くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2006/11)

2006/11/24


ジャンプ感想(2006年51号) ※縮小更新


魔人探偵脳噛ネウロ

 ∩  _   コーウッフク!!
 ミ(゚∀゚ )  コーウッフク!!
  ミ⊃ )

弥子の食事代(昼食):8000円
弥子の食事代(出前):26,9000円
弥子がつかんだ何か:プライスレス
弥子の胃袋の圧縮率:リミットレス

そんなわけで叶絵と笛吹のポケットマネーを犠牲にパスワードの答えをつかんだ弥子。
叶絵の「億?兆?…いやもっとケタが上かな」というなにげない一言で確信を得た弥子。やはりゼロ除算に関係する答えになるんでしょうかね。

ところで弥子の腹を一生分満たすのにかかる費用ですが、昼食でパスタを8皿ほどの食事量として(リミットブレイク時をのぞく)、外食ばかりに頼らなければだいたい、
朝食:2000円前後
昼食:4000円前後
夕食:6000円前後
※間食はここでは除外
として、一日の食費が12000円ほど。かりにあと60年分の食事量として計算すると、
365×60×12000=262,800,000(2億6280万円)
になります。なんて金のかかる女なんだ。
叶絵の「億?」という言葉が冗談でも失礼でもないことになっています。凄えよ叶絵。もっと凄いのは弥子の四次元胃袋でしょうが。

先週から今週にかけては、日頃お披露目される機会の少ない弥子の私服姿が満載でした。普段制服姿ばかりなので、ここぞとばかり弥子の、そして叶絵の私服姿の公開を考えたんでしょうか。
ところで叶絵は髪型変わってますね。

空母突入への同行をすんなりと受け入れる弥子。ここまで来れば一蓮托生、「君が死ぬ時が私が死ぬ時だ」と言っていたどこかのストロベリーカップルのように、弥子も腹をくくっているのでしょう。が、ネウロはちょっと不満げです。並みのSならこれも調教の結果と喜ぶところでしょうが、逆に「嫌がる所を無理矢理連れていきたい」とはまさに生半可なドSじゃありません。玄人向けの扱いにくすぎるSです。無抵抗の人間をいじめても面白くない、無抵抗の瓦や石材を思う存分殴り叩き蹴り壊すことを無意味なことと非難していた範馬勇次郎とはいいお友達になれるんじゃないでしょうか。

空母突入決行の夜、軍用ヘリで出迎えに来た早坂兄弟。これがネウロが注文したブツですかね。運転は誰がするのかも気になるところですが。

そして「スフィンクス」のインストールを完了し、自分の居城となる「ピラミッド」を完成させたHAL。その城で彼が行っていることは、ひたすら、永遠に何かの計算を続けることでした。空母の乗っ取りが自分の身の恒久的な安全性の保証ならば、世界中のスーパーコンピューターの徴収はどうやらこの計算のためのようです。しかし、HAL自身が「永遠に計算を続けるだろう」と言っているということは、初めから答えが出ないことがわかっている計算であるのかもしれません。
「スフィンクス」のイメージデザインがちょっとかっこいいと思いました。この金属の光沢感を見ると、私などは『聖闘士星矢』の聖衣(特に神聖衣)を思い出してしまうのですが。





激しい斬り合いを続ける村山と討条。そして今がチャンスと、忘れかけていた地下室の月島さんの救出を提案する貫木。
貫木「おいハダカ。動けそうか?」
刺々森「ああ、多少ならな」
もうすっかり刺々森のことは公開全裸扱いの貫木。刺々森も素直に「ハダカ」と呼ばれて返事しないで反論した方がいいです。今ここで否定しておかないとこの後ずっと「ハダカ」で呼ばれ続けることになりますよ。気が付けば村山や月島さんからも、「ハダカさん」と「さん」を付けられても一向に嬉しくない名前で呼ばれることになりますよ。

貫木「ここは俺に任せて月島を金蔵から救出しに行って来てくれ」
「俺に任せて」といっても、ただ二人の勝負を傍観しているだけの彼に何を任せてほしいのかわかりませんが、どうやら人にやらせるだけやらせて、自分で行く気はさらさらないようです。ああでも、地下室の場所を知っているのはこのメンツでは刺々森だけなのか。場所も分からずうっかり歩き回れば村山のようになぜか校舎の二階を走り回っていることになりかねないですからね。

