時でしたか。それも夏だったから上は着ていなかったし。高校生を主人公にしてここまで制服姿がレアな漫画っていうのも珍しいです。

死神との関わりを一切なくした一護の手元にただ一つ残った死神代行証。忘れて気づかないまま一年以上かばんに入れっぱなしにしておくのはどうかと思います。きっと一護は小中学生では机に給食のパンをカビらせたまま放置しちゃうタイプですね。
そういやこの死神代行証って、本職の死神(イモ山さん)に見せた時は「なにそれ」的な反応をされていましたけど、その辺の伏線も数年越しの今になってようやく回収されるんですかね。



エニグマ

シャドーに侵食された祀木は、クリーンファイトをモットーとしていた白い姿から全身を悪のカラー黒で染められて、残虐ファイトの名手として目覚めてしまいました。

一時はブラックゼブラ化した祀木に警戒して救出を止めさせるも、そうした結束の崩壊と自滅までを見越して崇藤が「助ける」という選択肢を選んだのは良かったです。現メンバーの中で一番個人行動や反抗の危険が高そうだったのが崇藤に見えましたが、性格は分かってみると結構熱いですね。「エニグマの思い通りになるのが気に食わないからやってやるんだ」という言い方も、もうお約束のツンデレモーションです。
ただ、メンバー内の結束があんまり順調にいきすぎても話の起伏に欠けてしまうでしょうから、もっと意外な人物が不協和音を起こすきっかけを作る可能性もありそうですね。
祀木の能力は「三次減算」。あの鉄棒で何をするのか…うん、まったく予測できないですね。単純に出られるサイズまで壁を破壊してということはないと思いますが。「三次元」の物体をあの浮かび上がった数字で小さく(減算)するとかですかね。それでどうやって脱出するのかまでは思いつきませんが。



トリコ

二メートル半を越す人見知りの大男が自分のサイズには小さすぎる繊細な包丁やナイフを作っているとか、なかなか想像力を試される絵面ですね。まあ、いかつい山男のようなビジュアルはトリコが勝手に想像しているだけのものですから、身長1.60 hydeを越えるモデル体型のスレンダー美女って可能性だってありえます。あ、それでももうおばあちゃんか。
建物のサイズはともかく、工房の道具類は一般人サイズなのですが、これも全部二代目が後から用意したのかな。今トリコ達がテーブルにしている切り株も本当は初代のイスとかに使われていそうですね。

「メルクの星屑」の正体は砥石。砥石といっても砥石から出る粉が調味料になるとのこと。砥石の削り屑が食材になるってことかな。うーん、要するにすっごく固くて美味い鰹節みたいなものですかね。



ポー(読み切り)

うすた先生の読み切りです。うすた先生は過去にも『エト』や『ビフィータ』、『もうちょっと右だったらストライク!!』等、読み切り作品は結構描いていて、あの独特のノリはそのままながら多様なバリエーションで短編は描いてきていたので、こうした”いつもと違う作風で描く”というお題にも慣れたものというところでしょうか。

ポー・チョムキンとかKCH48などのネーミングネタはいまいちに感じましたが、料理屋のおっちゃんが予想外の活躍を見せて48人前の料理を作って味で感動させてしまうところや最後の幹部が全員密集しているところなんかは笑わされました。



家庭教師ヒットマンREBORN!

そうか、要するにこの戦闘ってカブトボーグなんだ。



黒子のバスケ

緑間「させるか、”鉄心”」

”鉄心”て誰だ、なんで一護のオヤジを呼ぶんだ、いきなり木吉のことをフレンドリーな関係に下の名前で呼び出したのか、とか思ってしまってのですが、「無冠の五将」と言われていた時代の木吉の異名が”鉄心”でしたか。つうかヒゲは鉄心じゃなくて一心だ。
今のところ出てきた五将には皆、”鉄心”や”悪童”というバトル漫画的なニックネームが付けられているので、残りの三将の登場も楽しみですね。”鉄心”はともかく、高校生にもなって”悪童”と呼ばれるとか、よっぽどタチの悪いいたずらでもしたみたいですね。
”鉄心”というネーミングは抽象的すぎて名前相当の能力やプレイスタイルの披露にあまりピンとくるところはありませんが、”悪童”というのは結構具体的ですからね。試合中に審判には分からないように相手選手のユニフォームの中に毛虫を忍ばせるとか、ラフプレーに見せかけて相手のズボンを下着ごとずり下ろすとか、それくらいに”悪童”な手は使ってくるんじゃないでしょうか。



ぬらりひょんの孫

羽衣狐様が縛りプレイをされたうえに無理矢理刺されるというプレイを受けて生きているのがつらい。

てっきり九尾目の武器まで出すと思っていたのですが、全部出す前に決着がつきました。これで決定打になるのかはまだ分かりませんが、破軍を発動してゆらの(義)兄二人が倒れて、そして四百年前の再現で羽衣狐がアーッされて、鯉半が父親という真相まで判明されて、これでまだまだ戦いを続けるということはないだろうと思います。これまでの展開を振り返っても『ぬらりひょんの孫』は戦闘はわりとさっくり片づける方で、「今から本気の力を出す」とか「まだ奥の手がある」というようにずるずると戦いを長引かせることはしないタイプですし。
あと、生まれたての鵺の親権を主張する鏖地蔵の展開もまだ残っていますから、あんまりここで戦いを長引かせてもだれてしまうでしょうね。

さて、かけらに映った鯉半の姿を見て「お父様」と呼ぶ羽衣狐様。単純に考えれば人間の体の父親が鯉半ということになるわけですが、そうすると以下の三つの可能性が出てきます。
@ 羽衣狐様がリクオのお姉様属性だったことが発覚
A 鯉半の十数年前の浮気が発覚
B 鯉半の八年前の援助交際が発覚

おれがマルをつけたいのは答え@だが期待は出来ない…
十数年前に鯉半と如良若菜との間に生まれた娘が数年の間に京都の良家で都合よく育てられて、アメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と再開するってわけにはいかねーゼ。逆にジョセフ・ジョースターのように生きていたら家庭の修羅場で苦戦しているかもしれねえ。



保健室の死神

制服、下半身下着丸出し、エプロンという斬新すぎるコスチュームプレイに噴きました。
どうしてもパンツになりたがる性癖っていうのはいぬまるくんみたいなものなのかな。