そして一方、先ほど討条に倒されたあの男、絶山が息を吹き返しました。どうやら討条の一撃は、わざとか運良くかはわかりませんが、トドメを刺すには至っていませんでした。ちょうど村山ら他の敵も控えていましたし、討条も生死確認をしてトドメまで刺す余裕はなかったのでしょう。時間があれば気絶した絶山の頭部に石を落としてミッションコンプリートしていたはずです。
しかし幸か不幸か、絶山は生き延びました。生きていたこと自体は幸運のはずですが、ここは武士道が生き続ける世界、そう、絶山は勝負に負けて生き恥をさらしているのです。トドメを刺されることなく放置されるなどこの上ない屈辱でしょう。貫木や刺々森だって勝負あったと見るや、村山にトドメを刺すように促していました(両方未遂に終わっていますが)。

絶山「くそっ、俺としたことが不覚をとったか…」
うん、今からでも遅くない、どこかの女子高生のように隙を見せた討条の背後から不意打ちくらいはかましてやりなさい。
はいつくばった体勢のまま携帯を取り出す絶山。「プルルルプルルル」とマヌケに響く着信音……
花咲「はいは〜〜いっ」
絶山「作戦は一時中止だ……かなりダメージを負っちまった。グラウンドまで迎えに来てくれ……」

もうこの人を直視することすらままならない。
今のアンタが世界中で一番カッコ悪いよ。

「返り討ちにあった」とは言わず、「かなりダメージを負った」と言っていることから絶山自身も今の自分の有様は自覚しているようです。花咲もまさか敵を一人も討ち取れずに返り討ちにあって這々の体でこの電話をかけて来たとは思ってないでしょうね。

花咲が去った後、安堵のM字開脚座りをする月島さん。やはりリラックスする時はこの姿勢が一番落ち着くようです。
そこへ急いで来たけどもう全部ことが済んだ後のタイミングで到着した刺々森。急いでいたためかズボンのずり落ち具合がリミットブレイクしかけています。気のせいか刺々森を見る月島さんの目線も下寄りです。月島さんとしても、命の危険が去ったと思ったら今度は性的な意味での危険がやってきたと心配したところでしょう。
刺々森「た、助けに来たぜ…」
月島さん「え?」
刺々森「村山がヤバイかもしれねぇ。とっとと行くぞ」
助けに来たのか助けてほしいのかよくわかりませんが、これでももう刺々森は村山、貫木、月島さんらの仲間入りを果たしたわけですね。とりあえず今一番ヤバイのは村山ではなく刺々森のズボンだと思いますが。

そして地下室に残された金蔵。こっちは本当に誰からも忘れ去られたようです。先々週の感想でドリアンのように自我崩壊するんじゃないかとか書きましたが、本当にそうなるとは思いませんでした。しかしまあ、討条に自我崩壊した主の面倒を見るだけの忠義があれば、今後も彼のために山ほどのキャンディーを買ってあげるくらいのことはしてくれるでしょう。



2006/11/15


ジャンプ感想(2006年50号)


ムヒョとロージー

梅吉「――ミック…やはりかなう相手ではなかった!!」
梅吉「…!い…いや!たったひとつある!」

梅吉「肉体の契約で100万パワー+100万パワーで200万パワ―――!!」
梅吉「大砲の加速力でいつもの2倍のスピードが加わって200万パワー×2の400万パワ―――!!」
梅吉「そして遠心力でいつもの3倍の回転を加えれば400万×3の、ミック、お前を上回る1200万パワーだ――っ!! 」


あーっと梅吉が光の矢になったー!



NARUTO




ツナデ「ちょっとシズネ、怖いんだけど!何なのコレ?こ…怖い」
シズネ「さあ…アスマが死んでツナデ様を恨んでるのかも…」


アスマと紅の関係ってはっきりとは語られていませんが、飛・角コンビと戦っていた時のアスマってほんとに「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」の状態だったんでしょうね。結婚間近で恋人に亡くなられた紅がかわいそう…

ナルトが思いついたアイデアとは、影分身の数をもう一体増やすこと。
カカシ「そもそも螺旋丸でさえ、チャクラ放出係と”形態変化”の係の二人組でやってたからな」
ここでカカシが思い浮かべているのって三年前のナルトですけど、あれから三年経ったというのにいまだに一体では螺旋丸のコントロールができていないってことですよね。何も成長してないじゃん。いったいジライヤは三年間ナルトに何を教えていたんでしょうね。

カカシ「オレはお前の事が……ものすごく好きになってきたぞ!」
なに作者の方からエサをばらまいてるんですか。



ワンピース

シャンクスの大物ぶりがわかればわかるほど、そのシャンクスの片腕を食いちぎったルフィの故郷にいた巨大魚ってどれだけ凄い怪物だったんだとそっちの方が気になってしまいます。
そしてシャンクスの顔の傷は”黒ひげ”から受けたものだそうです。別に自分の妻子を殺した妖怪から受けたものではないらしいです。
ところで白ひげの「グララララ…!!!」って、かなり無理して笑っていませんか?

シャンクス「”黒ひげ”ティーチから手を引け!!たったそれだけの頼みだ」
白ひげ「………フフ…グララララ!!」
ほら、今普通に「フフ」って笑おうとしてましたよ。それを強引に「グラララ」って笑い直していますよ。そこまで無理して自分のキャラ作りしなくてもいいのに。



BLEACH

出し惜しみして卍解すらしない一護。前にヤミーと戦った時はすぐに卍解したのに、少しの間に随分と傲慢な性格になったものです。十刃でもヤミーとかルピみたいにショボいのもいることがわかったから舐めてかかるようなっちゃったんでしょうね。

一護「こっちは十刃全員倒さなきゃいけねーんだ…」
今回一護たちが虚園に来たのって「織姫を救出する」のが目的だったはずですよね。いつの間にか目的を忘れていませんか。織姫ともども十刃を皆殺しにしてやれとでも思ってるんでしょうか。
しかもこの発言、自分一人で十刃全員を倒すつもりのようにも聞こえますね。チャドやルキアは仕方ないとして、石田や阿散井すらも戦力には数えていないってことですかね。そりゃあ味方に付いたのが絞りカスみたいな連中ばかりじゃそう思うのも仕方はないでしょうが、ほんと性格悪くなったなあこの主人公。

そんな一護とは反対に紳士な戦いぶりが際立つドルドーニさん。斬魄刀解放も今まで出て来た斬魄刀解放の中ではエドラド・リオネスに並ぶ迫力の攻撃です。触手のおもちゃをぶらさげていただけのルピなんかよりははるかに強そうに見えます。ほんとになんでルピが十刃 6になれたのか、新たな謎が生まれた気がします。
あとでヤミーあたりに「ルピとあたった奴は運がいいぜ。あいつは十刃だってのが信じらんねえ位の出来損ないだ」とか言われるのかもしれません。



リボーン

無惨にもモスカの中で人間サンドバッグと化していた九代目。思わず蛮勇中国人風に「カ…カトオォォォッッ」と叫びそうになりそうな状況にボンゴレ本部も激震、この後逃亡するXANXUS一行をボンゴレ100万で追いつめようとするのでしょうか。



To LOVE る

以前に28号の感想でこんな展開予想をしていたのですが、
>・エロい女性型宇宙人がやってきてリトを誘惑する
>・ララの発明で(犬・猫等の)動物に変身させられたリトが春菜と一晩過ごす
>・ララの発明で小さくなったリトが女子更衣室などでお約束の展開

このうちの一つが実現したわけです。この辺のありきたりな予想は矢吹先生ならば絶対に外すはずはないと思っていましたが、きっちりと押さえてくる手堅さはさすがです。あとの二つについても時間の問題でしょう。
あとセクシーな保険の先生という男子高校生の妄想を具現化したようなキャラクターはこの後も話に絡んできそうですね。チョイ役にしては描写に力入れすぎですし。
保険の先生というと、私は真っ先に『ペケ』の保険医が思いつくんですが。



魔人探偵脳噛ネウロ

P378の2コマ目の放火魔の人が、人なのかズボンなのかわからないことになってますよ。

胃袋に関してはすでに日付どころか年さえも変わっていそうな弥子。
うっかり弥子に「好きな出前を選べ!!」なんて言ってしまった笛吹にはその後の展開を見るまでもなく死亡フラグが見えてしまいました。笛吹は「好きな出前を一つ選べ」というつもりで言っていたんでしょうが、これが弥子の側では「好きなだけ出前を選べ」と認識されているんですね。日本語って難しいですね。

一方ネウロはHALとの対決に必要な道具の調達を早坂兄弟に依頼します。ネウロが「堅実に蓄財」していた資産はこういう時のために取ってあったんですね。そういえば桂木魔界探偵事務所の依頼料の行き先の話が最初に出たのもこの早坂兄弟が登場したパトロン編の時でしたね。

さてパスワードについては、「HAL(と春川)の目的そのもの」ということ以外にもヒントはありました。
ヒント1:HAL(と春川)の目的そのもの
ヒント2:半角英数字で文字数に制限あり
ヒント3:スラッシュ「/」が最初から入力してある

ヒント2はパスワードの入力条件としては一般的なものですが、重要なのはヒント3でしょうね。
「/」が意味することは、すでに作中で言われているように「日付」、「二つの(対になる)単語」の入力などですが、他に「/」が意味することといえば、割り算が考えられます。たとえばwindows付属の電卓を起動すると表示される割り算(「/」)の記号ですね。
「/」が割り算だったという前提で考えて、計算に使われる数字に何が入るかといえば、やはりこれまで何度もキーワードとして登場した「0」と「1」しか考えられないでしょう。
「0/1」(0÷1)
「1/0」(1÷0)
のいずれかが答えになりそうですが、このうち計算式として特別な意味を持つことになりそうなのは「1/0」の方ですね。

a÷0=
の答えを求めよと言われた時に、「答えはない、ゼロで割ることはできない」ということを知っている人は結構いるかと思います。または、「a÷0=∞」と”誤った”解答で知っている人もいるかもしれません。
実際にwindowsの電卓で任意の数を0で割ってみればすぐにわかります。古いプログラムだと答えを「∞」と出しちゃうものもあるかもしれませんが。プログラミングの世界ですと、ゼロ除算といって、0で割ることはやってはいけない処理の一つでもあります。
ただ、ゼロで割ることはできないということは知っていても、その理由までは知らない人も多いと思うので、一応簡単に解説しておきます。

a÷b=c       (例:10÷5=2)
のように、ある数(a)をある数(b)で割った結果(c)が正しいことが証明されるには、

a=b×c       (例:10=2×5)
のように、割り算で導き出された数(c)に割った数(b)をかけた結果が割る前の数(a)と等しくないといけません。

a÷0=c       (例:10÷0=?)
しかし上のようにある数を0で割った結果を求めようとした場合、この結果が正しいことを証明するには、

a=c×0       (例:10=?×0)
であることも正しくないといけません。
しかしここで気付くでしょうが、これはつまり、

a=c×0→a=0     (例:10=0)
という解答を導き出してしまうことになります。
つまり、ある数を0で割ろうとすると矛盾が生じて数式が破綻してしまうので「ゼロで割ることはできない」ということになるのです。

と、ここまできて実はパスワードは春川の誕生日とかだったら予想を裏切りすぎである意味すごいですけどね。





「討条さんは生半可な手練じゃねぇ!」
「相手がかなりの手練じゃないと使わないと聞いた事がある」
「どんな手練だろうと生きて帰った奴はいないっていう話だ」

この世界の人たちは「手練」、「手練」って言い過ぎです。

一方、村山以外からはすでに忘れられていそうな地下室の月島さんですが、花咲の体術(?)の前に苦戦しています。動きが格ゲーキャラっぽいとか言うのは禁止です。
花咲「ヘーーっ。あたしの攻撃をかわすなんてなかなねぇ」
全部当たっているように見えるのは気のせいですか。
そして刀もちゃんと持っていた花咲。『BOY』の主人公のように背中から刀を取り出しました。他にも背中から金属バットとか鍋とか蟹とかいろいろ出てくるかもしれません。これが『To LOVE る』だったら巨乳キャラの特性を不必要なまでにいかして胸から刀を取り出しているところでしょうが、『エム×ゼロ』と同じように絶対領域は厳守する杉田先生、安易なエロには走りません。

花咲の言葉に目から鱗が落ちたような顔をしている月島さん。これまで彼女が自分の武士道を証明するためにしてきたことといえば、真剣勝負に不意打ち横槍を入れて勝とうとしたり、寝ている人間の背骨をサッカーキックでへし折ったりといったようなことばかりでした。ここにきてようやく自分のこれまでの凶行がどこか間違っていることに気付かされたようです。
よく口癖のように「もう女だからって誰にも「弱い」なんて言わせない」と言っていましたが、誰も彼女のことを「弱い」なんて言っていなかったと思います。というか怖くて誰もそんなことは言えなかったと思います。

討条の武器は長刀の居合い(抜き)。先週といい今週といい、討条の攻撃ばかりがやたらとかっこよく描かれていますね。ページ数の割り当てからいっても村山の描写の時よりも気合い入っています。読み切りの『破天荒』からのリメイクキャラですし、作者のお気に入りでもあるのかもしれません。なんかこのまま放っておいたら討条が勝っちゃうんじゃないだろうかという心配までしてしまいますが。そしてラスト2ページの刺々森のズボンも、このまま放っておいたら見えてしまうんじゃないだろうかいう心配までしてしまうくらいに危険域に達しています。



2006/11/10


ジャンプ感想(2006年49号)

『リボーン』



うーん、今回は簡単だとぼくは思っていた。
だって、十代目とヴァリアーは身内だものね。これからもずっとつきあっていかなければならないのだ。この戦いのこたえなんて考えるまでもない。けれど、最近のボンゴレ情勢を、みんながどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこの戦いを始めたのだ。
するとあらら、不思議。結果は三勝四敗だった。

ふー、びっくりした。でも、リング争奪戦の意見はほぼ一点に集中している。
三勝四敗だから、ヴァリアーの負けというもの。それ、ほんとなのかなあ。

今回の結果は数字のうえでは「ツナたちの勝利」派が圧倒的だったけれど、リング争奪戦に参加しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
リング争奪戦はヴァリアーの勝ち。


元ネタ参考→サイレントマジョリティのガイドライン



『ワンピース』

青キジ「お前を島から逃がしたおれには、その後の人生を見届ける義務がある…!!!」
なにこのプロポーズ。
一歩間違えれば立派なストーカーだけど。
ロビンが8歳の時から20年も追い回し見守り続けていたんですよね。一度は『斬』の木下のように勢い余って殺そうとしたこともありましたけど。



『BLEACH』

しっかり監視カメラに映りまくりの一護たち。
尸魂界も虚園も映像、通信技術は存在するみたいだけど、尸魂界で時々出てくる生活様式はテレビも電気もない江戸時代のような暮らしぶり。仕事以外の娯楽や日常生活でハイテク技術を使用することが禁止でもされてるのでしょうか。洗濯物も今だに洗濯板でゴシゴシ洗ってそうだよなあ。
死神の居住区を一歩出て流魂街に行けば、民衆は重い年貢にあえぐ農民のような暮らしをしていたし、昇天してソウルソサエティに行っても、こんなカースト制より厳しい階級制度と貧富の格差に見舞われた世界で暮らさなきゃいけないんじゃあの世になんて行きたくないですね。
いっそのこと虚になって虚園に行った方がよっぽど楽な暮らしができるんじゃないですか。

市丸「バラバラんなったら勝率落ちるで。あの子ら自分の実力わかってんのかいな」
確実にわかっていないのが約一名いますよ。

東仙になついているらしいワンダーワイス。ワンダーワイスがなついているというよりは東仙の「しつけ」の結果なのでしょう。この辺の「調教」のノウハウは、雛森を「自分なしでは生きてはいけない体」にした実績を持つ藍染様からしっかり教わっているはずです。
ところで目の見えない東仙さんは監視モニター室でいったい何をしていたんでしょうね。

雑魚っぽいと見せかけて実は結構強かった 103のおじさん。ウルキオラやグリムジョーの次に強いと言われるとかなり強そうですが、ルピやヤミー以下と言われるとものすごく弱そうに見えるから不思議なものです。しかし、ノリのいい変態的なおっさんを描かせたらこの人は抜群にうまいですね。


『魔人探偵脳噛ネウロ』

疲労困憊でベッドに倒れ込んでいる時の、制服シャツ姿の弥子がなんだか新鮮です。いつもセーターとタイ付きでしたからね。夏場でもシャツのみってことはなかったし、寒がりなんでしょうか。
そしてスーツ以外の服装のネウロもまた新鮮です。他にネウロの着替えパターンが見られたのってコミック一巻のおまけ絵くらいですよね。「服を修復する魔力も残っていない」とのことですが、ネウロのあの服って本物の服なんでしょうかね。それとも魔力で精製された服だったりするんでしょうか。

そして久々にアヤ登場!いつの間にかトゲ看守まで手なづけちゃってるし、アリゾナ州立刑務所の某囚人のように、囚人ながらも刑務所内ではみんなから一目置かれて特別扱いの存在なのかもしれないですね。オリバほどとはいかなくてもゲバルクラスの待遇は受けているかも。朝ご飯の献立が苦手な食べ物だったら一人だけオムレツにしてもらうとか。
弥子のオーバーニーがかなりツボでした。弥子がアヤに「いってきます!!」と言っている時のコマを見た時、まさか『ネウロ』で絶対領域を見る日が来るとは思いませんでした。

ドラム缶とのスリーサイズ比較はデリカシーがないとかいう問題じゃないと思う。

そして意外と早い再登場だった早坂兄弟。この二人のツテを頼るくらいですから、調達しようとしている物も物騒な兵器・火薬の類、おそらく空母へ乗り込むのに必要な物資と思われます。
ところで早坂兄のサングラスの下は今もあの営業スマイルの時の目のままなんでしょうかね。こんないかにも裏の世界の人間という雰囲気を漂わせているのに、サングラスを取ったらニコニコ営業スマイルとかだったらかなり笑えるんですが。ていうかボーボボの兄キじゃん、それ。
ユキまでグラサン常備になっているのがちょっと怖いですね。兄の影響を受けすぎて彼までサングラスを外したらニコニコ営業スマイルになっていたりしないか心配になります。



『銀魂』

「Tomak」かと思った。
この生首との恋愛を成就させないと江戸が滅びるんですね。



『こち亀』


そのうち音も実体化できるはず



『斬』

け…けがをしているだけに決まっている…かるいけがさ…
ほら…しゃべり出すぞ…今にきっと目をあける…
絶山さん…そうでしょ?…起きてくれるんでしょう?
お…起きてくれ!たのむ…絶山さん!!

バ…バカな…
か…簡単すぎる…
あっけなさすぎる………

討条「ま!人生の終わりってのはたいてーの場合、あっけない幕切れよのォー」
討条「不覚の一言もなく死んでいくのが普通なんだろーねぇー。ヒヒ…悟ったよーなことをゆーよーだがよォ〜〜」


絶山先輩やられちゃったよ!何週も前から伏線はってたのに、戦ったら一週で倒されちゃったよ!!
しかも今週の絶山先輩の言動、小物臭漂いまくりです。「オレ、この戦いが終わったら結婚するんだ」と同じくらいに負けを予感させる台詞の数々…
あと剣の使い方間違ってるよ先輩!そのデカくて先端の平らな大剣、どう見ても「突く」用途には向いていないよ。
なんてこった…かっこいいキャラだったのにこんな武器の使い方もわからない噛ませ犬だったとは…
しかし、最後の絶山が討条に斬られるシーンはかっこよかったですね。そこにいたるまでの戦いぶりがもう少し白熱していればもっとよかったんですが。

さて話は最初の方に戻りますが、金蔵の豹変ぶりが違う意味で怖すぎます。「討条はどこ行った」と幼児退行を始める金蔵坊ちゃん。討条と二人っきりの時には変なプレイもしているんじゃないかと余計な心配までしてしまいます。
金蔵「首は蹴られて痛いし僕ちん怖いよぉ〜〜っ!」
いやアンタ、「痛い」とかで済むような蹴られ方じゃなかったよ。花咲も首の骨を折る勢いで蹴りを入れた相手がサロンパスでも貼っときゃ治るような口ぶりなのに焦った方がいいですよ。
そんなわけで公然猥褻カット男は完全に戦意喪失。下手したら『バキ』のドリアンのようにあっちの世界に行ってもう帰ってこない人になっているかもしれません。
討条「坊ちゃん…俺がキャンディを山ほど買ってやる」
金蔵「ホント!? ホントに!? 」
討条「好きなだけ買ってやるさ(涙声)」

さて、そんな風に脳が自我の崩壊を選択した金蔵を尻目に、月島さん対花咲のドキ!女同士の真剣勝負が始まりました。しかし花咲の方は素手なんですが、これでも法律上の真剣勝負も成り立つんでしょうかね。
月島さん「……ハンデよ…」
これ、素手の人間に対して武器を持っている方が言う台詞じゃないと思いますが。



2006/11/3


ジャンプ感想(2006年48号)

『アイシールド21』

今週、雲水、サンゾー、悟空の他にも神龍寺の面々がいないか探し回ってしまいました。
一休は来なかったとして、阿含はどうしたんでしょうね。泥門に負けて「火が付いた」ようなことを言っておきながら、また女遊びで練習にも来ないとかだったら雲水も報われないだろうなあ。あの時も「次は絶対勝つ」、「お前ら俺の足引っ張るなよ」と言っていただけで、別に「俺真面目に練習するよ」とは言ってないですからね。

「巨大弓」の正体は進の攻撃守備両面出陣。つまり進には「お前死ぬ気で働け」ということみたいです。それとも分身して「ダブルスでいくよ」をやれということでしょうか。
普通ならそんなにコキ使って体力持つのかという心配をするところなんでしょうが、阿含や進のような属性に「天才」が付いている人間はスタミナ無限大という能力補正がかかるので、フル稼働させても問題ないのでしょう。

メイド服、大田原の方が似合っていると思ったのは私だけでしょうか。



『ワンピース』

コビーとヘルメッポって何年ぶりの登場ですかね。扉絵連載をのぞけば、リアルタイムではもう10年近く経っているわけですが、作中の時間はあれからどれだけ経っているんでしょう。作中でも5、6年も経過していればこれくらい成長していてもおかしくはなさそうですが。『ワンピース』では数日間の出来事が一年以上のことに感じられたり、時間の感覚がおかしくなるので判断が難しいです。ロビンも実は、ルフィたちの仲間入りしてから本編で語られていないところで5、6回お誕生日を迎えていて、すでに三十路を越しているのかもしれません。
まだ成長期の途中にありそうなルフィの外見にあまり変化が現れていないので、コビーとヘルメッポ二人の成長期ぶりが凄まじいのか、ルフィの身体的成長のしなさぶりが凄まじいのかわからないですね。
後者だったとしたら、これきっと、何度も体を引き延ばしたり骨に空気を入れて膨らませたりしていた後遺症ですよ。グランドライン後半にさしかかる頃には、ルフィも白ヒゲのように常時介護体制でないと旅を続けられない体になっているんじゃないでしょうか。



『BLEACH』

ウルキオラ「…気になるか。随分と気の小さいことだ」
待ち伏せして絡んできた頭にウチワを付けた人の腕の下をそのまま通り抜けるウルキオラ。ウルキオラはウルキオラで自分の身長が随分と小さいことを気にしていそうです。
ノイトラのウチワはおそらく、エリマキトカゲのエリマキ的な役割を果たすものなのでしょう。知っての通り、エリマキトカゲのエリマキは、自分の体を少しでも大きく見せて相手を威嚇するためのものです。そりゃあウルキオラからも「気の小さいことだ」と言われてしまいますよ。

手心加えまくりと思われていたウルキオラの行動は、ちゃんと「考えられていた」藍染の策でした。
ウルキオラ「馬鹿じゃねえの?藍染様がそんな間抜けな策を考えるわけねえだろ。ちゃんと計算されてる。角度とか」
完璧な策です。織姫が馬鹿だという前提で成り立っているのがアレですが。



『NARUTO』

三段階の過程を経て達成される暁の目的。それは…

第一段階:金
具体的な暁の活動:賞金首狩りなどをして真面目にコツコツとお金を稼ぐ
第二段階:忍び世界初の戦争請負組織を作ること
具体的な暁の活動:合法的で正しい手段で組織を立ち上げる(予定)
第三段階:世界征服
具体的な暁の活動:暁の戦争請負組織を世界的に認められる公的機関にする(予定)

なんかこうして見ると暁のみなさんにはがんばってもらいたいと思ったわけですが。国のために命がけで働いた末に職を無くしたかわいそうな忍たちを受け入れようともしていますし、いいヤツらじゃないですか。
暁の活動立ち上げのために犠牲になった賞金首や人柱力の人たちには仕方ないと諦めてもらうしかないですね。
賞金首の人については、高額な懸賞金をかけられるってことは、それだけの恨みを人から買うようなことをしていたってわけだし、あのアスマ先生も若い頃はそれは非道なことをしていたのかもしれません。
人柱力については、暁の人たちはただ人柱力から尾獣という物騒なシロモノを抜き取っているだけで、命まで奪うつもりは毛頭ありませんでした。悪いのは尾獣を抜かれたら人柱力も死ぬという迷惑な封印をかけた人たちの方です。

飛段の願いっていうのは、「暁」が世界征服した暁には(シャレではない)、ジャシン教を世界中の国教にして普及させることとかですかね。


『リボーン』

「まるで戦場ではないか!」
当たり前すぎるお兄さんのツッコミに笑ってしまいました。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

東京湾に侵入した原子力空母で脅しをかけるHALの出した要求は二つ。
「自分と空母に危害を加えないこと」
「自分に世界中のスーパーコンピューターの使用権を与えること」

「私自身まだまだ性能をパワーアップしたくてね」と言っているということは、HALが空母への搭載が完了したことは自分の防衛を完璧にしただけのことであって、HALの最終的な目的にはまだまだ到達していないということですね。

魔界能力の連続使用でもう立つことすらままならないネウロ。
「魔力が尽きたようだな。体力の低下をカバーできなくなっているのだ」
「体力の低下」とは、次第にネウロの体が人間に近くなっていることを言っているのでしょう。しかしネウロの魔界能力と魔力は変わらず残っていたわけですね。『ダイの大冒険』の老バーンみたいなものですかね。ネウロの自己修復機能も魔力によるもの、例えれば自分にベホマをかけ続けながら戦っていたようなものなのでしょう。
魔界の『謎』を解き(くい)尽くしたネウロが地上にやってきた理由は、より上質の『謎』を喰いたいというグルメ的な理由だと思っていましたが、『謎』を喰うこと=自分の魔力、ひいては自分の生命維持にもつながるとなれば、実はかなり深刻な理由で地上にやってきたことになりますね。ネウロ自身が言ったように、本当に「飢えた熊が人里に降りてくるように、『食料』を求めて」地上にやってきたわけです。

弥子「せめて何か、そう、ヒントとかないの!?」
HAL「敵にヒントを求めるとは何とも都合がいい」
そりゃそうだ。
HAL「桂木弥子、君はどこまでも人形だな」
この人もネウロと同じで言葉責めが好きなタイプですね。

HAL「何より言ったところでわかりはしない。パスワードは私の目的そのものだ



ヒント教えてるよ!!
言葉責めのあとに見せたこの優しさ!!これでは百戦錬磨の大食い女子高生でも落ちる!!

ネウロが動けるようになるまでの三日後、HALを倒すための最後のチャンスと自分の命運を弥子に託したネウロ。弥子のバックに「日付が変わりかけようとしている時計」が描かれているのが心憎い演出ですね。

最後のページ、二人の顔が近い、近いよ!



『テニスの王子様』

別の意味で無法地帯と化している試合場。アフロを付けて試合をしても、試合中に相手チームのコーチにボールぶつけても、試合後に対戦相手の髪の毛をバリカンで刈っても、誰一人として止める者もいない危険地帯。ある意味『斬』の現代以上に危険な世界です。なんでこの世界の審判は選手に何一つ注意をしないんでしょう。コートの中でどんな異常事態が起こっても何一つ動じることなく機械的にゲームの進行だけを続ける審判が一番不気味です。

「ペアを組んでから私生活でも試合以外は一瞬たりとも離れた事は無いでぇ」
ここはツッコムべきところなのか…

奈良「おふたりさんよ。覆面レスラーがメインのマスクの上にかぶるオーバーマスクをご存じかな!?」
桃城「ど…どういう意味だ!?」
奈良「オレはメインのカツラの上に、オーバーカツラというのを付けているのだ」



『To LOVE る』



萌えとかエロに関する発想がオヤジ的方向に向かいつつある矢吹先生。
売れなくなったアイドルのように脱いで気を引こうとする痴女に、体にクリームを塗っただけの格好に何の疑問も抱かない痴(呆)女の対決です。世紀の痴女対決が今ここに始まりました。


『斬』

絶山剣舞に花咲さん。ようやく新キャラ二人の名前が分かりました。名前が分からないまま「新キャラ」と呼び続けるのも不便だったので、もう少しで仮名で「クラウド」、「ティファ」と呼ぶところでした。

なんといつの間にかブラックリスト入りしていた月島さん。主人公が騒動を起こして狙われる身になる漫画は数多あれど、ヒロインの方が問題児で狂暴で不意打ちばかりしていてサディストで、ブラックリスト入りしてしまう漫画は少ないでしょう。すでに理由を教えてもらわなくてもブラックリスト入りしていることに納得してしまっている自分がいますが。

金蔵も月島さんも「ブッ殺す」と言う花咲。そんなこと言ってるとまた絶山先輩に怒られますよ、「「ブッ殺す」…そんな言葉は使う必要がねーんだ…『ブッ殺した』なら、使ってもいいッ!」って。
それにしてもこの子、絶山先輩と一緒にいる時と一人になった時ではまるで態度が違います。「幽霊が怖い」なんて言ってたのもやっぱりウソだったのでしょう。おそらくは先輩の気を引くためのでっち上げと思われます。肝試し大会で怖がる女の子が男の子に密着、的なシチュエーションを期待していたのに、予想外に先輩が乗り気でないのが不満だったのでしょう。
あと骨折してそうな勢いで首を蹴られて血ヘドまで吐いている金蔵くん、それでも元気に立ち上がってかすり傷しか負っていない月島さんを人質に取ります。実は結構強いんじゃないですかこの人。

貫木「あんだとこのハダカ野郎コラァ!」
刺々森のことを露出狂みたいに言う貫木。やっと読者がずっと気にしていたことにツッコミを入れてくれました。彼もいつジャンプでは出してはイケナイものがこんにちはしてしまわないか心配でしょうがなかったのでしょう。
そんな風にハダカで村山に担がれていたことに貫木が嫉妬しているところへ、現れたのは討条、ならぬ絶山の方でした。
絶山の狙いは刺々森一人。もう彼は金蔵ファミリーを抜けたと言っても「悪は悪」と、見逃す気はない絶山。どうも刺々森のことを猥褻物陳列罪かなにかのように見ているようです。刺々森も篭がなくなったことよりももっと別のことを気にした方がいいと思います。
そこへ刺々森のズボンを直してあげるために現れた討条。
三つ巴の戦いに、敵同士に挟まれた村山たち、この展開はちょっと予想外でした。このままどう戦っていくのか、かなり気になりますね。